建築には用(utilitas)・強(firmatis)・美(venustas)を兼ね備え、芸術的かつ科学的見地に立つ必要があるとローマの建築家ウィトルウィウスは書き残している。古民家と呼ばれる日本の伝統的な住まいは気候風土に合わせた世界に誇る日本文化であり機能的で耐久性の高い美しい住まいです。「古民家鑑定士」の教本「古民家解體新書Ⅱ」の執筆などを中心に古民家を後世へ引き継いでいくために全国の仲間と活動しています。

古民家好きになる第一歩、Amazon電子書籍 古民家の雑学53


古民家の雑学53
  • 07 Dec
    • 1月から3月までのワークショップ開催決定

      IC協会で内子町商店街活性化支援事業で取り組んでいるワークショップですが、来年1月から3月までのスケジュールが追加されました。 ペン立てワークショップ~『和紙と厚紙でペン立て作り』~● 開催日時 1月8日(日)11:00~16:00●講 師 アトリエダンテル主宰 高橋多重美先生 ● 参 加 費 1個 800円 ● 所要時間 40分程度 水引ワークショップ~『ご祝儀袋用飾りを作ろう』~●開催日時 2月9日(日)11:00~16:00● 講 師 伊予水引金封協同組合 美結会 先生● 参 加 費 2個 500円 ※のし袋は別売 ● 所要時間 30分程度 季節の折り紙ワークショップ~『端午の節句 飾り兜を作ろう』~●開催日時 3月19日(日)11:00~16:00● 講 師 内子町在住 折り紙作家 岡野 千鶴 先生● 参 加 費 1個 500円 ● 所要時間 30分程度 ぜひご参加下さい。http://www.uchiko-workshop.net また今までのワークショップの開催報告のページも作成しています。http://www.uchiko-workshop.net/開催報告/ 

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  • 29 Nov
    • 針状結晶

       床下のカビがすごいんです。そんな問い合わせでお伺いしたら床下の束石が針状結晶(しんじょうけっしょう)を起こしていたと、友清シロアリの山辺さんに資料をいただきました。  要約すると、土壌に含まれる硫化物が水分により溶けて硫酸イオンになり、毛細管現象により土壌表面に水分とともに集まり水分が蒸発することで硫酸イオンと土壌内のナトリウムイオンやマグネシウムイオンが結合し、硫酸ナトリウムと硫酸マグネシウムとなりコンクリート表面のカルシウムイオンと結合、硫酸カルシウムが生成されこのような針状結晶(しんじょうけっしょう)を起こすそうですが、資料が少ないのと稀な現象でほとんどの方はご存じないそうです。私も初めて見ました。床下が高湿度の状態ではコンクリートがこのように崩壊していくようで、コンクリートが割れてボロボロになってしまいます。 この現象は非常に稀だそうで、床下のプロでもあまり知られていないそうです。決してカビではありませんのでご注意ください。  

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  • 28 Nov
    • エコプロ2016へ出展します。

      持続可能な循環型社会を目指して…東京ビッグサイト東ホールにて12月8日から10日の3日間開催のエコプロ2016に古材、古民家をアステティックスジャパンとして愛媛県ブースの中に出展します。 先人たちから学び、日本の住文化・伝統・技術を後世へ。世界に発信できる住文化である古民家。長い歴史の中で培われた様々な文化や伝統・技術が受け継がれ時代と共に進化してきました。しかし戦後の欧米化に伴う高度経済成長を期にコスト重視の中で忘れられ壊されてきました。我々は古民家を後世に残すために全国ネットワークを作り、再活用可能な循環型資材古材の流通を通じて未来の子ども達に残したい日本の伝統を守っています。 https://eco-pro.biz/exhibitor/info/EP/ja/6582/ よろしければブースにお立ち寄りください。ブース番号 1ー042です。 会場レイアウトはこちらです。http://eco-pro.com/2016/ecopro2016_floorplan_01.pdf 

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  • 25 Nov
    • ロングスティフェア2016に出展

