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葉っぱに止まってじっと動かない雌のオオゴマダラの周りを、数匹の雄のオオゴマダラが乱舞する。よくよく見ている雄の腹部先端から何やら出ている。
オオゴマダラのオスの成虫の腹部先端には、ヘアペンシルというブラシのような器官がある。ここからフェロモンを分泌して、メスを引きつける働きがあるという。
このためメスを見つけたオスは、ヘアペンシルを広げてメスの周囲を飛び回るというが、ここでは容易に雌を見つけられるので、あちらこちらでそのような状況が見られる。
見ていると最後はカップルになるのだが、雌を巡っての雄同士の熾烈な争いなんて見られないが、腹部先端を、やたら突き出して誇示し合っているように見えるのは、フェロモンの優劣を競い合っているのだろうか。
生き物の世界は、子孫を残すために涙ぐましい努力を要求されるのは、そのこと自体が薄れゆく人間以外ではどの種の雄も変わらない。












































