飽きずに毎日食べられる

いんやん俱楽部の料理教室は、難しげな漢字熟語が良く出てきます。

始めて教室案内チラシを見た時は、中国料理を教えているところかと思いました(^-^;

まず、【養生家庭料理】教室

これは「どのようなことをお伝えしている料理教室なのか？」を表しています。

日本人が伝承してきた（もしくは伝え続けられていない、遺産となりつつある）養生文化を家庭で出来る形にしてお伝えしています。

そして、【陰陽調和の重ね煮料理】教室

この漢字は「どんな調理方法を使った料理教室なのか？」を表現しています。

この大前提には、日本に限らず地球、宇宙全てにおいて陰と陽と言うエネルギーの流れがあると言う東洋思想があります。

その思想に基づき、食材にも陰陽の性質がある考えています。

この陰や陽の真ん中を「中庸」、すなわち「調和」の状態があります。

料理教室では陰陽の食材を重ねて蒸し煮、ごった煮することで「調和」した料理を目指して作ります。

メインの料理が肉や魚であれば、サブに野菜の煮物や酢の物をおく。

または、刺身（陽）にはわさび（陰）で調和をはかる考えもありますが、重ね煮で作った料理はすでに「調和」しているので、一品いただけば中庸、調和に導かれます。

その味は穀物をかみしめた時と同じほのかな甘みを感じるもの。

しみじみとして身体に沁みわたる味。

派手さはないけれど毎日飽きずに食べられる味でもあります。

調和した料理を食べることで、身体や心も自然と調和した真ん中に通っていきます。

それが、穏やでな平安な気持ちや生き方にもつながっていく。

疲れ果てて教室に来たのに、調理してご飯を食べた後は来る前より元気になっている気する…(*^^*)

（単にお腹が減っていたわけではないんですよ(^-^;）

そんな経験を生徒のころ何度もしてきました。

具合が変わることから、「調和」が大切なんだな～と私の中に刻まれていきました。

最後までお読みいただきありがとうございました。
多謝

いんやん倶楽部

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