       持続可能な循環型社会を目指すために…明日開催のロングスティフェア2016に出展しています。 各国の政府観光局、地方自治体、ロングステイ財団出捐企業、法人賛助会員、財団公認海外サロン、旅行業界、リゾート業界、金融業界などが幅広く出展する一般財団法人ロングスティ財団が主催するロングスティフェア2016に一般社団法人全国古民家再生協会は出展しております。 全国に眠る地方創生の鍵を握る古民家、その魅力をお伝えいたします。会場は東京ビッグサイト会議棟レセプションホール 明日11月26日10時から17時開催しています。 入場は無料、ぜひ古民家に興味のある方はお越しください。  *本年度は古民家をロングステイ施設としての活用法を考えるために、一般財団法人ロングスティ財団と共に2016年度長期滞在型・ロングステイ観光学会古民家ロングステイ普及促進分科会の開催もしております。 

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  • 24 Nov
    • 民泊に火災保険がかけられない理由

       一般社団法人全国古民家再生協会では、古民家鑑定をおこなった建物について、空き家でもかけられる火災保険、地震保険の提供をしていますが、最近多いのが、古民家を民泊として活用したいが火災保険をかけられるかというご相談。 答えは、残念ですが現在はかけられません。 これは、古民家の所有者や、所有者から古民家を借りてゲストへのサービスを実施している団体や個人は、ゲストから見ると施設の賠償責任者になるからです。所有者から古民家を借りている人は更に所有者に対して借家人としての賠償責任、近隣の住民への何らかの補償を追う必要が出てきます。 普通に住んでいるだけなら住宅物件でOKですが、民泊という事業をしているのであれば一般物件となり、民泊ビジネスするけど住宅用で火災保険の契約をするというのはNGとなります。 オーナーは、所有物件(施設)の不備による破損や、火災などによるゲストなどへの損害賠償の責任があります。 所有者から古民家を借りている人は、民泊物件を借りていることに対するオーナーへの損害賠償と、民泊物件の施設管理に不備によるゲストへの損害賠償。それに施設内の家財(保険上は設備什器)の損害への責任があります。 宿泊するゲストには、誤って利用施設の家具や建物を破損、火災を起こしたことによる損害賠償が出てきます。故に所有する財産にかける火災保険は民泊では契約ができないということになります。 

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  • 22 Nov
    • インテリアフェアー2017in高知が開催されます

      2017年1月30日 高知市本町にあるラ・ヴィータ8階のラ・ヴィータホールにてインテリアフェアー2017in高知が開催されます。主催は公益社団法人インテリア産業協会四国支部、高知インテリアコーディネーター協会さんが協力しています。  開催日時 2017年1月30日(月)14:30〜16:30 終了後懇親パーティあり開催場所 ラ・ヴィータ 8階 ラ・ヴィータホール(高知県高知市本町3-3-1)定員 講演会100名懇親パーティ50名申し込み締め切り 1月23日(月)今回は「心を豊かにするインテリア」と題してモダンリビングの元編集長でモダンリビング・パブリッシャーの下田結花氏がモダンリビング製作での秘話の数々や、最新のミラノ・サローネから見るトレンド傾向などについてお話しいただきます。  会場となるラ・ヴィータとはイタリア語で「人生」という意味だそうですが、四国では有名な宮地電機さんが運営されています。照明器具はもちろんのことインテリアショップも併設されており毎日の生活の中で大切な「灯り」、窓辺を彩る「カーテン」など様々な輸入・国産のカーテンサンプルを見ることができます。またイタリアンを楽しめるお店もありますので一日おしゃれな雰囲気の中で過ごすことができそうです。 インテリアフェアー2017in高知への参加は事前のお申し込みが必要です。講演会は無料、講演会終了後の懇親パーティはインテリアコーディネーター、キッチンスペシャリストの資格者は1,000円、一般の方は3,000円となっております。資格者の皆様へはインテリア産業協会四国支部から郵送で案内が届きますので必要事項をご記入の上FAXか郵送でお申し込みください。 これから資格取得をお考えの方、一般の方はインテリア産業協会四国支部か四国各県のインテリアコーディネーター協会へお問い合わせお願いします。 愛媛は、〒791-8057 愛媛県松山市大可賀2丁目1番28号 愛媛国際貿易センターE201号室(一般社団法人住まい教育推進協会内) 愛媛インテリアコーディネーター協会TEL 089-967-7723  FAX 089-967-7787あるいは、協会会員へお問い合わせください。よろしくお願いします。 インテリアフェアーは年2回、四国4県のインテリアコーディネーター協会が持ち回りで開催しています。今年は瀬戸内芸術祭を回ったりしました。来年は愛媛が担当の年となります。7月ごろに開催の予定ですのでお楽しみ! 

