大災害と在庫管理 | 依田会計IT室長によるOBC奉行活用術

依田会計IT室長によるOBC奉行活用術

OBC商蔵奉行を中心とした奉行シリーズの最新情報や活用方法を紹介しつつ、中小中堅企業の経営とITの融合を目指してみたり、みなかったり。。。

東日本大震災では、発生後10日が経ち、死者・不明者が2万人を超え、


いまも福島第一原発でも予断を許さないという、未曾有の自然災害となった。



すでに10日が経つにもかかわらず、被災した地域を含む東北地方や茨城県には



運送会社が入れない状態となっている。直接被災していなくても、近隣に地域では



食料やガソリン、その他の物資が全く入ってこないのだ。



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このような災害を考慮した場合、在庫管理はどのようにすべきだろうか。



近年、在庫管理を徹底し、サプライ・チェーン・マメジメント(SCM)の発達により、


在庫をぎりぎりまで抑えることができるようになってきている。


もちろん、安全在庫やリードタイムを考慮して、在庫保有日数を調整していることだろう。


今は分からないが、数年前のDELLでは在庫日数が4~5日程度だったらしい。



もし、今回の東日本大震災の被災地からをDELLが部品供給を受けていたら、


出荷停止になってしまうということだ。もちろん、DELLは一箇所だけでなく、


世界中から部品を仕入れ、生産しているので、直ちに出荷が止まることはないだろう。



ということは、あまり在庫を減らしすぎないほうがよいのか?!



在庫を減らしすぎていないかを調整するための在庫数量が、「安全在庫」だ。


おそらく今回の震災を受けて、多くの企業では安全在庫を増加しようとするのではないか。


これは確かに、災害時の一時的な需給バランスを調節するために重要なことではあるが、


過度な安全在庫の増加は、在庫管理の目的を忘れ、資金の固定化を生む。


よって、慎重に行うべきである。



自社にとって、それぞれの商品の安全在庫はいくつなのか。。。



直接被災を受けなかった地域の方は、ぜひこれを教訓として、


社内で話し合ってみてはいかがでしょうか。




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弊社では、商蔵奉行を中心とした販売管理システムと在庫管理のアドバイスを

行なっています。なかなか自社だけではうまく解決できないという経営者の方は

一度ご相談ください。


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