ローマの建築家ウィトルウィウスが著した建築書によると、建築には用(utilitas)・強(firmatis)・美(venustas)を兼ね備え、芸術的かつ科学的見地に立つ必要があると書かれています。究極の無垢材古材など昔から日本の建築で使われてきた耐久性のある素材をライフスタイルに合わせてアレンジした南欧風プロバンス住宅のティストで。世界に一つだけの「こだわり」の住宅を提案する「プロバンス住宅の伝道師」です。

また現在の活動の中心は厚生労働省認可財団法人職業技能振興会認定の「古民家鑑定士」を始め日本の伝統的な住まい古民家の資格の教本「古民家解體新書Ⅱ」~古民家を未来に残すための124の知識~の執筆などを中心に講師活動なども全国でおこなっております。



著書 古民家のバイブル「古民家解體新書Ⅱ」~古民家を未来に残すための124の知識~全国の書店で好評発売中です!(クリックして頂くとAmazonへ飛びます)

古民家解體新書Ⅱ(古民家解体新書Ⅱ)~古民家を未来に残すための124の知識~ (発行:一般社団法人住まい教育推進協会)

1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>
2016年06月24日(金) 05時55分42秒

床脇について

テーマ:古民家について


床脇は床の間の横に造られる違い棚や、地袋などで構成される空間で、床脇の発生は床の間とはまったく無関係である。現代では床脇の形状は多種多様であるが、本質的には巻物や文具類を置く棚であり、その意味では勉強机に相当する付書院との関連が深い。

「床脇(とこわき)」は室町時代中期建立の銀閣寺として有名な京都の慈照寺東求堂(じしょうじとうぐどう)では、一間の「付書院(つけしょいん)」と半間の「違い棚(ちがいだな)」が広縁に向かって並んで張り出しており、床の間は無い。当時は機能上床の間より違い棚のほうが縁側に近い場所に配置された。

これが桃山時代から本来の機能を失うとともに、単なる座敷飾りとして、縁側に近いほうから付書院・床の間・床脇と並ぶようになり、定型として今日に至る。

現在はさまざまなバリエーションの床脇があるが、床脇で大きく変化したのは奥行である。現在の奥行は床の間と同じ奥行き半間だが、昔は半分しかなかった。

そのため当時は「天袋(てんぶくろ)」も「違い棚」も座敷の壁面まで出ていたが、床脇の奥行が深くなったことで天袋や違い棚と座敷の間に空間が生まれ、これが床脇の意匠の多様性を生み、また施工を複雑にしている。

天袋・違い棚・「地袋(じぶくろ)」の奥行は、それぞれ柱幅の2.5倍、3倍、2倍程度が基準となる。また、天井高は座敷の「内法高(うちのりだか)」と「無目(むめ)」と「台輪(だいわ)」の寸法に90mm程度足した低めが基本となる。天井は杉や檜の「鏡天井(かがみてんじょう)」が一般的。数寄屋建築では「網代張り天井」なども使用される。

詳しくは古民家解體新書Ⅱ P254をごらんください。
AD
いいね!した人  |  リブログ(0)
2016年06月23日(木) 05時49分00秒

古民家とは、フランス語訳付き

テーマ:古民家について
 日本の伝統的な住まいは「古民家」と呼ばれます。壁が少なく床下も高く、庭に植木を植えることで涼しい風が夏場入ってくる夏場気温が高く湿度が高い日本の気候風土に対応した過ごしやすい住まいです。四季を楽しめるように自然と相対するのではなく、自然と共に生活をする自然素材で循環が可能な資材で建てられたエコで洗練された住まいです。

 三世代が同居するため祖父祖母から子供達は生活しながら様々なことを学びます。また壁の少ない開放的な住まいのため近所の人とも交流が盛んであり、子供達は地域の人からも見守られて育ちます。日本は犯罪の少ない経済的にも豊かな国ですがこれは戦後の経済復興だけでなく、お互いがお互いを助け合う相互扶助という考え方があるからかもしれません。

 また、台風や地震などの自然災害もありますが、それに対応した造りです。屋根を重たくして台風で家が飛ばないようになっていますし、地震が発生しても建物がゆっくり揺れることで地震の力を上手に逃がし倒壊しない高層ビルなどに用いられているのと同じ免震的な建物です。