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  • 28 Oct
    • 在来工法の床組について。

      在来工法の床組について。  床仕上げ材を直接支持する構造部材を床組(ゆかぐみ)という。1階の床組は根太(ねだ)、大引き(おおびき)、床束(ゆかつか)で構成され、2階の場合は2階梁、胴差し、根太から構成される。また、水平力に対する配慮として、火打ち材が入ります。 根太(ねだ ねた)根太は大引きの上に垂直方向に張る床の構造の一部で、1階の場合通常45mm×42mm程度の部材を303mm(畳の場合は455mm)間隔で。二階の床の場合54〜50mmくらいのものを303mmから455mmの間隔で取り付け、大引きや梁に荷重を伝える。細身の丸太の上下を水平にカットした太鼓根太(たいこねた)と呼ばれる大きなものを使用する場合もある。材質や取り付けに問題があると、床鳴りの原因となります。 大引き(おおびき)床組で、土台間に土台と直行して約900mm間隔で並べ入れる横木。土台間が長い場合には床束を約900mm間隔で入れて支える。大引きと直行する形で根太が乗りその上に床板を張って仕上げます。 床束(ゆかつか)床を支えるため束石の上に立て、大引きを支えるもの。 火打(ひうち 火打梁)二階などの床や小屋組に設ける水平構面の変形を抑えるための斜材。木製のものが多いが鋼製でできた既製品の火打金物の使用が増えています。 根がらみ床束が倒れるのを防ぐために入れる部材。貫とは違い貫通させずに釘打ちとすることが多い。 床下地板(ゆかしたじいた)畳を敷く場合に根太の上に張る板、荒床(あらゆか)などと呼ばれる。フローリングなどの場合にも下地として合板などを貼ります。 床組の種類としては、床組は1階と2階の床組の構成の違いから、下記のように分類できます。 束立て床通常、1階の床組として使用。この床組は、根太、大引き、床束で構成。床の防湿のために、地面から45cm以上の高さに床を設けます。 根太床根太のみで構成される床組で、梁間は1.8m程度とします。1階の押入れ、廊下などにも用いる。(この場合の梁間は、0.9m程度)です。 転ばし根太(転ばし床)大引きや床束を用いず土間コンクリートやスラブの上に直接根太を敷き床仕上げます。 束のない床2階の床組に用いられる床組で、2階床組を考える場合、1階の柱、2階の柱、壁のかかわりをよく考慮する必要があります。 梁床梁間寸法が1.8~3.6m程度の場合、2階梁、根太(梁間寸法は1.8m程度とする)から構成される床組。通常、2階の床組として最も多く用いられる床組です。 組床梁間寸法が6m程度までで、下階の床面積が大きい場合に用いる。構成は、2階ばりを大梁、小梁として2段に組み合わせ、その上に根太を設けるようにします。 剛床(ごうゆか)厚みのある構造用合板を用い床の構造を剛とした床。根太を用いる場合と根太を設けずに床梁の上に直接構造用合板を貼る方法があります。 詳しくは古民家解體新書Ⅱ P301をごらんください。 

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  • 24 Oct
    • 大鋸

      大鋸(オガ Large saw)  丸太から板を挽 (ひ) くための縦挽きの鋸。中国、朝鮮の框鋸 (かまちのこ) に由来し、日本へは 14世紀頃伝来されたといわれている。 最初は工の字形の木枠の片側に幅の狭い鋸身をつけ紐で結び、鋸身を伸長させ2人で挽く形状だったが、江戸時代には一人でひく前挽き大鋸ができ普及した。 丸太から板材を切り出すことを木挽(こびき)といい、大工とは別の職業で木挽さんなどと呼ばれていた。  

