瓦礫という言葉をご存知ですか…
がれきと読みます。

災害が起こり目の前は瓦礫の山となった…というような使い方がされますが、この言葉、よく見てもらうと、瓦という漢字と礫という漢字が使われています。

礫とは小石や土の塊というような意味になります。

昔、地震が起これば古民家の屋根の載せていた瓦と、瓦を安定させるために敷いていた土が落ちました。この瓦と土が瓦礫という言葉になりました。

今の家は瓦礫は出にくい構造です。
瓦の下の土は使われずに、木の桟にビス止めされます。

瓦礫が出ないのはいいのかもしれませんが、写真を見てもらうと左の家は屋根の重さで家が潰れてしまっていますが、瓦の屋根は綺麗なままです。

右側の家は瓦は落ちていますが、建物自体にはあまり大きな被害は内容に見えます。

左の家は最近の家、在来工法の家で右の家は伝統構法の古民家です。

古民家は大きな地震の時には屋根の上の重い瓦を落として建物の倒壊を防ぐ構造なのです。地震時にこの二つの家の中に人がいた場合…

どちらの家が安全でしょうか?