建築には用(utilitas)・強(firmatis)・美(venustas)を兼ね備え、芸術的かつ科学的見地に立つ必要があるとローマの建築家ウィトルウィウスは書き残している。古民家と呼ばれる日本の伝統的な住まいは気候風土に合わせた世界に誇る日本文化であり機能的で耐久性の高い美しい住まいです。「古民家鑑定士」の教本「古民家解體新書Ⅱ」の執筆などを中心に古民家を後世へ引き継いでいくために全国の仲間と活動しています。

古民家好きになる第一歩、Amazon電子書籍 古民家の雑学53


古民家の雑学53
  • 30 Sep
    • 基礎に関連する金物について

      基礎に関連する金物について アンカーボルト  基礎と土台を固定し、地震・風の水平力の耐力を高めるために、アンカーボルトを一定間隔基礎に径13mm程度のボルトを、基礎に25cm以上約2.7m間隔で埋め込み土台と基礎を緊結する。柱の取付位置および土台の継手位置からは15cm程度離す。 ホールダウン金物  ホールダウン金物(引き寄せ金物)は、地震時や台風時に柱が土台や梁から抜けるのを防ぐための金物で、建築基準法・建設省告示1460号(平成12年5月31日)「木造の継手及び仕口の構造方法を定める件」、あるいはN値計算(耐力壁の倍率から簡易的に引張力を算定する計算方法)に基づき柱脚(ちゅうきゃく 柱の下部)と柱頭(ちゅうとう 柱の上部)の両方に取り付ける。概略2階建ての場合には2割程度、3階建ての場合には5割程度の柱にホールダウン金物を取り付けが必要になる。 詳しくは古民家解體新書Ⅱ P297をごらんください。

      4
      テーマ:
  • 29 Sep
    • 土壁

       古民家の壁には土で作られた壁が用いられる。「土壁(つちかべ)」あるいは「日本壁」と呼ばれる。土壁の土はその土地や風土で特徴があり、それらを生かすために地域によっては室内側と外部とで塗土を替えたり、土作り気候に合わせて作業の時期も替えたりしていた。 土は柱間に「小舞(こまい)」と呼ばれる下地を作り、「荒壁塗り(あらかべぬり)」、「下塗り(したぬり)」、「中塗り(なかぬり)」、「上塗り(うわぬり)」に分けて塗り厚み増していきます。 下塗り・中塗り用の土は、近くの山土、田畑の土、川土などの、乾燥後の硬化性がよく、粘度良質で灰汁の少ないものを採取する必要があり、最近は入手が難しい為産地などから取り寄せることが多い。下塗り・裏返し塗り用の土は、藁と水、必要に応じて糊を加えて練り、地面を掘って周囲を高くした場所に水を十分に貯えて3週間以上熟成させ、期間内に1~2回練り直しを行ったものを使います。 

      3
      テーマ:
  • 28 Sep
    • 上芳我家住宅

      愛媛県内子町の八日市護国地区にある国内最大規模の木蝋業者だった本芳我家の筆頭分家が上芳我家(かみはがけ)。 江戸時代の末に分家し最盛期に建てられた主屋や附属屋など全部で10棟の建物が現存しており、いずれも重要文化財に指定されています。 釜場など当時の生産施設はここにしか残っていないので大変貴重な資料です。 

      4
      テーマ:
  • 27 Sep
    • 本芳我家住宅

      愛媛県内子町の八日市護国地区は重要伝統的建造物群保存(通称 伝建地区)がある。  内子町は江戸時代後期から明治時代にかけて木蝋(もくろう)の生産によって栄え、その面影が今も残っています。約600mの通りに町家や豪商の屋敷が軒を連ねており、地元の黄土を混ぜた浅黄色の土壁が特長です。  その町並みの中でも私が最も好きなのが木蝋(もくろう)の生産で財をなした重要文化財の本芳我(ほんはが)家は明治22年に建てられたもの。  漆喰塗籠の建物は鏝絵(こてえ)と海鼠壁(なまこかべ)などで飾られ、伝建地区の町並みの中でも圧倒的な存在感があります。  本芳我家が生産した白蝋は極めて質が良く、パリやシカゴ、セントルイスなどで開かれた万国博覧会にも出品され賞を受け当時の商標「旭鶴」の鏝絵が残されてます。 