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  • 21 Oct
    • 在来工法の軸組について

       在来工法の軸組について。在来工法の軸組は土台、柱、梁・桁等の下記の部材で構成される壁体の骨組みを軸組みという。軸組みは上部構造(平屋の場合は屋根。2階建ての場合は2階床組)を支持すると同時に、水平力(地震・風)にも耐える強度が要求されます。 各部位を説明すると、土台(どだい)基礎の上に据える材で、ホゾ穴を開けそこに柱を建てる。外周面に回す「則土台」、内部の間仕切り壁の下に配置する「間仕切り土台」、土台より小柄な角材で水平構面の変形を抑えるために敷かれる「火打土台」がある。土台の継ぎ手は「腰掛かま継ぎ」や「腰掛あり継ぎ」が用いられる。基礎と土台はアンカーボルトを使い緊結される。地面に近いため湿気に強い栗や檜、アピトン、イペなどを主に用いていたが、現在は檜やベイツガなどに防腐剤を加圧注入したものが主流となっている。 通し柱(とおしばしら)二階建て以上の建築物において、土台から軒まで通った継ぎ目のない柱。主に外周の隅柱(すみばしら)に使用されることが多く胴差し(どうさし)が差し込まれる。胴差しを差し込む為断面欠損が大きくなるため管柱よりも太い、4寸柱(12cm×12cm)が用いられることが一般的。通し柱は建築基準法で使用が明記されているように誤解している人が多いが、建築基準法上は「階数が2以上の建築物におけるすみ柱又はこれに準ずる柱は、通し柱としなければならない。ただし、接合部を通し柱と同等以上の耐力を有するように補強した場合においては、この限りでない。」と表記がされ必須項目ではない。断面欠損で考えるなら上下階の管柱をホールダウン金物で補強する方が欠損は少なくなる。 管柱(くだばしら)胴差しや桁、梁などで中断される1階または2階のその階にだけ入る柱。上層の屋根や床を受ける構造体。 筋交い(すじかい)柱と柱の間に斜めに入れ建築物の構造を補強する部材。「筋交」「筋違」とも表記される。構造体の耐震性を強める効果がある。 間柱(まばしら)管柱の間に一定間隔で入れる壁厚を維持するための非構造材。 横架材(おうかざい)梁、桁、胴差し、土台など水平方向に架ける構造材。 胴差し(どうさし)二階の床高さで、建物の周りを囲う横架材のこと。床の土台ともいえ、2階床荷重を下階へ伝えるとともに外壁を造る部材でもあります。 梁(はり)、桁(けた)、軒桁(のきけた)梁とは建物の水平短径方向に架けられ、床や屋根などの荷重を柱に伝える材。主に曲げ応力を担う。 梁はおもに鉛直荷重を伝えるが、地震などに際しては水平方向の荷重を支えることにもなる。梁の端部に柱があるものを大梁、柱に直接繋がっていないものを小梁という。桁は梁の直交方向(長辺)に渡される部材。小屋梁と交差し垂木を受けて軒と水平方向に架けられた部材は軒桁(のきげた)という。軒桁の上面までの高さが建築基準法の「軒高(のきだか)」となります。 火打(ひうち 火打梁)二階などの床や小屋組に設ける水平構面の変形を抑えるための斜材。木製のものが多いが鋼製でできた既製品の火打金物の使用が増えています。 小屋組(こやぐみ)小屋梁から上の屋根の造形を形造る構造物。小屋束、母屋、垂木などで構成されます。詳しくは古民家解體新書Ⅱ P297をごらんください。 

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  • 20 Oct
    • 第5回古民家フォト甲子園の受賞作について

