遂に列車はモスクワに到着。何とかメトロに乗り、ホテルに辿り着いた後、市街中心部でジオ後、空路モスクワ入りした奥方を空港で無事に出迎え。ヨーヨーよ、でかしたぞ!の日に。


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午前2時半頃、今回は訪問する時間がない古都、黄金の輪の一つウラジーミルに列車が到着。列車から教会や聖堂が見えるというので到着前よりカメラ構えて準備。結局、駅出発後の1、2分の間幾つもの寺院の頭頂部の部分が薄明かりの中に見えたもののそれなりの写真を撮るに至らず。


ウラジーミルの教会?聖堂?の頭頂部


少し寝て起きるといつものように列車の後方部の地平線が明るくなり、白樺の幹の間から陽の光が差して来た。


明るくなった


白樺の幹の間から陽の光が差す

ガイドブックのシベリア鉄道旅行記に、その情景が実に美しく書かれて文章がある。残念ながら全文は上げ得ないが、「シベリア鉄道で一番印象に残っていることは「朝」、、、真っ暗な闇がうっすらと淡くなっていく、、、、そのうち青が明るくなって、、、、日が出てきたら朝霧だ。眺めていると時間を忘れてしまうほど。そして、、、、」これは初秋の9月のこと。

一方、今は7月上旬。時期的にはどうかなって思ってたら、乗車最後の朝、短時間ではあるが、その朝靄に出会った。あっ、これなんだな、その筆者の心を打ったものは。その風景と感動を共有することが出来、筆者の旅行記が一層身近なものとなった。


朝靄


モスクワに近づくにつれ、民家が増えていく。それでもかなり減ってきたというものの、白樺、樅の木、赤松も登場。



そして、モスクワ、ヤロスラヴリ駅到着まで後30分、、辺りは殆どが建物になり、そして定刻に到着。

ヤロスラヴリ駅(モスクワ)に到着


ヤロスラヴリ駅


近くにあるというメトロのコムソリースカヤ駅を見つけ出し、チケット売り場でガイドブックのチケットの写真を示しながら手振り身振りで11回回数券を入手。宮殿に見間違

うほどのメトロの駅の中で、手振り身振りで誰彼お構いなしに聞きまくり、途中一ヶ所地下鉄を乗り換えて、驚くべきことにスムーズにホテルに到着し、チェックイン。時は午前7時半頃。



中央がホテル。手前が夕食をとったレストラン


夕刻空港に到着する奥方を迎えに行かなくては、でも時間に余裕がある。ということで、メトロで街の中心部に近いチアトラーニキア駅まで行き、後は足を使ってのジオキャッシング。

メトロから出ると、そこは可愛く洒落た雰囲気の街。

チアトラーニキア駅を出たら








そこらを歩き回って、発見はわずか2つ。後で気付いたが、2つ目はボリショイ劇場の横、赤の広場に近い所であった。


ジオゲット


ジオゲット(画面左外にボリショイ劇場がある)



さあ、奥方を迎えに行かなくては。ところが、メトロの駅が分からない。そう、レンタル中の頼みの綱のWi-Fiがホテル到着後より突如スイッチが入らなくなっており、マップが開けない。焦りながら、数人に聞きまくる。中に1人、綺麗な発音でI cannot speak Englishの言葉を残して立ち去る男性もいたが、総じて親切。結局最後に聞いた男性がメトロへの入り口まで約50メートル程であるが、連れてってくれた。


これにより、無事にメトロに乗り、ベラルーシカヤ駅で降り、近くのベラルーシ駅でエアポートエクスプレスに乗り換え、シェレメチボ空港に到着、今朝、成田を発った奥方を迎えることが出来た。

身振り手振りで良くやった!天晴れヨーヨー!


ベラルーシ駅

エアポートエクスプレスでシェレメチボ空港に到着


一方、奥方、、不安いっぱいの顔をして税関から出て来たが、我が顔を見た途端、満面の笑み。私のことを、日頃、ボケてんじゃないの? 痴呆症進んでるよと、事あるごとに言ってるが、今日ばかりは、頼もしい存在に思えたに違いない (と思う)


空港出迎え成功

そうして、奥方を、あたかもモスクワ在住の人間の様な振る舞いで、ホテルに案内。


夕食はホテル近くの感じの良いカジュアルそうなレストラン。

兎にも角にも、今日成田を出て空路で来た奥方を、陸路を11日走って、モスクワの空港でキャッチするという、後期高齢者になんなんとする、いやそれにはまだ年数はたっぷりあるけれど、年寄りにとっては超難題をクリヤーし、、かなり大袈裟?、、ロシアビールでかんぱ~い!



超難題クリヤーに乾杯


料理は代表的ロシア料理のペリメリ、小エビの油揚げ、ピザ。ロシアビールで乾杯し、美味しく食べたのは良かったが、予想に反し少々散財。でも、ほんとに良くやりました。もう、ボケ老人とは言わせないぞ!



ペリメリ

小エビ

ピザ