      4
      テーマ:
  • 26 Sep
    • 熊本大分古民家耐震診断報告書

      平成28年4月14日に熊本県を震源とする地震は、熊本県だけに限らず大分県にも被害をもたらし、多くの家屋が倒壊し未だなお続く余震により油断が出来ない状況です。また現在も復興を続けられておりまだまだ支援は必要です。  一般社団法人全国古民家再生協会では、私も資格を持っておりますが全国にいる古民家動的耐震診断士に声をかけ、被災された皆様の住宅(古民家)の耐震診断を事前にインターネット、地域のマスコミに協力を得ながら耐震診断が必要な伝統工法の住宅を募集し、希望物件の中より熊本・大分の当協会の支部にて現地を事前に調査し倒壊の恐れのあるものや建築士会等により立ち入りが制限されたもの等に関しては調査員の安全確保の観点からお断りをさせていただき物件を選定し、16名の資格者が5月11日12日の両日無償で実施しました。 私自身は現地の診断にはおもむきませんでしたが、今回皆様の活動をまとめるべく、報告書の作成をさせていただきました。全ての診断結果と耐震改修結果をまとめたかったのですが、紙面の関係上熊本県上益城郡御船町陣 T邸と、大分県別府市 O邸を取り上げ、古民家動的耐震診断、診断結果に基づき、時刻歴応答解析を実施して耐震補強計画と実際の耐震補強までを記載しています。   古民家に安心して暮らせる基準作りを進めています。  

      3
      テーマ:
  • 23 Sep
    • 在来構法の基礎の種類

       基礎の種類 基礎は、上部構造の荷重を地盤に伝達する役割と、水平力(地震・風)に対しても安全であることを考慮し、建物の用途や地盤の状況によって、基礎の形状を選択する必要がある。また、地域によって地盤が凍結することがあり、その場合は凍結する深さ「凍結深度」よりも深い位置に基礎底面を設ける。(北海道では凍結深度が1.0m以上という地域もある) 一般に用いられる基礎を下記のようなものである。 布基礎 通常住宅に用いられる基礎で、鉄筋コンクリート製の連続一体化した形状の基礎。築年数が古いと鉄筋が入っていないものもある。建物の上部構造の荷重は柱から土台へ、さらに基礎へと伝えられるが、この荷重が平均的に地盤へ伝わるように、このような形状の基礎を使用する。また、2階建ての場合にはフーチングを設ける。これは、平屋に比べて2階建ての方が地盤にかかる単位面積当たりの荷重が大きく、基礎の底面面積を大きくし荷重を低減させる。 布とは長く繋がっているという意味。 ベタ基礎 軟弱地盤の場合に用いられる。布基礎のフーチング部分が建物全体に設けられ、スラブ(版)を構成している。この場合は、鉄筋が設けられます。この基礎形状は、木造以外にも小規模の鉄筋コンクリート造や鉄骨造などにも用いられる。 独立基礎  玄関ポーチや軒先の独立柱に用いられる基礎。構造的に他の構造体と一体化していないため「不同沈下(ふどうちんか)」の不安がある。 詳しくは古民家解體新書Ⅱ P295をごらんください。

      4
      テーマ:
  • 21 Sep
    • 在来工法と伝統構法

      在来工法は伝統構法から派生した木造軸組構法だが建築基準法により細かく仕様などが決められており、また幾度かの法改正により耐震性についても信頼性が増している。特に昭和56年に改正された耐震基準がひとつの区分となり、建てられた時期が昭和56年の新耐震基準以前の建物か、以後の建物かによって耐震に関しては大きく評価が変わります。 伝統構法は建築基準法という建物に関する法律には書かれていない。法律ができたのは戦後昭和25年だが、それ以前からあった古民家が消されたのである。 その背景は戦後復興のために住宅の供給が急務であったという背景がある。 高い品質で長持ちするが、技術のあるものしか建てれない古民家よりは、一定の品質でたくさん建てれるものが住宅難の時代に必要だったのである。大量生産できるハウスメーカーができたのもこの時代の背景である。  在来工法は今でこそ質の高いものが作られているが、それでも耐震などの基準が震災があるたびに改正されることを考えるとまだまだ未完成なものだと思う、それに対して歴史の彼方に捨てられた伝統構法が現在の震災を受けてもまだ残っている(コンディションの良いものが残っており、メンテナンスがされていないものは当然壊れている)ことを考えるといかに先人の知恵がすばら良いものかに気づくのではないだろうか。

