建築には用(utilitas)・強(firmatis)・美(venustas)を兼ね備え、芸術的かつ科学的見地に立つ必要があるとローマの建築家ウィトルウィウスは書き残している。古民家と呼ばれる日本の伝統的な住まいは気候風土に合わせた世界に誇る日本文化であり機能的で耐久性の高い美しい住まいです。「古民家鑑定士」の教本「古民家解體新書Ⅱ」の執筆などを中心に古民家を後世へ引き継いでいくために全国の仲間と活動しています。

古民家好きになる第一歩、Amazon電子書籍 古民家の雑学53


古民家の雑学53
  • 31 Aug
    • 古民家の雑学53

      本書は平成22年に発売した「古民家検定本」に書かせて頂いた内容に加筆修正をしたAmazonで発売している電子書籍です。 Amazon 古民家の雑学53 Kindle版 古民家ってなんなの?からはじまり、女性でも興味を持って頂けそうな雑学を古民家の語呂合わせで53編書いてます。 古民家の事が好きになるように、古民家の特徴、夏涼しい理由、歴史や庭の事、うだつや町家、屋根についても茅葺き、ワラ葺きの素材や屋根の形、テリやソリといった形状、鬼瓦の秘密、土壁や漆喰、カマドや囲炉裏や建具、果ては大工さんの道具までを網羅しています。 古民家入門書としてお読みいただければ幸いです。 表紙を飾るこの古民家は、徳島県脇町にある「旧永井家庄屋屋敷」で四方ぶた造りと呼ばれる形式です。 中身を少しご紹介 「ご飯炊き名人は瓦焼き名人」 瓦は古民家の屋根として美しいもので、現代でも和風の家の屋根には瓦が使われています。古民家は屋根が目立つデザインなので瓦が主役とも言えなくもありません。 瓦ぶきの屋根の事を甍(いらか)とも言います。 いらかの波と、雲の波~♪ 歌にも出てきますよね。 銀色に輝く日本瓦の美しさは何とも言えません。この銀色に輝く瓦の事をいぶし瓦といいます。 瓦は粘土を焼いたものですが、いぶし瓦は焼いた最後に燻化(くんか)という処理をした物です。つまり燻製の様なものです。 燻化の方法は、窯の内部の温度が約850~900度ぐらいまで下がった時に一斉に必要量以上の燃料を吹き口から入れて吹き口や煙口を密閉して約30分~1時間還元蒸し焼き状態にします。最高温度から100~150度下がったら窯内の充満した炭素と適当な水分が化合して炭化水素となり瓦表面に付着してあの銀色が生まれます。 温度が高すぎると炭素が燃えてしまうし、低すぎると炭素が黒く固まってススになってしまいいぶし銀のきれいな発色になりません。いぶしの銀色は微粉の炭素が瓦表面の肌に突き刺さり、付着する事により乱反射して銀色に見えるまさに工芸品の様なものなのです。 瓦の上手い焼き方というのは、はじめちょろちょろ中ぱっぱ、最後はゆっくり冷ましていくとい言わばご飯を釜で炊くのと同じような火加減がポイントです。 毎日ご飯を釜で炊いているお母さんならきっといい瓦が焼けるんじゃないでしょうか。瓦にはいぶし銀の瓦のほかにも釉薬をかけて焼くゆうやく瓦や焼いている途中で岩塩を焚口から投入して作る塩焼瓦、何も付けない無ゆう瓦などがあります。現在広く一般的に使われている物はセメントで作ったセメント瓦やカラーベストと呼ばれるセメントを原材料に圧縮して塗装した商品や金属製の物が出回っていますが、耐久性などから考えると、やっぱり粘土の瓦が一番いい気がします。 