      昨日、第5回古民家フォト甲子園の受賞作につきまして結果をHPに公開しました。各賞の審査員コメントを書かせてもいただいています。中高生部門最優秀賞「受継」は、撮影者が古いものを引き継いでいきたいという所有者の思いに気づき、ただ古いものを撮影するのではなく、人々の想いが、古き良き街並みを守っていくというコンセプトで撮影したことが素晴らしいと思いますし、 今年より新設された小学生部門には全31作品のご応募をいただき、感謝申し上げるとともに、どの作品も色彩豊かで美しく明るく夏の日差しを感じ「おじいちゃん・おばあちゃんの家で過ごす夏」というテーマを上手く新鮮な切り口で表現しており、夏の楽しいひとときの情景が目に浮かんでくる力作の数々でした。コンテストである以上優秀賞を決まる必要があるのだが、私は投稿いただいた全ての作品は本当に素晴らしいものばかりだったと思っています。ぜひ皆様の作品をご覧ください。http://www.kominkaphoto.com/  

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  • 19 Oct
    • 愛知の古民家が一堂に観れる

      愛知登文会主催の建物特別公開。 10月30日から全5回、愛知県内の犬山、知多、名古屋、三河、尾張古民家の登録有形文化財が見学できるイベントです。 それぞれの建物無料で見れるようです。愛知に住んでいたらこれは毎週見に出かけます。愛媛でもこんなイベントやって欲しいですね。 

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  • 18 Oct
    • 愛媛建築士会古民家セミナー

      10月8日の土曜日、愛媛建築士会 松山支部青年部・女性委員会主催の勉強会に読んでいただき、古民家再生のすすめと題して約1時間20分ほどお話をさせていただきました。ついつい熱弁で時間をオーバーしました。  古民家の魅力を伝えたいと思い、古民家の歴史、地域ごとの特徴、愛媛の古民家の特徴、それを安心して直すための再築基準、消費者に伝える再築大賞もPRさせていただきました。  話をすることを聞きつけて、久しぶりに会いに来てくれた方もおり充実した楽しい時間でした。 勉強会終了後の懇親会にも参加して交流も深めさせていただきました。お越しいただきました皆さんありがとうございました。 

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  • 17 Oct
    • プレカット

      プレカットプレカットとはPre(事前に)Cut(加工)する事で構造材の継ぎ手を事前に工場で加工する技術。在来工法では大手メーカーを中心にプレカットで加工したものを建てることが一般化している。  プレカットのメリットは、・工場での安定生産、機械化によるコストダウンや高精度な加工・工期短縮、現場の産業廃棄物抑制・職人等の技量や気象条件等に左右されない均一な部材を安定して調達できる。 一方のデメリットは、・複雑な仕口加工に対応できない。工作機械の特性に合わせた簡略化された仕口となる。・部材手配からの精密なスケジュール管理が必要・加工の不具合が現場で判明した場合、材の修正加工が難しい・特殊な材料の加工などは経営上歓迎されない・木材の特性に合わせた微調整や職人の経験が反映されにくい・職人の技術育成につながらない プレカットは確かに安定した品質を確保できますが、丸太梁などの加工は不得意ですし、長年の伝統で進化してきた仕口や継手は簡略化されたもであり、強度の不足を金物で補う前提で加工されています。 便利だけれど便利と引き換えになったものも多いのです。  若手大工の育成に関しても検定制度をスタートさせています。 平成の大工棟梁検定平成28年11月8日(火)9:00〜受付   9:30~16:30座学並びに実技講習 千葉職業能力開発短期大学校(千葉県千葉市中央区問屋町2-25)参加費 1社2万円(税別)検定は1社につき何名でも受講いただけます。こちらはここからお申し込みください(定員20名ですので残りわずかです)http://www.g-cpc.org/daiku 

