母の使命 ~視力0,1以下~ | オンブと抱っこでお出かけさっ!

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2008年9月生まれの男女双子の母です。
いいかげんな日々の暮らしを後悔?いや、公開してしまえ~!

このところ、ブログからちょっと遠のいていた私であった。



相変わらずDVなムスコとの戦いの日々で、

なんとなく書く気が起きなかった、オツカレモードな私であったが、

気がつけばもう年末。

今年も残すところあと2日だ。


あれから連日、

色々な方法を試したみたものの、

未だあまり劇的な変化は現れず、

まだ善悪もつかぬムスコをその都度叱っている私が、

かなりの心的ダメージを食らっていた。


それ以上に褒めてやろう、たくさんHUGしようと思っているのだが、

いっぱい抱きしめても、

なんだか叱っている分が埋められていないような気がしてしまうのだ。



こんな時期にこんな気持ちになっていては、この先乗り越えられんぞ、と、

今更ながらに母という大役に、ズシっと重みを感じている私である。


私よ、まだまだ 甘い 甘い。

しっかりせにゃあ。




そんな母の苦悩も横目に、

二人は日々成長している。



このところのムスメのブームは、「棚を開ける」。

今まで開くことに気付いて居なかったので、

シメシメと心中ほくそ笑んでいた私であったが、

ついに発見しまったのだ。
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洗面所の扉を開け、

彼女の大好きなバブをゴソゴソと物色。

そして、何色かある中で、ピンクだけを選って持って行くのだ。


リビングまで大事そうに抱えながらポテポテと歩いてきて、

しばらくそれで遊んでいるのだが、

取り落としたりして手中に無くなると、

また洗面所までポテポテと移動を繰り返す。



そんなムスメにくっついて移動しているムスコ。


ムスコの方が動きはかなり素早いのだが、

ムスメ大好きな息子は、つねに彼女のそばにいたいらしい・・・


オンブと抱っこでお出かけさっ!-091225_1944~01.jpg
もうビッタリなのである。



最近思ったのだが、

ムスコの叩く理由は複数あって、

その中の一つに、

ムスメが好きが故叩いているのではないかと思うときがある。


ムスコはいつもムスメを気にして、

ムスメの行動をいつも見ていたり、つられて笑ったりしているのに、

逆にムスメ→ムスコのその行動はあまり見受けない。


ムスコはそんなツレないムスメにかまってほしくて叩いているのかも知れない・・・

そうだとしたら、私は叱っていいのだろうか?


いや、叩くことは決して良くないことなのだ。


・・・

こうして私の心の中では葛藤が耐えない訳である。




さて、

バブ泥棒のお話に戻るが。



ムスメのブームが「棚を開ける」に対し、

ムスコのブームは「棚を閉める」なのである。

何でもかんでも閉めて廻るのだ。



すすいだ食器を、食洗機へ入れようと扉を開けておけば、

慌てて駆けてきて、閉める。


食器をしまおうと、食器棚を開けておけば、

慌てて駆けてきて、閉める。



こんな調子で、真逆な双子であるが・・・



ムスメ大好きなムスコは、

ムスメの行く先をくっついて行き、

ムスメが開けたものを閉めて廻っているのだ。


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コソドロさんの脇で、

右側の観音開きを閉めるムスコ。



これは、あれか?



ムスメが好きなあまり、

コソドロと化したアイドルの罪を隠蔽しようとしている、

熱烈なファンクラブ会長なのか??



それなら、愛しのアイドルを殴らないでほしい、会員番号000番 会長・・・。

「可愛さ余って憎さ100倍」なのか??


ストーカーに豹変するギリギの人間模様を見ているような、

年末の我が家であった。



しかしどうも、ここ最近の世俗的には、

「タレントの罪を必死でカバーしようとするマネージャー」

に見えなくもない・・・。お塩さんかっ?!

いやいやそりゃイカン。

マネージャーも証拠隠蔽の罪で有罪である。




こうして、家にいると、

日に日に悪さも増えてくる二人。



たまらず散歩でも、と外出して帰宅した、昨日の昼下がり。



ベビーカーから一人づつ降ろしていたとき、

お隣との外壁に、見慣れぬ黒い影が私の目に飛び込んできた。



蜘蛛か?。

しかし、それにしてはかなりの大きさがある。



・・・

これはまさか!!

タタタタ、タランチュラなのか?


あの毒持ちで有名な、

巨大クモがまさか東京に!!!


どっかの家から逃げてきたに違いない。



一瞬、双子を抱えて怯む私。

しかし、私は母。

二人だけは、身を挺して守らなければ!

とにかく早く二人を家に入れよう。

そして、どこかに連絡しなければ!!


警察か?!いや、消防なのか?!

それとも市役所か?


なんと電話すればいいのだろう?

「あの~、すみませんが、

うちの庭先にタランチュラが出たんですけども?」

で良いのか?

「はい??」と聞き返される確率は100%であろう。

電話に出たのが外人だったら、「パードン?」と言われるであろう。

混乱した頭に余計な思考が炸裂してくる。



しかし、とりあえずその物体を正確に把握してから電話しなければ・・・



ゆっくりゆっくりとその物体に近づいてみる。

タランチュラが、その鋭い牙をむき出しに、

飛び掛ってくることを想定して、

常に踏み切り足には重心を乗せている。

かなりの引け腰だ。

三十ウン歳にもなれば、もう瞬発力には自信がない。



恐る恐る近づく・・・



・・・?


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ん… ・・・?



なんだこらーー!


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コンタクトをせずに散歩に出かけてしまっていた、

視力0,1以下な私であった。



全く持って人畜無害な「クワガタ」ではないか。

私の勇気とムダな想像力を返してくれ。


はっ?

クワガタ・・・?!

なぜにこんな季節に我が家に??



真冬に現れた、不思議な来訪者。

コイツは何か意味があって私の前に現れたのだろうか?


その大きな左右のツノで、

「チャンスを掴めよ・・・フッ」

って感じか?



ホゥッ!これはもしや!!

宝くじが当たるのか?!

そうなのか?クワガタちゃんよ?



その答えは大晦日に現れる。


当たっていなかったら、

きっとこのクワガタの言いたかった事は、


「そんな無駄な宝くじ、このツノで挟んで破いちゃる!」


ということを言いに来ただけだったのであろう。



『クワガタちゃん 我が家に幸運 知らせてね』


Yocco、心の俳句である。


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