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  • 30 Aug
    • 考えを話せる場

      毎月1回木曜日に南海放送ラジオの午後の番組「Tips」に出演させていただいています。もう一年以上出させてもらっています。主には愛媛インテリアコーディネーター協会の会長としてインテリアについてお話しさせているものの、得意な古民家の事など自由に話させていただいています。プレゼンターは中岡瞳さんチャーミングで聡明な方なのでいつも助けていただいています。  ラジオ以外にもテレビや新聞などもたまに取材をしていただきます。  自分の考えを話せる場をいただけるということにいつも感謝しています。

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  • 29 Aug
    • 新しいブログ始めています。

      1ヶ月ほど前からKDDI ウェブコミュニケーションズの「g.o.a.t (ゴート)」という新しいblogで記事を書いています。お時間あれば一度ごらんください(システム自体がβ版のため、バグがまだあるようです)  川上幸生's BLOG https://ykawakami.goat.me/  

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  • 26 Aug
    • 建前の儀式

      「建前の儀式」の始まりは 諸説あるが、遠い昔、ある高名な棟梁がいた。 建前の前夜、棟梁は玄関の柱が短いことに気付き、明日の建前が無理であることを悟る。誇り高き棟梁だった彼は、柱の刻みを誤ってしまった事を恥じ、自殺を考えた。その一大事を知った妻は混乱する棟梁に酒を勧め、眠らせた。 妻は苦しむ棟梁の力になろうと一晩中考えた末に一つの名案を思いついた。 その名案とは柱の足りない部分に桝(マス)を使い補うというもの。 建前当日の朝、力なく目覚めた棟梁に妻は何も言わずに三つの桝を差し出した。 棟梁は瞬時に妻の考えを悟り、一升、五合、一合桝を巧みに組み合わせ、無事に建前ができた。 これが今日の社寺など、軒下から見ることができる桝組(柱頭部分)の始まりとされる。 しかしこの話には続きがあり、 上手くいったが棟梁にとっては末代までの恥。このことが口外されることを恐れ、妻を殺害した。 しかし棟梁は悔やみ、建前の時には妻の弔いとして棟に口紅、おしろい、くし、かんざし、鏡、かつら、こうがいという女性の七つ道具を飾ったとされる。これが後に儀式となり、そして棟梁という面子に執着した事から「たてまえ」という言葉の語源になったとされる。

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  • 25 Aug
    • EICA

      EICAとは、Ehime Interior Coordinator Associationの略称であり、愛媛インテリアコーディネーター協会のことである。現在そこで会長を三期させていただいています。 http://e-ica.jimdo.com インテリアコーディネーターという仕事は、お客様の夢を形にするプロデューサーであり、「毎日を心地よく暮らしたい」という誰でもがお持ちの気持ちを形にしていく仕事です。心地よさの感覚は人それぞれですが、好みの色や素材を使い、自分の趣味やライフスタイルに合った空間でないと気持ちよく過ごせません。 インテリアコーディネーターは「どんな風に暮らしたいか」をヒアリングし、「こんな雰囲気の空間に住みたい」というアバウトな要望を具体的に住まい手のライフスタイルに合った住空間に導きます。 インテリアや住宅や商品に関する幅広い知識・専門的な技術などを駆使し、家具やカーテン、照明等の商品をトータルにプロデュースすることが役割です。 私自身資格を取ったの、20年近く前でしょうか。建築士ですので家づくりの提案の中で、インテリアの提案はしていますので、どこまでが建築士でどこからがインテリアコーディネーターの役割かは線引きができませんし、意識も特にはしていないのですが、今から4年ほど前、休会中だった愛媛インテリアコーディネーター協会を再稼動させるための集まりを案内いただき、なんとなく参加したところ会長職を拝命いただいて現在に至ります。 3年前に再スタートした当時は会員は5名しかいらっしゃらなかったので、まずは会員を増やそうと、毎月1回はイベントを行う、ホームページ、Facebookで情報発信をするということからスタートし、おかげさまで現在23名まで会員さんも増え、 今年は愛媛県の協力をいただき内子の商店街活性化という事業を行えるまでになりました。http://www.uchiko-workshop.net これもひとえに会員の皆様のおかげと感謝しています。 報酬を頂く事業ではない割に、時間とお金(お金は少し)かかり大変ですが、その分いろいろな新しい出会いをいただけて将来への投資にはなると思っています。 活動の場をいただけるということ自体恵まれています。 何かのきっかけで動き出すことはたくさんあると思います。 ある人に、チャンスの神様に後ろ髪はない、チャンスに気がついたらすぐにつかまないと、チャンスは通り過ぎてしまうと教えていただきました。 今がチャンスなのかはわかりません、時間が経って見てあの時がチャンスだったんだと気がつくものなのでしょう。 また、最近「恩送り」という言葉を知りました。 「恩返し」とはよく聞きますが、受けた恩を返すことはできない、恩を受けたのならその恩を別の違う人に「恩送り」するという意味だそうです。 今まで私も多くの恩をいただいています。来年で50歳になりますから、これからは「恩送り」を意識していきたいと思っています。 だから常に精一杯何事にも取り組みたいと思います。