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  • 14 Oct
    • 住教育の必要性

       住教育の必要性住むことは、人と人、人ともの・こと、人と空間、人と環境など、さまざまな関わりの中で成り立っています。住教育では、そういった関わりを学び、考え、実践することで、社会の中で多様な価値観と出会いながら、自らの住生活を創造し、夢や希望を実現していく力をつけることだと思います。 必要な時に必要な住教育をまた、住教育はステップごとに学んでいくことがいいと考えます。当団体では、小学生(親子で住まいについて学びます)。社会人教育では、結婚時、子どもが生まれる時、間も無く定年退職を迎える時期に住宅購入や、リフォームをする際に必要となるライフスタイルとライフプランに合わせたどの建築会社にも依存しない公正な立場での学びを提供するために今年一般社団法人住教育推進機構ができました。 民間企業の集合体で社会公共性があり地域のニーズに合わせることができる団体です。この中で私も事務局として、また住教育運営委員会のメンバーとして活動しており、住教育のためのテキストも執筆しています。 住教育のためのテキストは、 小学生と保護者向け「親子で学ぶ住教育」新築予定者向け「住まいを考え始めたら住教育」リフォーム予定者向け「住まいを次の世代へ継ぐ為の住教育」の現在3冊。 親子向けの冊子は57ページ。左ページに小学三年生程度を対象した文章と塗り絵、右ページに保護者向けコンテンツを見開きで掲載。親子で楽しみながら自宅で学ぶことができます。また、住まいだけでなく、地域の空き家問題や、町の活性化、食育なども掲載しています。 ひとつの企業ではなく業界全体で取り組んでいるので偏りのない情報の提供提供です。 地域に根付いた住教育の推進 今月は住生活月間です。国土交通省の住生活基本計画では若年・子育て世帯や高齢者が安心できる住生活の実現、既存住宅の流通と空き家の利用促進、住生活産業の活性化などを地域のニーズに合わせ、三世帯同居の推進、空き家を含めた民間賃貸住宅などの活用によるセーフティネット、慣習を踏まえた高齢者のための住宅ガイドラインの策定などを支援するための活動を愛媛でもしていきます。  

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  • 13 Oct
  • 12 Oct
    • ウィルアム・モリス 原風景でたどるデザインの軌跡

      愛媛県とテレビ愛媛さん主催により来年1月7日から2月12日まで愛媛県美術館にて「ウィルアム・モリス 原風景でたどるデザインの軌跡」(仮)展が開催されます。 この美術展に愛媛インテリアコーディネーター協会も後援をさせていただくこととなりましたのでご報告いたします。 ウィリアム・モリス(William Morris、 1834年3月24日 - 1896年10月3日)は、19世紀イギリスの詩人、デザイナー、マルクス主義者。多方面で精力的に活動し、それぞれの分野で大きな業績を挙げた。「モダンデザインの父」と呼ばれる。また、架空の中世的世界を舞台にした『世界のかなたの森』など多くのロマンスを創作し、モダン・ファンタジーの父と目されロード・ダンセイニやJ・R・R・トールキンにも影響を与えています。 WALLPEPERHOUSEさんの壁紙でもお馴染みですよね… 

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  • 11 Oct
    • 伝統構法と在来工法の比較 基礎

      基礎とは建物が地盤と接する部分で、建物の荷重を地盤へ伝える重要な部分である。伝統構法と在来工法はこの部分が外部から見ても判別が可能なポイントであり、大きく異なる部分である。 伝統構法の基礎は石場建て基礎と呼ばれており、自然石の上に土台(敷土台)や柱が建っている。  一方の在来工法はコンクリート製の布基礎やベタ基礎を作り、そこに土台を置いてコンクリートに埋めたボルトでコンクリートの基礎と土台を固定し、土台の上に柱を建てる。 石は自然素材なので耐久性は折り紙つきに長い、一方のコンクリートは法定耐用年数で60年。しかし住宅に使われるコンクリートは高速道路や橋などに使われるものと同じではなく、コストの点からも安価なものが求められており強度は当然落ちる。 国土交通省の前進である建設省が1998年にまとめた「建設省総合技術開発プロジェクト」の報告書によると、セメントに混入する水を50%以下まで減らし、鉄筋のかぶり厚を十分に取り、収縮や凍結を抑制する添加剤を加えることで、500年以上といった半永久的な耐久性を確保することが可能だが、こうした施工を行うには工期が延びコストも増大するため、そこまでの耐久性を想定して鉄筋コンクリート構造物を建設することは少ないし、コンクリートに混ぜる砂は塩分を含まない河原の砂を使いたいが、環境破壊の問題から採取は厳しく制限されており、住宅で使用できる砂は砂浜の塩分を含んだものが使われる。無論塩分を取り除くために現れているが、果たしで100%塩分を取り除けたかは疑問であり、たとえごく少量の塩分であっても鉄筋を長い時間かけて錆びさせることは可能である。 また住宅の基礎は耐久設計基準強度というものが18N/mm2と決められており、つまり基礎の設計段階から実は30年ぐらい持てばいいという考え方がされていることはあまり知られていない。 感覚的に言えば、住宅の基礎も30年でダメになることはないが、60年か70年ぐらいが寿命という線ではあまり意義を唱える人は少ないと思う。基礎がダメになれば建物は壊すか、建物をジャッキアップして浮かせ基礎を遣り替える必要があるが、多分多くの人は解体して建て替える道を選択すると思う。それはそこまでしても残したいという魅了が建物にないからである。