 ギネスに登録されている世界最古の現存する木造の建物は奈良県にある法隆寺というお寺で1400年経っていますが、古民家もそれに劣らず「千年家」と呼ばれる古いものある寿命の長い住まいです。しかし現在車やテレビなど最先端の技術を持つ日本人は古いものより新しいものの方が価値があると思う人が増えており、まだ住めるのに壊して新しい家を建てることが多く、残念ながら数が減ってきています。我々の調査では全国に「古民家」は120万棟しか残っていません。

 私たちは伝統的な古民家を守るために「古民家鑑定士」という資格者を育成する団体で、全国各地で地域性のある様々な古民家を地域の人たちと協力して後世に残すための活動をしています。日本といえば、サブカルチャーとしてのアニメや、伝統的なものでいえば和食が世界遺産に登録され、着物や焼物(瀬戸物などの陶器)、お城や、お寺や神社などが有名ですが、「古民家」という素晴らしい住まいがあることをぜひ知ってください。もしあなたが日本に来て住むのなら我々の団体は日本全国に支部と仲間がいるので相談ください。あなたが日本の伝統的な住まいに住めるようにサポートさせていただきます。



Qu'est-ce qu'une Kominka?

Une Kominka est une ancienne maison traditionnelle japonaise qui est essentiellement construite avec du bois, de l'argile, de la paille ou du bambou. Elle a peu de murs, un étage élevé et un haut plafond. Ces caractéristiques sont dues au climat typiquement japonais : des étés chauds avec une humidité élevée. En plantant des arbres dans le jardin et l'ajout de ces caractéristiques, la Kominka calme en quelque sorte les effets de la chaleur de l'été et peut accueillir des brises fraîches en fournissant ainsi aux habitants un espace de vie confortable.

En harmonie avec la nature et permettant de profiter de la beauté des quatres saisons du Japon, les maisons Kominka ont été construites avec des matériaux naturels qui peuvent être réutilisés et recyclés. En ce sens, elles ne sont pas seulement écologiques et économiques, mais aussi extrêmement sophistiquées.

En vivant dans une Kominka avec trois générations, les enfants Japonais pouvaient apprendre de la sagesse de leurs grands-parents. (Malheureusement, la situation actuelle au Japon est en train de changer et la tendance est à la famille nucléaire). Grâce aux espaces ouverts dans la Kominka, les voisins peuvent aller et venir avec facilité et la communication entre les individus est facilitée. Les enfants sont donc élevés et accompagnés par tous les gens chaleureux de la communauté.

Il est souvent fait remarquer qu'il y a un faible taux de criminalité au Japon et que les gens semblent vivre une vie relativement prospère. La société japonaise donne la priorité au groupe sur l'individu. Les Japonais se consacrent donc à s’aider les uns les autres. Cela peut être la base de la renaissance du Japon suite aux catastrophes passées. L’attitude et les bonnes manières des Japonais ont été démontrées aussi bien après la Seconde Guerre Mondiale qu’après le grand tremblement de terre et tsunami de 2011.

Le Japon est également connu pour ses catastrophes naturelles, telles que les typhons ou tremblements de terre. Fait intéressant, l’intelligente conception des maisons Kominka permet de résister à l'énorme puissance de ces catastrophes naturelles. Un toit lourd est par exemple érigé sur la partie supérieure de la maison afin de ne pas être emporté dans un typhon. Elles peuvent également absorber les mouvements sismiques grâce à des techniques de menuiserie du bois. Ces techniques reconnues ont ensuite été adoptées dans la conception de grands bâtiments modernes. Ces derniers se balancent lentement lors des grands tremblements de terre empêchant ainsi l'effondrement des structures. Ceci est appelé "structure absorbant les séismes"

Le Temple Horyuji a lui été construit dans la préfecture de Nara il y a 1400 ans, et a été enregistré dans le Guinness des records comme étant la plus ancienne structure en bois encore en état au monde. Certaines maisons Kominka sont également assez fortes pour résister 1000 ans et sont appelées ainsi "Sennen-ya" (maison millénaire).