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  • 24 Aug
    • 深川江戸資料館#東京#コミンカニスト#古民家#kominka_jp

      kominkanistさん(@yukiokawakami)が投稿した写真 - 2016 Aug 24 2:54am PDT

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    • あなたの家には外国の木材が使われていますか

      あなたの家には外国の木材が使われていますか。 ほとんどの方は使われていないと言われますが、実はたくさん使われています。屋根を支える米松、米とついているのはアメリカ(北米)から輸入されているからです。 しかも、松の木だと思っている人がほとんでですが、実はマツという名がついていますが、日本の古民家などに使われていたアカマツなどのマツ類とは別の樹種ダグラスファーと呼ばれる木材。松ではなくもみの木です。 近年大きな木材が国内で調達しにくく(大木を日本の山から切り出すと赤字になります)輸入木材が住宅においても大きなウェイトを占めています。 輸入された木材は、木の種類で和名がつけられるのではなく、木目が日本のあの木に似ている、そんな理由でつけられます。まあその方が売れるということです。 奈良県の森林技術センターが日本の木材=スギ、ヒノキと輸入木材=ホワイトウッド(欧州トウヒ)との腐りやすさを調べたデータがあります。  野ざらしの屋外に放置した結果、ヒノキの耐用年数4年に対して、2.5年でボロボロという結果が出ました。 室内での耐朽性試験(腐りにくいかを調べる試験で、数値が小さいほど腐りにくい)ではヒノキの10倍腐りやすいデータが出ています。 ちなみに木材が腐るメカニズムは、木材腐朽菌が湿気(木材の含水率でいうと28%以上)、温度(25度前後が最も活発に活動可能)、空気(酸素)の供給で繁殖し、木材を分解していきます。木材腐朽菌が成長すると、皆さんよくご存知のキノコになります。 シロアリに対しても国産木材の方が強いという結果も出ているようです。  ホワイトウッドは集成材としても加工され、住宅の柱などにも使われています。しかし、聞いた話では、ホワイトウッドは腐りやすいので出荷元の北欧・ロシアなどの現地では建築材としては使わないそうです。現地ではクリスマスツリーなどに使っているそうです。 古民家がなぜ100年以上持っているのか、車もない時代、遠くから思い木材を運ぶのは大変な作業なので、地元で育った木を使ったからです。木も元々は生物です。現地に気候風土に合うように育っています。北欧や北米の湿気の少ない土地で育った木は高温多湿の日本は向いていないのです。 家を建てる側も、家を建ててもらう側もしっかりとした知識を持たないといけません。それを進めたくて、住教育にも力を入れています。

