「アンケートに頼らないプロのマーケティング」と「飲食業の実態は倒産増」 | 【飲食店コンサルタントの独り言】~繁盛飲食店になるのは難しくない!~

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年間100件以上の飲食店のコンサルティングや、新店・新業態プロデュース、及び講演やセミナーで全国を飛び回っている、飲食店コンサルタント・中小企業診断士/河野祐治のブログです。
日々のコンサルティングの中で感じた、繁盛店作りのヒントを書いています。


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日経MJに、「脳科学をプロモーションに使う」
という記事。


4人中3人が、アンケートでは「関心がない」
と答えているのに、脳波では「興味がある」
というデータが出たとのこと。




元々私は、アンケートは否定派です。

やりません。

アンケートは「理性」で答えますが、
食べることは「本能」だからです。

なのでアンケートは、「本心じゃない」ことだったり、
「着飾った」、「建前」、「繕った」ことが多くなります。

しかも、わざとじゃなく「無意識に」です。

お客様自身も気づいてないんです。

知らないんです。

そこに「本当の答え」があるんです。


「本当はこうじゃないんですか?」

というこちらからのアプローチに対して、

「そうそう、そうなんだよ、自分でも分かってなかったけど、
それなんだよ。」

これが、プロのマーケティングだと思います。


もう1つ気になった記事。

今年の上半期の全体の倒産件数は、
バブル期以来の最低水準で、
負債総額も過去20年間で最少。

しか~~~し!!!

小売業と飲食業は、増加に転じたとのこと。

これが実態です。




人件費や電気代等のコスト増を、
価格転嫁できてないからではないかと。

記事には書いてませんが、
コストアップ要因は、人件費と電気代だけではありません。

消費税アップを価格転嫁できなかったお店は、
これからさらに厳しくなるでしょう。

さらには、もっと上がる人件費。

それ以前に、人の採用ができなくてお店を閉めるという
ケースが最近増えています。

人材採用の件はともかく、まずは
【価値訴求による価格の適正化】
ですよ。


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飲食プロデューサー、中小企業診断士

河野 祐治


Mail: yuji_kawanojp@ybb.ne.jp


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