      1
      テーマ:
  • 20 Sep
    • 既存住宅現況検査技術者講習開催

      本年度の一般社団法人全国古民家再生協会主催の既存住宅現況検査技術者講習+古民家インスペクション講習の日程を発表しました。本年度は11月7日(月)東京の機械工具会館(東京都港区 芝5 丁目14-15)6階ホールにて開催いたします。定員は80名です。 既存住宅現況検査技術者は、長期優良住宅化リフォームの補助金申請のインスペクション(建物検査)を行う上で必須であり、地域によってはインスペクションの補助金検査も実施できるようになっています。  古民家インスペクションは当団体独自のもので、伝統的建物のインスペクションの方法が学べます。この講習は当団体が国交相が定め建築研究所が認定しているインスペクション講習団体として実施しています。 古民家インスペクションの講習は私が担当させていただきます。  インスペクション講習団体一覧 http://h28.choki-reform.com/guest_inspector/inspector_list.html 講習の詳細ならびに申し込みはこちらのページをごらんください。 http://www.g-cpc.org/2016inspection 

      3
      テーマ:
  • 17 Sep
    • 明日は内子へGO!

      愛媛県平成28年度住民提案型商店街支援事業内子商店街活性化「内子deアソボ」9月のワークショップのお知らせです。 店内の和紙を使ってお慶びやちょっとした心遣いに使えるご祝儀袋を作ります。『和紙を使ってご祝儀袋作りワークショップ』日時:9月18日(日)11:00~16:00 場所:内子本町商店街「Neki」 内容:ご祝儀袋2種 参加費:800円 講師:三木麻里、高橋多重美(愛媛IC協会メンバー) 秋の気配が感じられる内子に遊びにいらっしゃいませんか?飛び込み参加もOKですよ。 お店の場所はこちらのHPでご確認ください。   

      4
      テーマ:
  • 16 Sep
    • 在来構法とは

      在来構法はコンクリート製の基礎の上に土台(どだい)と呼ばれる横木を敷き基礎に埋め込んだアンカーボルトでしっかりと固定して、その上に「ほぞ」と呼ばれる凸部を作った柱を建てる。接合部はV字型やL字型、あるいは凸の形の山型のプレート金物などで補強する。家のコーナーに来る柱は1階から2階迄1本の長い通し柱(とおしばしら)をコンクリートの基礎から埋め込んだホールダウン金物を使用し建てる。在来工法は伝統構法から受け継がれた接合部の加工「仕口(しくち)と継手(つぎて)」が使われるが、伝統構法に比べると単純な加工が多く、接合部分に金物を併用するのが特徴である。 土台と梁の間(横架材間 (おうかざいかん))には斜めの部材「筋交い(すじかい)」いを入れ地震時に建物の変形を抑える働きをする。「筋交い」は部材の大きさや、片側に入れるか、タスキ掛けで入れるかにより強度が変わる。壁量計算(へきりょうけいさん)と呼ばれる構造の計算をし、バランス良く配置する事が大切。「筋交い」もボックスプレート金物を使い土台と柱に均等に力がかかるように取り付けられる。また水平面の変形を抑えるために梁と桁の入隅や土台の内角などに入れる斜めの部材「火打(ひうち)」も持ちいられる。 他の建築工法と比較して小規模なら自由な間取りで設計の自由度が高く、変形した土地や狭小の土地、ある程度の傾斜地にも対応ができるのが特徴。鉄筋コンクリート造や鉄骨造などに比べ安価に建築出来るのも魅力。また、リフォームや増築なども比較的簡単に行なえる。 ポイント ・間取りの自由度が高い ・変形地、縮小地、傾斜地にも建築可能 ・RC造と比較して建築費は安価 詳しくは古民家解體新書Ⅱ P293をごらんください。