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  • 23 Aug
    • 114回目の講習

      月に1回「古民家」の事業についての講習、松山講習で講師をしています。今月は先週4日、5日に開催、なんと114回目の講習でした。単純に月1回開催として実に9.5年も開催していることになります。「石の上にも三年」継続は力ですよね。私は主に古民家とはどんなものなのか、古民家鑑定や古材鑑定とはどんなもので、なぜそれを行う必要があるのかをお話ししています。 松山講習は二日間あります。初日は古民家の話し、二日目は写真の撮り方やヒストリーシネマと呼んでいる映像コンテンツの紹介をレクチャーし、気分転換も兼ねてお昼ご飯を一緒に食べに出るのですが、季節によりメニューは変えており、夏場はたこめしです(ちなみに冬は踊るうどん永木になります)。  昼食後、参加者の希望より三津浜散策をしたり、時間があれば道後温泉や松山城といったコースを案内しますが、今月は久しぶりにガーデンビレッジをご案内しました。  ここは10年前に開発した分譲地で、資産価値の落ちない街をコンセプトに区画から建物すべての設計とプロデュースをさせていただいています。10年経過してますが、色あせない魅力はまだまだあります。 参加者は月によってばらばら、多い時は10人を超えますが、お一人お一人とゆっくり色々なお話ができるのでできれば少人数の方が私は好きです。 第115回は9月8日・9日で開催の予定です。ご興味あればご連絡ください。宜しくお願いします。

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  • 22 Aug
    • 長期優良住宅化リフォーム推進事業セミナー

      日本の空き家率は総務省が5年に一度実施する住宅・土地統計調査(平成25年)によると全世帯数6063万戸の13.5%820万棟ありこれは大きな問題です。 現在年間の新築住宅の着工戸数が約80万棟ですから、10年以上のストックがあるのです。空き家は地域の防犯上の問題や、修繕されないことで災害時の避難経路の障害となったり、地域のコミュニティの崩壊や限界集落などの過疎化とも結びつきます。 ちなみに、古民家の空き家は日本政策投資銀行推定値によると120万戸あるとされます。 また日本の住宅の平均寿命は約30年程度ですからこれからは新築ではなくて、中古住宅をリフォームして住まうというライフスタイルを国は提案しています。 そのひとつとして、住宅の性能向上リフォームや、三世代同居リフォームにリフォームした場合に利用できる補助制度があります。「長期優良住宅化リフォーム推進事業」です。長持ちするようなリフォームをすることで最大200万円までリフォーム費用の補助金があります。 私が会長をしている一般社団法人住まい教育推進協会が事務局をしています、一般社団法人全国古民家再生協会は国立研究開発法人建築研究所の認定するインスペクター講習団体です。 インスペクションとは、建物などを調査する「インスペクション」を実施する専門家のことで、毎年既存住宅現況検査技術者講習を開催しています。インスペクションとは、建物を専門家の視点で調査し、今後維持していくために必要なことを明確にし建物の資産価値を維持するための調査であり、古民家においては古民家鑑定がそのインスペクションなのです。 「長期優良住宅化リフォーム推進事業」についてどのような項目でどのようにすれば補助金が申請できるのか、8月25日に東京でセミナーをさせていただきます。 当初より多くの方にお申し込みをいただいたので定員を40名から80名の会場に変更させていただきました。あと少し(20名)程度はお申し込み可能ですのご興味のある工務店、設計事務所の方はお申し込みください。 尚、今回は「長期優良住宅化リフォーム推進事業」の中でも木造住宅の持ち家に関する内容を中心にお話しさせていただきます。マンションなどにも補助金はでますが、その内容はお話ししませんのでご了承ください。 日程    平成28年8月25日(木) 会場    フォーラムミカサ エコ 7階ホール (千代田区内神田1-18-12 内神田東誠ビル 7階 )  講師 一般社団法人住まい教育推進協会 会長 川上幸生 定員    80名 (先着順) 参加費    無料 対象     ○ 全国古民家再生協会事業者会員 ○ 工務店 ○ 設計事務所 *会員以外の方でもご参加いただけます 主催    一般社団法人全国古民家再生協会 共催    国立研究開発法人 建築研究所 長期優良住宅化リフォーム推進事業評価室 お申し込みはこちらからお願いします。 http://www.g-cpc.org/reform-seminar

