ドキドキしながら街をでる
アイスランドへは、「オーロラみにいきたい」という天文男子ゴンタくんのリクエストに付きあった(えらそうに。笑)感じだったわたし。
ゴンタくんはそれはもうオーロラがみたくてしょうがなかったようで
後で知ったのですが、先週末をえらんだのも、過去のデータをみて平均降水量や日照時間、さらに新月にあわせて(そっかー!そこ大事だわ)のことだそうで、旅行前もオーロラフォーキャスト(そんなんあるんや。笑)を日々チェックしていたそうです・・
けっこうがんばった
*渡英記念日がアイスランドだったこと、たまたま週末旅行がここになっただけとか呑気に・・ごめん・・
それで見れなかったら、ゴンタくん可哀想だった・・ほんとみれてよかった><
本人も気落ちしただろうし、私に見せれなかったということでもダブルで凹んだだろうし
たった2泊の弾丸アイスランド。運よく2日とも見れたのですが、友人から
「オーロラは最低3泊しないと見れないという伝説が」
「ゴンタトラベルいいな~」(笑)と言われ、ゴンタくんにもあらためて感謝でした。
ということでオーロラ探しのキロクを。
***
早朝のフライトでロンドンを発ち、3時間後にアイスランドに到着したわたしたち。空港でレンタカーを借りて、魚介のスープと Trout(ます) のソテーをお昼にたべて、最初の非日常の洗礼をブルーラグーンにて。
そのあと、「地球上で最北端の首都」Reykjavik(レイキャヴィク)までドライブ、評判のお店で晩ごはん。レイキャヴィクは北欧風のかわいい街♡ お店もとても素敵でした。
ディナーのあと、レイキャヴィークからシンクヴェトリル国立公園(世界遺産)の方面へドライブ。
わたしたちが泊まったのは、その国立公園にわりと近い、ちいさなゲストハウス。街じゃなくて山のほうに泊まるのはゴンタくんのこだわり。
部屋からオーロラをみれる可能性もあるし、空をみて、すぐ車に飛び乗ってオーロラを追いかけれるから。
ゲストハウスの目の前
視界がひろい、空がひろい。縦にも横にも空間がひろいって気持ちいい
チェックインをして、キッチンや冷蔵庫の食べ物(あさごはん)の説明をうけて、コーヒーをいれておばさんが焼いてくれてたオレンジ風味のバターケーキを食べて
これが美味しくて・・あとでレシピ教えてもらいました。
ちょっとほっこり。
外にでて空をみあげると、星はみえるから晴れてるんだけどオーロラの気配はどこにもない。
どうせ待つなら国立公園のほうにいってみる?とオーロラ探しのドライブにでました。22時すぎくらい。
外は雪が残っているくらいなので、カイロにヒートテック重ね着、フリース、ダウン、毛糸の帽子、とにかく温かそうなものを盛りに盛って。
わたしは助手席で窓にへばりついて空をウォッチ。
広い空、山と雪景色。ここにオーロラがどう現れるのか、想像がつかない。
やがて道路ぞいのライトもなくなり、月もない暗闇を走っていたら、ゴンタくんが前方をゆびさして
「あれ、もしかしてそう? いや雲か・・」
「 あれはどうみても雲やわ~」
そう言っていた、天の川のように白いもやっとしたもの。
それが、よくみるとだんだんうすいグリーンを帯びてきて
色がついてる雲ってみたことないし、そうかも!?
もっと近づいてゆくと、白じゃなく薄緑色だとはっきりしてきて
これ、たぶんそうやわ! 車とめよう、とめよう!
脇道にそれて車の外にでたときには、
それは正真正銘の緑のオーロラでした。 オーロラ、みれた。
さいしょはこんな感じでした
ゴンタくんがすばやく三脚とカメラを車からだして、写真も撮って。
(写真もゴンタくんのほうが気合いはいってた。といっても設定するのは私。笑)
ちなみに、写真は見たままな感じです。(派手にレタッチしてるのをよく目にするけど、そういうのなしで)
オーロラって、空になびくうすいうすいシフォンみたいな感じで、同じかたちをとどめてないんですよ。知らなかった。
ひろいひろい雪原、気づくとあっちに出現。こっちでは天にむかって縦にのびはじめたり
ちぎれたり、カーテンになったり、アーチになったり、もやもやになったり
自由です。人間は翻弄されるがままです。笑
今日のフォト、3枚とも背景の山がちがうのわかりますか?つまり微妙に場所をかえてあらわれるんです。あっちむいて わー こっちむいて おー でした。
カメラのモニターを確認して顔をあげたら、もう消えていてびっくり、なんてことも。
歌ってるみたい。
(オーロラの踊り、3枚目の直後に撮ったフォト)
びっくりしたのは、二日目の夜にみた、山をいくつもまたぐ巨大な虹のようなオーロラ。これは、到底この標準的なズームレンズの広角では収まらなかった。記憶にしっかりとどめておきます。
なんにもない雪原で二人だけでみた、自然のスペクタル。とっておきの思い出になりました。私も喜んでとびはねてましたが(寒さをしのぐのにもよい)、ゴンタくんもほんと嬉しそうでした。いやーよかったよかった。
最後に撮った一枚。このときは、カーテンぽかった
***
アイスランドは、昼間の姿もとってもすてきでした。
雪が残っていたおかげで、まるで北極をドライブしてるように感じたり、むきだしの自然なのに、なぜか女性らしくやさしいエネルギーに癒されたり。「気があう」土地なんだなっておもった。
すっかり恋に落ちてしまったわたし。オーロラ抜きにしても満足でした。
日本からはかなり遠い国、アイスランド(アイルランドのさらに北西)。どんなところかまたご紹介しますね。そう、食べ物も!
アイスランド、オーロラの踊り
オーロラの国から、一周年
* アイスランド、食べ物は期待しないでくださいとゴンタくんに言われてたけど、ぜんぜんおいしかった。これもゴンタトラベルに感謝です。