      3
      テーマ:
  • 15 Sep
    • 長期優良住宅化リフォームセミナー開催しました

      8月25日、東京のフォーラムミカサ エコ 7階ホールにて長期優良住宅化リフォームセミナーをさせていただきました。 国土交通省が推し進める「長期優良住宅化リフォーム推進事業」は、今まではなかった既存住宅のリフォーム基準を明確化し、「インスペクション」「耐震性」「劣化対策」「省エネ性能」「維持管理・更新の容易性」「維持保全計画」など、長期優良住宅化として取り組むべきリフォーム内容が定義されています。 リフォームを行うことで住宅の「資産価値」は向上し、住み替えの円滑化にもつながっていきます。 今回の勉強会は、国立研究開発法人 建築研究所 長期優良住宅化リフォーム推進事業評価室との共催により全国古民家再生協会にて開催し、講師として説明をさせていただきました。 古民家に関することも建築研究所へ確認して説明させていただきました。 おかげさまで会場定員満員(80名)の多くの皆様にお聞きいただきました。ご参加いただきました皆様に感謝です。

      4
      テーマ:
  • 14 Sep
    • 深川江戸資料館

      8月末の東京出張の際に行って来ました。入館料も高くないので、古民家付きは一度は行ってみてもいいのかなと思います。  深川江戸資料館は、公益財団法人江東区文化コミュニティ財団が指定管理者として、管理・運営している江戸時代に関する資料等を収集、保存及び展示している資料館です。 東京の地下鉄半蔵門線 清澄白河駅 A3出口を出て徒歩3分の所になります。 入館料は400円、吹き抜けの室内空間に江戸時代の長屋の風景が再現されています。東京には両国の東京都江戸東京博物館もそうですが、室内に建物が復元されている施設が多く、夏の暑い日には助かります。 深川江戸資料館は江戸時代(天保年間頃)の深川佐賀町の街並みを再現したており、ガイドの方から説明が受けられます。

      3
      テーマ:
  • 13 Sep
    • 熊本・大分地震古民家耐震診断報告書

      今尚傷跡を残し、復興にご尽力されている多くの方々がいらっしゃる熊本・大分地震ですが、全国古民家再生協会で実施した無償耐震診断の結果をまとめた報告書を作成させていただきました。現地に行かれた古民家動的耐震診断士の取りまとめをされた伝統構法耐震評価機構の杉本さんと打ち合わせをしながら、耐震結果のデータを見てまとめています。 古民家が地震には決して弱くないことを、また古民家、在来工法共にメンテナンスをしていなかったり、変な改修を行ったものは危険であることを多くの方に知っていただきたいと思います。 全国の古民家再生協会へお問い合わせください。

      4
      テーマ:
  • 12 Sep
    • 中勘助

      “そのうちに普請がはじまった。材木をひいてきた馬や牛が垣根(かきね)につながれているのを伯母さんにおぶさってこわごわながら見にゆく。” 中勘助 銀の匙(岩波文庫)より  中勘助は明治18年生まれの詩人で、この「銀の匙(さじ)」がデビュー作である。病弱な幼少時代に叔母とすごした生活が素直な文章で綴られており、この中で家を建てる描写がある。 以前この中勘助の記念館にある杓子庵の茅葺屋根の葺き替えのこけら落とし記念として静岡市からお招きを受けて講演をさせていただいた。正直それまで中勘助さんを知らなかったのだが、こけら落として呼ばれたのに作品を読んでいないとも言えないので、読ませていただいた。  無論素晴らしい作品だったのだが、中勘助氏がデビューするきっかけを与えたのが、夏目漱石であり、夏目漱石は松山市が舞台の「坊ちゃん」を書かれており、何気に縁を感じてしまった。 普請とは、広く平等に資金・労力の提供を奉仕することであり、社会基盤を地域住民で作り維持していくことで近代まで住宅建築は地域の公共工事であり、それを支えるのが地域扶助の精神であった。 この地域扶助の考え方は「結(ゆい)」あるいは「もやい」と呼ばれ、小さな集落では無償で手間と材料を出し住民総出で共同作業をおこなう相互扶助の精神である。 現在も一部の地域では田植えや茅葺き屋根の葺き替えでおこなわれる。「結」の対義語は、「やとう」あるいは「やとふ」で、「家問う」が原義(げんぎ)と言われる。「やとう」とは頼むべき家々をまわって労力の提供を申し入れ、それによって助けられれば自分の家もそれに応じて返すことを前提とする。これは、現在の「雇う」という考え方となっている。