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  • 20 Aug
  • 19 Aug
    • 家づくりの儀式について

      住宅建築時に神様に家を建てる際に地鎮祭(じちんさい)と上棟式(じょうとうしき)をおこなう。地鎮祭は、「とこしずめのまつり」とも言われ、家を建てる工事を始める前にその土地の氏神(うじがみ)を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得る儀式。建築をする建築主と工事関係者がその土地を守護する大地主神(おおとこぬしのかみ)とその地域の守護神、産土大神(うぶすなのおおかみ)を祀り工事の無事を祈る。安全祈願祭と呼ばれることもあり、その他、鎮地祭、土祭り、地祭り、地祝いともいわれる。地鎮祭は通常神式で行われ、仏式の場合は起工式と呼ばれる。 地鎮祭は土地の四隅に青竹を立てて、その間を注連縄(しめなわ)で囲って祭場とし、斎主の神主さんのもと、建築主と大工などの建築業者が参列しておこなう。祭場の中に神主が持参した八脚台(はっきゃくあん)、八足(はっそく)とも言う木の台を立て、その中央に神籬(ひもろぎ、大榊に御幣・木綿を付けた物で、これに紙を呼ぶ)を立てて祭壇とみなし、お酒、水、米、塩、野菜、赤い対の魚(鯛が多い)などの供え物を供える。また、関西では伊勢神宮近隣の浜から砂や塩を取り寄せ、四隅に置く場合もある。祭壇の左右に、緑・黄・赤・白・青の五色絹の幟に榊をつけた真榊(まさかき)た立てる場合もある。この五色絹は五行説における天地万物を組成している5つの要素、木・火・土・金・水を表す。 上棟式は職人の労をねぎらい、工事の無事を祈願して、建築に携わる関係者を歓待する宴会。建前(たてまえ)は木造建築の骨組みである柱や梁を組み、棟上げ(棟木を架ける)までの工事のことをいい、「うだつが上がらない」のうだつとは棟木を支える束のこと。最近ではうだつとは言わず、棟束(むなづか)、真束(しんつか)または小屋裏にある束をひっくるめて小屋束(こやつか)と呼ぶ。 建前の日は施主と大工で打ち合わせ、建築吉日か大安などの良い日を選んでおこなう。神主を招いて工事の無事を祈願する場合もあるが、最近は大工棟梁が祝詞(のりと)をあげておこなうことが多い。地域により大工が用意した幣束(へいそく)を鬼門に向けて立て、四隅の柱に酒や塩、米などをまき、天地四方の神を拝む。餅まきなどを行なう風習もあるが、最近は省略することが多い。職人には祝儀を出す。また、工事中はご近所に迷惑を掛ける事になるので、儀式の前後には隣近所にも、菓子折りやタオルなど簡単なものを持参し挨拶をする。

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  • 18 Aug
    • 仏間と神棚について

      仏間(ぶつま) 床の間の脇に設けられることが多く、仏壇は祖先を祀るスペースで地域により構造は異なる。作り付けのものもあれば、家具になった仏壇を置くスペースとして「半床仏間」「地袋付仏間」「三尺仏間」「一間(六尺)仏間」などがある。 仏壇や位牌を安置している場所を仏間というが、仏壇を置く部屋のことを仏間ともいう。北向きはできれば避けたほうがいいが、仏間の向きには決まりは無く、お給仕しやすくお参りしやすい場所にすることが大切である。 神棚 神棚は天照大神(あまてらすおおみかみ)と氏子(うじこ)になっている神社の神様を祀る(まつる)ために2階部分が無い明るく清浄な高い場所に南向きあるいは東向きに設ける。神棚の真ん中に天照大神の御神札(おふだ)、右側に氏子の神様の御神札を、左側は好きな神様の御神札を配置。神棚には食前に一家の主人または代表者が神饌(しんせん お供え物)として米と塩、水をお供えし、榊立ての水を替え、神灯(しんとう)を灯す。榊は毎日できない場合は1日と15日に新しく替える。神拝(しんぱい)の作法は神社参拝の作法と同様に二拝二拍手一拝し、神棚拝詞(かみだなはいし)を奏上する。 詳しくは古民家解體新書Ⅱ P281をごらんください。