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  • 10 Oct
    • 伝統再築士

      伝統再築士とは、再築基準検討委員会の答申に基づいて策定された再築ガイドラインに基づき、次世代に引き継ぎたい文化的価値の高い伝統的な木造建造物を残す為の専門の知識を有するものを育成することを目的とした一般社団法人住まい教育推進協会が認定する資格制度です。古民家の事業を始めたい方、古民家を残す取り組みをしたいという方、古民家を扱いたい建築士の方にオススメの資格です。建築士の方は、講習を受講いただくとCPD3単位が取得できます。  この資格も古民家鑑定士と同じく私が書かせていただいた「古民家解體新書Ⅱ」を使って取得いただけます。講習自体は伝統構法耐震評価機構の杉本講師と全国古民家再生協会の井上顧問が東京、大阪を中心に月に1〜2回開催していただいていますが、 今回9月22日名古屋に行った際に私も講習をさせていただきました。この資格をスタートした時点に東京、大阪で講師をした時ぶりでした。  伝統再築士は資格事業の中でも最も講習内容が変わる資格です。再築検討委員会の内容を反映させつつ最新の情報を建築士の方へお伝えしています。 今回お話した内容は、全国古民家再生協会の事業内容から始まり、長期優良住宅化リフォーム推進事業の取り組み(古民家でも補助金が受けれます)また平成28年度サステナブル建築物等先導事業(気候風土適応型)や、11月7日に東京で開催する既存住宅現況検査技術者講習などに付いてお話しさせていただきました。 建築士の皆様も在来工法はよくご存知なのですが、伝統構法は建築基準法にその規定がほとんど書かれていないためにいわばブラックボックスです。それだけに皆様の熱意が伝わってくる講習となります。 伝統再築士に付いてはこちらをごらんください。https://hepa.or.jp/credential/dentousaichikushi

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  • 07 Oct
    • Patina

      現在の住宅は約30年程度しか使えない。それはなぜでしょうか。 屋根や外壁、室内の建具やフローリング、壁はビニールクロス。全て工業製品で作られています。工業製品は最初は美しいですが、経年変化により痛み、みすぼらしくなります。 そして工業製品は寿命があり、寿命を伸ばすために塗り替えたり、交換したりといったメンテナンス=手間をかけることが必要です。 しかし、多くの消費者はメンテナンス=修繕やリフォームなど家を建ててから家に対してお金をかけることを避けたがり、嫌がりますし、場合により金銭的にもできない場合も多いのです。 家はメンテナンスが必要なものです。車も長く乗るためには車検を受けて、オイルやタイヤなどの必要な消耗品を交換します。携帯電話や家電製品は壊れたら買い換えるほうが安いので買い換える人が多いでしょうか。 家の中の消耗部品はどこでしょうか。一般的なメンテナンススケジュールを書き出すと、 キッチン、お風呂、トイレなどの水回り 約10年から15年外壁(塗装やサイディング壁) 約10年から15年で塗り替えが必要屋根(金属屋根)約10年から15年で塗り替えが必要壁紙 約10年から15年で張り替え基礎(コンクリート) 法定耐用年数60年 現在の家はかし保証といって10年間は不具合が保証されていますが、10年程度は大きな問題はまず起きません。保証が切れてから問題が出て来ます。 「Patina」という言葉があります。「経年変化の楽しみや味わい」という意味のラテン語です。例えば古民家などは自然素材が使われており、自然素材は経年変化により風合いや色合いは変化しますが、みすぼらしいと感じる人もいますが、味わいが出て来たと感じる人もいます。茶道でいう侘び寂びというところでしょうか。  経年変化を楽しむということは消費することに喜びを感じるよりも、大切な物を長く大事に使う事に喜びを感じることであり、。それは心にゆとりのある生活にもつながります。 木材や石や漆喰でできた家は経年変化で味わいが出てくるのです。無論自然素材の住まいも定期的なメンテナンスは必要です。 家はメンテナンスし続けるものであり、長持ちするためには寿命の短い工業製品より自然素材を使うほうがよく、 一番は消費者自身が経年変化の味わいを楽しむ感覚が必要だと思います。

