【秀秋と老子】61.分析
○老子の原文を独自に解釈したもの
情報を集める者が主導権を握る。
情報は混在している。
そして、常に変化する。
情報は分析される。
分析すると答えが見つかる。
多くの情報を細かく分ければ、ささいな違い
も見つけられる。
その蓄積あれば、少ない情報でも色々なこと
が分かり判断できる。
多くの情報から見つけ、少ない情報から判断
する。
情報が多いと、いらないものを含み、情報が
少ないのは全体の中の一部だからだ。
まずは多くの情報を集めることだ。
○秀秋の教訓
断片的な情報では全体は見えない。
無駄な情報かどうかは全体が見えてからでな
いと判断できない。
○老子の読み下し文
大国は下流なり。
天下の交なり。
天下の牝(ひん)なり。
牝は常に静を以て牡に勝つ。
静を以て下ることをなす。
故に、大国以て小国に下れば、則ち小国を取
る。
小国以て大国に下れば、則ち大国に取らる。
故に、或いは下りて以て取り、或いは下りて
しかして取らる。
大国は人を兼ね畜(やしな)わんと欲するに
過ぎず、小国は入りて人に事(つか)えんと
欲するに過ぎず。
それ両者、各々その欲するところを得んとな
らば、大いなる者よろしく下ることをなすべ
し。
○老子の原文
大国者下流。
天下之交。
天下之牝。
牝常以静勝牡。
以静為下。
故大国以下小国、則取小国。
小国以下大国、則取於大国。
故或下以取、或下而取。
大国不過欲兼畜人、小国不過欲入事人。
不両者各得其所欲、大者宜為下。