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  • 17 Aug
    • インテリアに関する民具について

      屏風(びょうぶ) 木の枠に襖を張ってあり、二枚以上が蝶番で連結されたもの。結婚式の時に使用されるのは金屏風。古民家に残っているものは襖に「花鳥風月(かちょうふうげつ)」などの水墨画や色鮮やかな色彩で彩色されたものも多い。 衝立(ついたて) 木製で骨組みそのものを見せるものや、表面に襖などを張ったものなど大きさも形も様々である。

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  • 16 Aug
    • 下芳我邸×笹祭り#愛媛県#内子町#笹祭り

      kominkanistさん(@yukiokawakami)が投稿した写真 - 2016 Aug 15 8:46pm PDT

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    • 明かりに関する民具について

      蝋燭(ろうそく) 蝋燭の普及は照明の一大革命とも言えるもので仏教の伝来と共に日本に伝わった。蜜蝋から作る蜜蝋燭や松やにから作られる「松やに蝋燭」などがあり、明治以降は石油から作るパラフィンを使用した西洋蝋燭が一般的。図の手燭は蝋燭を持って歩ける形状で、燭台(しょくだい)はスタンド式のものを指す。燭台は室町時代から使われ始めた。 灯台(とうだい) 室内照明器具。魚や動物の油などを燃料とし、皿や高杯型の土器に入れ火を灯して床に置いた。 図は牛糞灯台と呼ばれるもので、これは燃料に牛糞を使用したわけではなく、台座が円丘を積み重ねた形状が牛糞に似ていることから名づけられた。 提灯(ちょうちん) 蝋燭を灯す携帯用の照明器具。鎌倉時代の末頃から使われ始めた。竹の骨を水平に並べて紙を貼り、折りたたみが出来る。棒の先に金具をつけて提灯をぶら下げた「ぶら提灯」や折り畳むと非常にコンパクトになる「小田原提灯」などが使われた。 釣灯籠 (つりとうろう) 木製や金属製の寺院の照明器具で中世以降は神社や貴族の屋敷、武家屋敷でも広く使われるようになった。軒先に吊るして屋外の照明として使用される。広島の厳島神社にあるものは1366年製造の鋳銅製で現存する最古のものとされる。

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      テーマ:
  • 15 Aug
    • 暖をとる民具

      炬燵(こたつ 火燵) 室町時代からあり、茶室の炉の上に格子にした木製の櫓を置き、着物などで覆ったものが江戸時代中期以降は木綿の布団が庶民にも一般的となり、寝具を暖める使い方がされるようになった。図は行火(あんか)と呼ばれる形状の炬燵。 火鉢(ひばち) 奈良時代から火桶や炭桶などと呼ばれる移動式の暖房器具が使われ始め、これが現在の火鉢の原型。火鉢は炭火を使うために囲炉裏と違い煙が出ないが部屋全体を暖めることは難しく、手足を温める局所暖房器具である。江戸時代はケヤキなどの箱状の家具にいれたものは「長火鉢」「江戸長火鉢」と呼ばれる。

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      テーマ:
  • 14 Aug
  • 12 Aug
    • 食に関する民具