      1
      テーマ:
  • 09 Sep
    • 伝統再築士講習をします

      伝統再築士講習では古民家の特徴と在来工法との違いを学び、古民家に合わせた改修方法を学びます。これは当団体が10年以上全国で古民家の解体や改修、古材活用で得たノウハウと、それを裏付けるために3カ年東京で開催してきた再築基準検討委員会で作り上げたものです。   資格認定は建築士の資格をお持ちの方となりますが、建築士資格のない方も講習の受講が可能です(受講証明書を発行します)古民家を安全に安心して改修するために是非受講ください。  再築基準をもとに改修することで、 ✔石場立て基礎のままでリフォームかし保険に加入、火災保険、地震保険へも加入できます*。 ✔長期優良住宅化リフォーム推進事業の補助金申請などができます。 ✔再築基準を活かし、新築住宅においても平成28年度サスティナブル建築物等先導事業(気候風土適応型)の浦所金申請などがおこなえます。 ✔各都道府県で広がりつつある既存住宅売買に際しての建物調査(インスペクション)の補助金申請などがおこなえます*2。 * 別途事業者会員として一般社団法人全国古民家再生協会への加入が必要 *2 インスペクション調査の補助金申請に関しては建築士である必要があり、また既存住宅現況検査技術者講習+古民家インスペクション講習(平成28年度は11月7日東京にて開催)の受講が必要です。 <講習 概要>※定員になり次第締め切らせていただきます。お早めにお申し込み下さい。 日 時愛知会場 9月22日(木)愛知県産業労働センター(ウィンクあいち)*愛知は私が講師をさせていただきます。 東京会場 9月27日(水) クロスコープ青山 大会議室 時 間 13:00~17:00 講習費用38,000円 (建築士の方 試験あり) 30,000円 (建築士資格をお持ちでない方) テキスト【古民家解體新書Ⅱ】別途必要代金 :6,780円 (平成27年5月31日発行) お申込み方法:HPよりお申込み下さい⇒https://hepa.or.jp/credential/dentousaichikushi 

      3
      テーマ:
  • 08 Sep
    • GSX750R

      毎年誕生日は会社のみんなが何かケーキとプレゼントをしてくれる。何が欲しいか聞かれるので、昨年は黄色と青のクロックスと、ガンダムの印鑑置きを頂いた。今年は何がいいと聞かれてお願いしたのがこれ… SUZUKIというメーカーのGSX750Rという市販車をヨシムラがチューニングした1986年の8耐仕様のオートバイのプラモデル。知る人は知るレジェンドバイクです。 当時19歳の青年はこのバイクに憧れて限定解除をしてフルローンで買って、お金もないのにヨシムラのマフラーや、バックステップ、ブレーキフルードのカップやステンレスのメッシュホースと…(マニアック過ぎて伝わらないと思いますが、要はレーサーがつけてる部品に似たものにパーツを交換してカスタムしながら) 気分だけはレーサー気取りでした。 プラモは中学時代いわゆるガンプラ世代でしたが、作るのが面倒で友達に作ってもらったクチですが、29歳で松山に移住して早20年…中学時代の友達は当然大阪にいるし、ここ数十年あっていないので、いきなり大阪まで行って友達に頼むわけにもいかない。 ここは自分の技術が試される時なんだと作り始めた。 中学時代に比べたら塗装のコツも知っているし、長年本屋の立ち読みで身につけたプラモ作りの知識の量はハンパないはず。多分最高の品質のものが出来上がるはずである。 そして中学時代とは桁違いの資金力がある。塗料と絵筆とAmazonレビューで一番評価の高かった接着剤も取り寄せて、フェアリングは中学時代には手の届かなかったあの缶スプレーを使い、合わせ目はパテをして、ペーパーで磨き上げる予定だったのだが… 思わぬトラブルが発生したのだ… なんと、部品が小さ過ぎて良く見えない… 10代とは桁外れの知識と資金を持ちながら、まさかの障壁が老眼とは… 伏兵は本能寺にも、周りの環境にあるのではなく、自分自信の中にいたのである。 ということで完成まで半年かかり、予想していたクオリティとは程遠いものとなったのだが、完成品を目の前にしても、ぼんやりとアイドルのプロフィール写真のようにいいボケ具合で見える。老眼は製作中だけでなく、完成後もそのまんまなので、自分で楽しむ限りはやっぱり最高のクオリティに見えるから、我ながらご満悦なので良しとしよう。