De nos jours, cependant, le nombre de Kominka a fortement diminué. Les gens ont tendance à mettre plus de valeur dans les nouvelles voitures ou produits technologiques. Bien que certaines Kominka restent encore aujourd’hui des structures saines et habitables, il y a une triste tendance chez les propriétaires à les détruire et les remplacer par des maisons modernes. De nos jours, il est regrettable que seulement 1.200.000 Kominka existent dans tout le Japon.

Notre organisation tente d'arrêter cette tendance. Nous essayons d'augmenter le nombre d'estimateurs professionnels de Kominka dans l'espoir de conserver ce précieux patrimoine culturel à travers le Japon. Lorsque l'on parle du Japon, la plupart des gens peuvent penser “anime”, “cuisine traditionnelle japonaise”, “kimono”, “faïence”, “châteaux”, “temples” ou encore “sanctuaires”. Nous serions très heureux si les gens ajoutaient le terme “Kominka” à cette liste. Les vieilles maisons folkloriques japonaises sont pour la plupart des résidences écologiques, sophistiquées et remplies de la sagesse des générations passées.

L'organisation pour la restauration des Kominka est prête à vous aider et vous soutenir si vous êtes intéressés par ces maisons. N'hésitez pas à nous contacter pour plus d’informations. Avec nos remerciements.
AD
いいね!した人  |  リブログ(0)
2016年06月22日(水) 05時37分01秒

建前について

テーマ:家づくり


日本の住まいは一日で屋根まで作る日には、建前という儀式を行います。家の建築を始める時に執りおこなうとこしずめのまつりとその土地の氏神を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得る地鎮祭と合わせてこれらの催事最近は行われなくなっていますが、日本の文化でもあるので是非若い方にもしていただきたいですし、家を建てる側にも勧めていただきたいと思います。

 建前は、上棟式とも言われますが厳密には建前(たてまえ)とは木造建築の軸組み(柱・梁)を組み、棟上げ(棟木を架ける)までの工事のことを指し、職人さんの労をねぎらい、工事の無事を祈願して、建築に携わる関係者を歓待する宴会の事には上棟式(じょうとうしき)と言います。

 上棟式は建築吉日か大安などの良い日を選んで行ないます。夕方作業が終了してから祝詞をあげます。この「建前の儀式」の始まりは諸説あるが、代々棟梁たちの間で語り継がれてきた古い言い伝えによると、ある女性を供養するために始められたといわれます。

 遠い昔、ある高名な棟梁がいました。建前の前夜、彼は玄関の柱が短いことに気付き、明日の建前が無理であることを悟りました。誇り高き棟梁だった彼は、柱の刻みを誤ってしまった事を恥じ、自害を考えるほど思い悩んでしまいました。その一大事を知った妻は混乱する夫に酒を勧め、眠らせる事にしました。妻は苦しむ夫の力になろうと一晩中考えた末に一つの名案を思いつきました。その名案とは柱の足りない部分に桝(マス)を使い補うというもの。

 建前当日の朝、力なく目覚めた夫に妻は何も言わずに三つの桝を差し出しました。彼は瞬時に妻の考えを悟り、一升、五合、一合桝を巧みに組み合わせ、無事に建前ができたという事です。



 これが今日の社寺など、軒下から見ることができる桝組(柱頭部分)の始まりとされています。


 めでたし、めでたしとここで話が終わればいいのですが、ここから悲劇が始まります。

 上手くいったとはいえ棟梁にとっては末代までの恥。このことが口外されることを恐れ、なんと妻を殺害してしまいました。しかし夫は悔やみ、建前の時には妻の弔いとして棟に女の七つ道具である、口紅、おしろい、くし、かんざし、鏡、かつら、こうがいを飾り、これが後に「建前の儀式」となったそうです。そして棟梁がどこまでも面子に執着した事から「たてまえ」という言葉のが生まれたとされます。

 古民家を知る事で日本の文化を知る事になります。興味深いですよね。
AD
いいね!した人  |  リブログ(0)
2016年06月21日(火) 05時33分42秒

壁と間仕切り

テーマ:古民家について


 「壁」という言葉の語源は、すみか、ありか、仮の「か」と、隔てるという意味「へ」が合わさり、室を仮に隔てるものが語源とされている。西洋建築は壁をはじめに造り最後に屋根を造りますが、日本建築は骨組みを建てたあとに屋根を先に作りその後に壁を造ります。古民家では壁は空間を仕切る機能であり構造的に必要なものという概念はありませんでした。空間を後から仕切るから「間仕切り(まじきり)」という言葉が生まれました。