      カメ・壷(つぼ) カメは口が広く胴から底にかけて小さくなる陶器製の入れ物で、水瓶や、 味噌、醤油などの醸造など大量にあるいは頻繁に出し入れするものの容器として使用する。 壷は口が小さくつぼんだ形をしており漢字の「壷」はその形状を表わす象形文字が変化した。 気密性があり、長期間の保存を必要とする塩や砂糖、油や酒などの保存用容器として使用した。 笊(ざる) 洗った米や野菜の水切りに使用する竹を編んだもの。深さや大きさで様々な種類がある。 石臼(いしうす) 石臼とは、木の実や米、豆などを粉にするために使われる調理器具で、ひくときに熱を持たないため、蕎麦などの風味を損なうことなくひくことができる。使い方は石の上部にあいた穴から粉にしたいものを少しずつ入れて木製の取っ手を回すことで下側の石に刻まれた凹凸によってすり潰され、上の石と下の石の隙間から粉となって出てくる。 膳(ぜん) 食器を載せるための台で、古くは盤(ばん)という。方形の板の上に縁(ふち)をつけたものを折敷(おしき)といい、食事がしやすいように脚をつけたものを衝重(ついがさね)という。衝重のうち台の三方に宝珠の形の穴を開けたものを三方といい、現在でも地鎮祭や建前などで使用する。

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  • 10 Aug
    • かまど

      竃 「竈(かまど)」とは食品を加熱調理するために火を囲うための設備。土間に設置され、土や煉瓦などで箱をつくり上部に鍋を落とし込み、下の焚き口からマキをくべて調理する。竈には煙突の設備は無く、煙は焚き口からそのまま出る。囲炉裏と同じく竈から上がった煙で屋根などを支える木材は真っ黒に燻される。 京都では「おくどさん」関西では「へっつい」と呼ぶ。竃は台所の神様「荒神(こうじん)」が祀られる。また、分家することを「竃を分ける」などというが、これは竃の数で課税をおこなった名残である。独立することを「竃をおこす」といい家族の単位として竃は重要な存在であった。

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  • 09 Aug
    • 囲炉裏

      囲炉裏 床面を掘り下げて造られる炉が「囲炉裏(いろり)」であり、調理、食事、採暖の目的で家族が集う部屋に設けられる。囲炉裏の炉の周りには物が置けるように板を回すことが多く、火加減の調節ができる「自在鉤(じざいかぎ)」が下げられる。囲炉裏の煙は小屋裏の木材を燻煙し、乾燥状態を保つとともに表面に付着する煤は防虫の効果がある。 囲炉裏の上部に設けられる木製や竹製の板を「天棚(あまだな)」あるいは「火棚(ひだな)」といい、上部に舞い上がる火の粉を防ぎ煙や熱を拡散させ目的と、穀類を乾燥したり、魚などを燻煙したりする。近年の火棚は装飾目的で格子状だが、本来格子状では火の粉や煙が通り抜けるので役に立たない。

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プロフィール

古民家研究家 コミンカニスト 川上幸生

性別:
男性
誕生日:
1967年1月15日15時頃
血液型:
A型
お住まいの地域:
愛媛県
自己紹介:
コミンカニスト 古民家鑑定士 二級建築士 インテリアコーディネーター 古民家動的耐震診断士 ...

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古民家の雑学53

古民家解體新書Ⅱ(古民家解体新書Ⅱ)~古民家を未来に残すための124の知識~ (発行:一般社団法人住まい教育推進協会)



二級建築士
インテリアコーディネーター
照明コンサルタント
住宅断熱施工技術者
下水道責任技術者

古民家鑑定士講師
伝統資財施工士講師

一般社団法人
住まい教育推進協会
会長

愛媛
インテリアコーディネーター協会
会長

株式会社
アステティツクスジャパン
事業統括本部長

ケイズデザイン二級建築士事務所
代表

お菓子会社での商品開発やパッケージデザイン、デパートのショーウィンドウや店舗や商業施設の設計施工を経て現在は住宅の設計やデザイン、古民家鑑定士などの資格の為の教本や古民家検定本などの出版をメインに活動中。建築業に早や22年・・・今までの経験を活かし人に優しい本物の家づくりを目指し「お客様に感動をあたえる家づくり」を心情に活動中。


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