ローマの建築家ウィトルウィウスが著した建築書によると、建築には用(utilitas)・強(firmatis)・美(venustas)を兼ね備え、芸術的かつ科学的見地に立つ必要があると書かれています。究極の無垢材古材など昔から日本の建築で使われてきた耐久性のある素材をライフスタイルに合わせてアレンジした南欧風プロバンス住宅のティストで。世界に一つだけの「こだわり」の住宅を提案する「プロバンス住宅の伝道師」です。

また現在の活動の中心は厚生労働省認可財団法人職業技能振興会認定の「古民家鑑定士」を始め日本の伝統的な住まい古民家の資格の教本「古民家解體新書Ⅱ」~古民家を未来に残すための124の知識~の執筆などを中心に講師活動なども全国でおこなっております。



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古民家解體新書Ⅱ(古民家解体新書Ⅱ)~古民家を未来に残すための124の知識~ (発行:一般社団法人住まい教育推進協会)

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2016年07月29日(金) 05時26分00秒

欄間について

テーマ:古民家について



欄間について。

欄間
「欄間(らんま)」とは天井と襖や障子が入っている開口部の上の通常は壁になる部分に入る明かり取りや通風などのために使われる木製の細長い部材。

平安時代の絵巻物には既に描かれており、古くから愛されてきた装飾物である。「欄間」は「大黒柱」と並び建物の品格を表し、凝った技法で作られたものは寺院や高級な住宅にはかかす事ができないもの。

主に杉の木目を生かしながら彫刻した「彫刻欄間(ちょうこくらんま)」、杉の柾目の板に透かし彫り加工を施した「透かし彫り欄間(すかしぼりらんま)」と細い木桟を縦組に組み立て込んだ「筬欄間(おさらんま)」の三種類が一般的。また竹を藤つるで編んだ「竹組子欄間」なども趣があり茶室などに使われる。

欄間によく使われる絵柄としては、松、梅、花、鳥や富士山、海岸線の風景などおめでたい柄が用いられ、鳳凰などの架空の動物などももちいられる。

筬欄間には組子の組み方で千本格子と呼ばれる非常に細い格子や雲などをデザイン化した絵柄や形など凝った細工が用いられる。

付け書院に使われる欄間は一枚だが、開口部の上に使われる場合ははめ殺し(開閉できない)で二枚の続き柄で使われる。

詳しくは古民家解體新書Ⅱ P269からをごらんください。
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同じテーマ 「古民家について」 の記事
2016年07月28日(木) 05時34分16秒

竈と厠

テーマ:古民家について


竈(かまど)とは食品を加熱調理するために火を囲うための設備今で言うガスレンジです。土や煉瓦などで箱をつくり上から鍋を落とし込み、下の焚き口からマキをくべて調理しました。昔の日本の竈の多くには煙突の設備は無いために煙は焚き口からそのまま出てきます。京都では「おくどさん」関西では「へっつい」などとも呼ばれます。この竈から上がった煙で屋根などを支える木材は黒くなっています。いぶされて木材が黒くなることは悪いことではなく、いぶされた木材は防虫の効果が高いと言われています。




厠(かわや)は川屋とも書かれずばりトイレのこと。川屋と書くのは昔は川や海の上に小屋を建ててそこで用を足していたからではないかとの説からです。トイレはやっぱり昔から水洗だったんですね。その他諸説は「かわや」ではなく「こうや」が訛ったとの説で、「こうや」とは和歌山にある高野山の事。高野山の僧侶は髪を剃ることから髪を落とすが、紙を落とすでトイレの事を「こうや」というようになったとか……本当の理由は解りませんがこのような雑学を調べてみるのも面白いと思います。
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2016年07月27日(水) 05時30分53秒

「真」「行」「草」

テーマ:古民家について


床の間を分類するときによく「真(行)の床の間」とか「草体の床の間」といった言い方をします。この「真」「行」「草」とは書における楷書・行書・草書と同じで、正式で格式の高い形からいかにくずしていくかという程度を表しています。その基準は極めて曖昧で主観的なものなのですが、床構えの形から考えれば、床の間・床脇・書院が揃っているものが「真」、床脇・書院のいずれかを省略したものが「行」、床の間だけのものが「草」と言う風な感覚で捉えてもらうと理解しやすいかもしれません。

写真は北海道開拓の村にある鰊番屋の床の間、「真」「行」「草」がミックスされている。天井から吊り下げられたランプがいかにも北海道らしい。
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2016年07月26日(火) 05時18分11秒

室礼という空間の美意識

テーマ:古民家について



住宅の部屋の構成や構成を表す言葉として間仕切り(まじきり)と室礼(しつらい)があります。間仕切りとは、言葉の通りに間(ま)仕切るという事で、部屋の配置や構成などを表しています。間とは柱と柱の間の空間を指していて、その柱により組まれている屋根の下の空間を仕切りと言います。なぜ、その空間を「仕切り」というのかというと、日本の建築と西洋建築の建て方の違いにその答えがあります。西洋建築では、各部屋を先につくってから最後に屋根をつくりますが逆に、日本の木造建築では先に屋根をつくってしまうため、そこに空間ができそれから各部屋に仕切っていくのです。「間仕切り」という言葉は、実に日本の木造建築の特性そのものを示した、日本の気候や風土から生まれた言葉でしょう。

室礼とは平安時代に生まれた言葉で、本来、無個性な部屋をちょっとした道具でその時々の用途や目的に合った空間に変えるという先人の知恵からきた意味を持っています。例えば、ゴザや畳を敷いたり、ついたて、びょうぶなどで仕切りをしたり、床の間に掛け軸や花を行けたりなどという事です。

写真は三重県のNさま邸、Nさまのセンスの良さが現れた現代風の室礼です。
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2016年07月25日(月) 05時22分41秒

クジラサイズの座布団

テーマ:古民家について
座蒲団(ざぶとん)は絹や木綿などで作られる座具。古くは茵(しとね)とも書かれ、敷布団や座具として使われた長方形の織物で茵は正方形の織物で座具として使われたものを言います。木綿の大量生産が可能になった江戸時代から大量に生産されるようになり、茶席用や大型のものなど何種類かの寸法があります。座蒲団の寸法は鯨尺(くじらじゃく)と呼ばれる布を測るのに用いられる物差しが使われており1尺は建築で使われる約1尺2寸5分になり、正方形に見えますが、幅が1尺2寸~8寸に対し、丈は幅より1寸ほど長く作られています。布の縫い合わせが見えない方が表面で、絵の柄を相手に向けて座ります。

日本の住居でタタミが使われ始めたのはごく最近の事、中世、近世までは板敷きが普通でした。将軍様や大名は置畳と言う座る部分だけに畳を置いていました。室町時代に書院造が出来部屋の前面に畳を敷き詰めるようになりました。畳が敷かれた部屋の事を座敷と言います。


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