 多雨地帯であるモンスーンアジアの東端に位置する日本は雨の多い土地柄です。年平均で1718mmの降水量があり、これは世界の平均807mmの約2倍以上に相当します。日本によく似た森林が多いイメージがあるイギリスでも年間1220mmです。雨がよく降るので家の建設に当たってもできるだけ木材が雨で濡れないように早く屋根を作りたい。今でも住宅が一日で屋根まで作る理由である。(*)

 また、壁自体もその言葉の語源を見るとあくまで仮の仮設的な仕切りであり、古民家はライフスタイルの変化に合わせていくらでも間仕切りを変更できる可変性にとんだ住まいである。

 では間取りとは何か、これは欧米的な考え方であり、空間をそれぞれのスペースに区切りから間取り、限られた空間の争奪戦である。欧米はプライバシーを尊重する家づくりなので個人のスペースを大切にする。それぞれのプライベート空間を確保する家づくりである。
いいね!した人  |  リブログ(0)
2016年06月20日(月) 04時52分37秒

床の間の部材について二回目

テーマ:古民家について




床柱
「床柱(とこばしら)」とは、床の間に立つ化粧柱で、座敷のほかの柱と樹種や形状などを変えたもの。床柱の反対側の柱を「相手柱(あいてばしら)」と呼び、この柱もほかの座敷柱と変える場合もある。床柱の材種、形状としては、檜(ひのき)・松(まつ)・栂(つが)などの柾目の通った面取りの角柱が本式となる。ほかに角柱として用いられる主な材種には、杉・欅(けやき)・桐(きり)・カエデ・クワ・クロガキ・コクタン・シタン・タガヤサン・イチイ・エンジュなどがある。また、床柱の表面を加工したものもあり、柾目のほかに杢目(もくめ)も用いる。「行」の造りでは杉の絞り丸太、磨き丸太、面皮柱などが用いられる。「草」の造りでは、アカマツの樹皮を取って磨いたものやクリを用い、表面に道具の痕跡を残し、それを味わいとする「なぐり」技法もよく使われる。

無双釘
床柱に花を掛けるために打たれた釘を「花生釘(はないけくぎ)」といい、床框から1m程度の高さに打たれることが多い。床の間の奥の壁中央に花を生けるために打つ釘は「無双釘(むそうくぎ)」と呼ぶ。掛け軸を掛けるために床の間奥の廻り縁に打つ釘は「折れ釘(おれくぎ)」、正月飾りの青竹を掛けるために床の間の奥の柱に打つ釘は「柳釘(やなぎくぎ)」という。

落し掛け
床の間前面上部の小壁下端に架け渡した横材を「落し掛け(おとしがけ)」という。樹種は、「真」の時は床柱に揃え正面の「見付け(みつけ)」に柾目、下端に杢目が来るように用いる。数寄屋造りの座敷や茶室では竹や細身の丸太、クリの「なぐり」などを用いることもある。また、磨き丸太や絞り丸太の上下を削り、下部の削り面を漆塗りにした例もある。落し掛けは長方形断面の材を用いるのが一般的であるが、少しくだけさせて、見付けを細く見せる「刀刃(はっかけ)」や竹・小丸太を使用したり、材を入れずに下がり壁を塗り廻す方法もある。

床板
床框を入れ、これと同一面に「地板(じいた)」を入れた床の間を「板床(いたどこ)」といい、この地板が「床板(とこいた)」である。材種としては、松・クワ・カエデ・トチ・欅など、木目の美しい材が使われ、反りを防ぐ手法として「吸付き桟(すいつきざん)」を板の裏に取り付ける。

床天井
床の間の天井を「床天井(とこてんじょう)」といい、杉や檜の柾目や杢目の1枚板の天井を「鏡天井(かがみてんじょう)」という。床天井は鏡天井以外に竿縁天井、敷目板張り天井、網代天井などが用いられる。
いいね!した人  |  リブログ(0)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。