つい先日の
絶賛絶不調祭りの日に出会った、
最幸な美味しさの
ベトナムのサンドイッチ『バインミー』。
もともとは
パンそのものが大好きだった私。
そのパンと、チーズとが醸し出す文化が大好きすぎて
ソムリエールとして働いていた時もありましたが
その時その時の気持ちによって
しばらくパンの文化からは遠ざかり
小さな『パン愛』状態。
それが
ここ最近
再び着火され、
その魅力に改めて取り憑かれています。
本来
パンが
サンドイッチが大好きな私。
特に
ベーグルが好きゆえ
サンドイッチが好きゆえに
ベーグルへの愛も沸騰しておりましたが
ここしばらく、
サンドイッチからは
なんとなく
遠ざかっていました。
んーーーーー
特に理由はなく
単なる嗜好の変化だったと思われます。
が
一つ大きな要因！
噛みごたえがあるサンドイッチを食する際に、
大切なのは
何でしょう？？
それは
前歯へのダメージ避け作戦。
私は
患う癌と併せて
前歯を義歯にしていて
その前歯を守るべく
硬いものを
『ザクザクっ』
と
心地良く噛み砕くことは
１０年ほど前から
『強く禁止』
『もしくは限りなく避ける』
と、されています。
口の中が切れそうになるような
バッキバキの、
クリスピーなバゲットで作られた
心から愛するサンドイッチは
『噛む』
という観点からすると
完璧に『アウト』で
食べられないのです。。。
必要以上に
歯が欠けやすいので。
ザクザクな歯応えを
感じるのが
ただただ
好きなのに。。。
だからこそ
噛み砕くことが不要な
流動食を楽しむ機会を与えられているのですが。
もともと
普通の
薄切りの食パンで挟まれたサンドイッチには
全然興味がなかったのですが
（個人の好みですので、あしからず）
それでも
野菜が食べたいがゆえに
機会があれば食べています！
そして作っています！
バリ島でも・・・
お仕事で作ったりしました！
今から３０年ほど前に
交換留学生として訪れた南仏で口にした
サンドイッチに
倒れそうになるくらいの
美味しさのパンチを受けました。
いわゆる、『カスクルート』。
貧乏学生だった私が
自分へのご褒美として
南仏の文化を心から愛おしむツールとして
いつも頼んでいたのは
お気に入りのお店で提供されていた
一番安い
『ツナとオリーブのサンドイッチ』。
焼きたてのバゲットに切り込みを入れ
そのパンの間に
オリーブオイルやら
粒マスタードやら
を
ざっくりと贅沢に塗り
大きくカットされた塊のツナのオイル漬け、
レタスと玉ねぎ、スライスしたトマト、
そして
南仏ならではの
オリーブを酢漬けにされたもの（いわゆるピクルス）がたっぷり追加され
『Bon appétit!（ボナペティ！）』
（フランス語で『召し上がれ！』の意）
そう言って渡してくれたサンドイッチは本当に美味しかった。。。
毎日の生活費は節約しつつも
ここのサンドイッチが食べたくて
通っていました。
途中から
オリーブやツナを
『内緒だよ😉』
と増量してくれたり。。。。
ある日。
学校の学びについていけなくて
苦しくて
公園で泣いていたら
たまたま
ここのお店のお兄さんが通りかかり
『俺が作るサンドを食べてるんだから
大丈夫に決まってるだろーー』
とハグされ励ましてもらったり。
懐かしい彼との写真。
私にとって
サンドイッチは
美味しい
という
以上に
愛ある食事の一つ。
初めて留学した南仏での
かけがえのない記憶の、一つ。
そんなサンドイッチを作るときは、切なく優しい気持ちに満ち溢れます。
サンドイッチに大活躍の自家製ツナのレシピはこちらからどうぞ💗
フランス留学中の30年前に現地で購入した本を筆頭に
毎日、
物心ついた頃から手にしている
サンドイッチ本を眺めながら・・・
このところ愛を注いでいるベトナムのサンドイッチ『バインミー』専門の本にワクワクしながら
サンドイッチ・・・
愛してやみません🙏🏽💗💗💗
愛をもって
何かに対し。
そして
『ある』ことに感謝を。
misako