      5
      テーマ:
  • 07 Sep
    • 夏を旨とすべし

      “家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる。暑き比わろき住居は、堪へ難き(たえがたき)事なり。 深き水は、涼しげなし。浅くて流れたる、遥かに涼し。細かなる物を見るに、遣戸(やりど)は、蔀(しとみ)の間よりも明し。天井の高きは、冬寒く、燈暗し(ともしびくらし)。造作は、用なき所を作りたる、見るも面白く、万の用にも立ちてよしとぞ、人の定め合ひ侍りし。“ 鎌倉時代の末期に書かれたとされる吉田兼好(けんこう)の「徒然草(つれづれぐさ)」には家づくりに関しての記述がある。  上の文を現代語に訳せば、 「住まいを建てるなら夏を考えて造りなさい。冬は住もうと思えばどこでも住めるが夏暑いのは耐えられない。 庭に川を流す場合は深いより、浅く流す方が遥かに涼しく感じる。室内の細かな部分を見る時には吊すと影が出来る建具(蔀)より、引き戸(遣戸)の方が明るく、部屋の天井を高くすると冬は寒く照明も暗くなる。新築の時に必要無いと思う部分も造っておくと目の保養にもなり、いざという時には役に立つ事があるかもしれないと建築士が言っていた」といったところであろうか。   古民家は蒸し暑い日本の夏を快適に過ごすための工夫をした住まいということである。 

      2
      テーマ:
  • 06 Sep
    • 10月19日 瀬戸内国際芸術祭見学ツアー「アート浴」開催

      10月19日インテリアフェアーin香川 瀬戸内国際芸術祭見学ツアー「アート浴」が開催されます。 県内のIC、KSの方へパンフレットは送付されてますのでご覧ください。 参加申し込みについて、愛媛インテリアコーディネーター協会の優先枠がございます。会員の方は伝助より登録を、一般の方は協会までお問い合わせください。 愛媛インテリアコーディネーター協会 会長 川上幸生 

      4
      テーマ:
  • 05 Sep
    • 古民家をマナブなら

      古民家鑑定士と言う資格をご存知でしょうか。 厚生労働省認可財団法人職業技能振興会の認定資格で日本の古い住宅「古民家」のことを学び、後世に残すために活動する資格である。古民家は建築基準法という建物に関する法律には書かれていない。法律ができたのは戦後昭和25年だが、それ以前からあった古民家が消されたのである。 その背景は戦後復興のために住宅の供給が急務であったという背景がある。 高い品質で長持ちするが、技術のあるものしか建てれない古民家よりは、一定の品質でたくさん建てれるものが住宅難の時代に必要だったのである。大量生産できるハウスメーカーができたのもこの時代の背景である。 しかし、今は家あまりの時代安普請で一世代限りの家ではなく、リフォームすれば使える古民家がまた人気となってきている。 古民家の現在のコンディションと今後のメンテナンスのスケジュールを出すための建物の品質検査=インスペクションが古民家鑑定士がおこなう古民家鑑定である。 私はこの古民家鑑定士の資格創設当時から、教本を書かせていただいている。それがこの「古民家解體新書(かいたいしんしょ)」であり、現在はⅡとなっている。 「古民家解體新書」のネーミングは、オランダ語の医学書「ターヘル・アナトミア」を江戸時代に杉田玄白らが訳した「解體新書」から名前を頂いている。 「體(たい)」という文字は骨に豊かと書く、体、姿を現す文字だが古民家の骨太の構造体にあう文字だと気に入っている。 教本は古民家鑑定士の資格以外にも全5つの古民家に関する資格の共通教本となっているので分厚いが、これ一冊で古民家の多くのことが学べるのではないかと自負しています。 古民家鑑定士は全国各地で毎月講習試験が開催されています。多くは建築に携わるプロの方が受講されるが、不動産業の方、土地家屋調査士の方や、古民家を所有されている方、購入を考えておられる方も受験されています。 もし古民家にご興味があれば一度資格サイトを覗いてみてください。 古民家鑑定士試験情報サイト http://www.kominkapro.org またもしこの教本を手にすることがあれば、古民家がどれだけ素晴らしいものを感じてもらえるのではないでしょうか。 また、もし古民家に興味があるが、まだ本格的に資格までとお考えの方はこちら 古民家の雑学53 Amazonの電子書籍です。

