『PTAをけっこうラクにたのしくする本』大塚玲子 (著)
少し前に拝読しました。

PTA問題を考えざるを得ない状況になって以来10年くらいになり、やっぱり、『問題の根源は強制加入にあるよなぁ』と特定した気になっている私としては、P182~P199が最初に読んで欲しいページであり、そこを読んだ後で前に戻って読み返して欲しいなぁと感じています。
強制参加を温存したまま、ラクに楽しくPTA活動に参加できる人をいくら増やしたとしても、ぐちゃぐちゃのどろどろの状態が中で発生してしまえば、息が詰まる恐ろしい団体になり兼ねなくて、安心してPTA会長やらPTA会員なんてやってられないのですよ。
『素晴らしいPTAと修羅場らしいPTA』で、隠れた人気コンテンツ『PTA非加入の意思表明書(雛形)』というのがあります(これは、HNいっこくさんという方が中心になって作ってくださったものです)。
 少なくとも以上の二点が確立されることによって現状が改善されなければ、PTA会員となった私自身が、他の方の権利や自由を不当に侵害することになるでしょう。
 それは私の良心に反することです。
 逆に、現状が改善されて上記の二点が確立されたならば、日々の生活に追われる弱い立場の私でも、PTA活動に参加できると思います。
これですよ、これ!

 という訳で、PTA問題のキホンのキをP182~P199で押さえて置いていただいたのち、他のページで、PTAに入ったことの無い方は、PTA活動ってこういう改善をする余地のあるものなのね!?とビックリしていただく。
 PTA活動に関わっている方は、改善の可能性を探ってみる感じが良いのではないでしょうか?
 と、いうのが私のお勧めしたい読み方です。

 P139 F 校長「PTA はお金だけ出して、あとは黙っていて欲しい」とか、非常に興味深い声も書かれていて、貴重な参考文献になると思います。噂には聞きましたが活字になるのは珍しいのではないでしょうか…。