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  • 06 Oct
    • 住宅の平均寿命をご存知ですか。

       現在の住宅の平均寿命は約30年、これは建物を建ててから使わなくなるまでの数字で、少し前のデータだが平成10年解体・リサイクル制度研究報告会報告書、並びに総務省の平成5年住宅統計調査による住宅のサイクル年数である。 日本が30年に対して、米国は103年、英国が141年と日本のサイクル年数は短く、平成8年の建設白書を元に建物を取り壊す滅失建物の平均年で比較しても、日本は26年、対して米国が44年、英国が75年と欧米先進国と比較しても非常に短命です。  築100年を超える古民家は各地に沢山残っており、世界最古の木造建築とされ、ユネスコの世界遺産にも登録されている奈良の法隆寺は金堂が西暦607年頃、五重塔は7世紀後半に建築されてまだ現存している。 社寺建築と一般住宅は異なるかもしれないが、古民家鑑定での平均築年数は約120年ある。木造だからと言って短命なわけでなく、 日本の平均寿命が30年と短いのは戦後復興の安普請(やすぶしん)かウサギ小屋と海外から嘲笑(ちょうしょう)された質が悪く、粗悪な住宅が多く建設され解体されたことも要因の一つと考えられるが日本の高い技術力がある木造住宅が短命であるというのは、まだまだ使える状態のものをメンテナンスせずに壊しているということではないだろうか。 住宅への投資周期、いわゆる住宅ローンの年数でみても日本の平均が23年に対し、米国は38年、英国が73年という数字となる。日本は23年かけて住宅ローンを支払い、30年経てば使わなくなるのである。なんともったいないことか

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プロフィール

古民家研究家 コミンカニスト 川上幸生

性別:
男性
誕生日:
1967年1月15日15時頃
血液型:
A型
お住まいの地域:
愛媛県
自己紹介:
コミンカニスト 古民家鑑定士 二級建築士 インテリアコーディネーター 古民家動的耐震診断士 ...

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古民家の雑学53

古民家解體新書Ⅱ(古民家解体新書Ⅱ)~古民家を未来に残すための124の知識~ (発行:一般社団法人住まい教育推進協会)



二級建築士
インテリアコーディネーター
照明コンサルタント
住宅断熱施工技術者
下水道責任技術者

古民家鑑定士講師
伝統資財施工士講師

一般社団法人
住まい教育推進協会
会長

愛媛
インテリアコーディネーター協会
会長

株式会社
アステティツクスジャパン
事業統括本部長

ケイズデザイン二級建築士事務所
代表

お菓子会社での商品開発やパッケージデザイン、デパートのショーウィンドウや店舗や商業施設の設計施工を経て現在は住宅の設計やデザイン、古民家鑑定士などの資格の為の教本や古民家検定本などの出版をメインに活動中。建築業に早や22年・・・今までの経験を活かし人に優しい本物の家づくりを目指し「お客様に感動をあたえる家づくり」を心情に活動中。


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