      3
      テーマ:
  • 02 Sep
    • 第4回再築大賞スタートしています

      平成28年度のサステナブル先導事業(気候風土適応型)の募集要項が8月2日に発表されています。 「サステナブル」とは、地球環境を保全しつつ持続可能であるさま。 つまり長持ちする循環できる素材を用いた住まいのコト これは、地域の気候風土に応じた木造住宅の建築技術・工夫による低炭素化に係る先導的な技術の普及啓発に寄与するリーディングプロジェクトを広く民間等から提案を募り、支援を行う事により総合的な観点からサステナブルな社会の形成を図ることを目的に具体的にどのような住まいが地域の気候風土にあっているものかを評価する制度です。 つまり、古民家と同じような考え方をした新築を推し進めていくという事業です。 この事業では、地域の気候風土に応じた木造住宅の建築技術を応用しつつも、省エネルギー化の工夫や現行基準での評価が難しい環境負荷低減対策等を図ることにより、長期優良住宅又は認定低炭素住宅と同程度に良質なモデル的木造住宅を実現する事業計画(プロジェクト)の提案を公募し、そのうち上記の目的に適う優れた事業提案に対し、予算の範囲内において、国が当該事業の実施に要する費用の一部を補助してくれます。8月2日に発表された補助内容によると、採択住宅の建設費用の「掛かり増し費用相当額」、つまり通常の工事と地域気候風土適応型にした場合の差額の半額のうちの国土交通省が認める費用が補助されます。上限は工事費の10%か100万円です。 募集期間は第1回が9月15日まで、第2回が11月15日まで、第3回が来年1月29日を予定しているそうです。 昨日から第4回再築大賞の応募受付を開始致しました。今回は審査や日程の変更はもとより、新たな部門として「サステナブル建築提案部門賞」という部門を創設致します。この部門は、国土交通省が推進する「サステナブル建築物等先導事業(気候風土適応型)」に適応する提案案件を対象としたもので、気候風土に応じた木造建築技術の継承発展・低炭素社会の実現に向け実施するものです。是非チャレンジ下さい。 従来の古民家再築部門、新民家部門ももちろん募集中です。 再築大賞 http://www.saichiku.com

      3
      テーマ:

プロフィール

古民家研究家 コミンカニスト 川上幸生

性別:
男性
誕生日:
1967年1月15日15時頃
血液型:
A型
お住まいの地域:
愛媛県
自己紹介:
コミンカニスト 古民家鑑定士 二級建築士 インテリアコーディネーター 古民家動的耐震診断士 ...

続きを見る >

読者になる

AD

古民家の雑学53

古民家解體新書Ⅱ(古民家解体新書Ⅱ)~古民家を未来に残すための124の知識~ (発行:一般社団法人住まい教育推進協会)



二級建築士
インテリアコーディネーター
照明コンサルタント
住宅断熱施工技術者
下水道責任技術者

古民家鑑定士講師
伝統資財施工士講師

一般社団法人
住まい教育推進協会
会長

愛媛
インテリアコーディネーター協会
会長

株式会社
アステティツクスジャパン
事業統括本部長

ケイズデザイン二級建築士事務所
代表

お菓子会社での商品開発やパッケージデザイン、デパートのショーウィンドウや店舗や商業施設の設計施工を経て現在は住宅の設計やデザイン、古民家鑑定士などの資格の為の教本や古民家検定本などの出版をメインに活動中。建築業に早や22年・・・今までの経験を活かし人に優しい本物の家づくりを目指し「お客様に感動をあたえる家づくり」を心情に活動中。


Websait
$「こだわり」の建築士日記

$「こだわり」の建築士日記

「こだわり」の建築士日記

$「こだわり」の建築士日記







$「こだわり」の建築士日記












古材のバイブル



古材―環境時代の選択

AD

カレンダー

S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

月別

一覧を見る

ランキング

総合ランキング
91806 位
総合月間
88690 位
住まい・マイホーム
941 位
四国・中国地方
879 位

ランキングトップへ

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。