最後に | 独航録 ~ N予備校講師 中久喜 匠太郎

独航録 ~ N予備校講師 中久喜 匠太郎

N予備校英文読解講師中久喜のちょっと真面目なブログです。
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そういえば今日が名実ともに代々木ゼミナール講師としての最後の日だと気づき、あわてて感慨にふけってます


写真は2009年の冬期から開講したオリジナル単科ゼミで最初数年間、生徒達に書いてもらった授業アンケートの山。まだ持ってますよ~。いつまでも持っていますよ。


生徒達の厳しい声ほど私を成長させてくれたものはありません。


駆け出しの頃、「あいつの話はテンポが悪すぎる」とネットに書かれているのを見て、悔しくて悔しくて何度も自分の講義を録音して家で聴いて、話芸の研究をしました。


数年後、高校の特別講義で「話のリズムが良くてどんどん頭に入ってきた」と激賞してくれているアンケートを見た時は飛び上るほどうれしかったです。


オリジナル単科ゼミは夢だったので、本当に楽しかったなあ。広島校で100人部屋の全員が爆笑する瞬間とか、津田沼の冬期で60人しか入らない、しかもマイクが使えない部屋にきっちり60人入れて5日間生声で講義したこととか、絶対に90分で終えるから宣言しといて平気で110分授業しても誰も嫌な顔ひとつせず聴いてくれてた(内心はそうじゃないだろうけど笑)こととか、いろいろ懐かしく思い出されます。


いつ代ゼミ講師でなくなったのかなあなんて詮無いことを茫茫と考えてみたら、それはやっぱり今日だろうとか、皆さんに発表した1月末だろうかとか、移籍を代ゼミに報告した日かなあとか、ひょっとしたら行っている校舎5つのうち4つを奪われた1年前に終わっていたのかなあとか、いろいろと思いはめぐります。けれど、明日以降代々木ゼミナール講師を名乗ることはありません。


あらためて卒業生の皆さんに心からの感謝をこめて。私が英語講師としての全てをかけて紡いできたオリジナル単科ゼミ「Extreme~難関大英文解釈」はどの予備校のどの先生のどの講義にも絶対に負けない自信があります。皆さんの英語力だけでなく、思考の土台、闘う知性、客観と思いやり、いろんなものを鍛え上げてきた自負があります。世界を、日本を、そして何よりあなたにとって一番大切な人達を支えられる人になってください。忘れてはいけない、アクターはあなたです。


代々木ゼミナール講師としての発信はこれでおしまいです。



※ 移籍先についての質問をかなりもらっているのですが、今はまだ言える段階にないのでしばしお待ちください。ものすごいことができそうな期待でいっぱいです。ご期待あれ!