大鋸(オガ Large saw)

 

 

丸太から板を挽 (ひ) くための縦挽きの鋸。中国、朝鮮の框鋸 (かまちのこ) に由来し、日本へは 14世紀頃伝来されたといわれている。

 

最初は工の字形の木枠の片側に幅の狭い鋸身をつけ紐で結び、鋸身を伸長させ2人で挽く形状だったが、江戸時代には一人でひく前挽き大鋸ができ普及した。

 

丸太から板材を切り出すことを木挽(こびき)といい、大工とは別の職業で木挽さんなどと呼ばれていた。