このところ梅雨末期を思わせる大雨が二三日続いた。朝方にベランダで洗濯物を干していると、クマゼミの控えめな鳴き声がわずかな間聞こえていた。
いよいよ雨の季節もおさらばかと思えば、雲の間の青空も心もち青さが増したように思える。山笠の詰所の設営やかき縄づくり、街角の障害物へのむしろ巻きが行われた。
ひとつひとつの決めごとをこなしながら、男たちの熱い夏がもうそこまで来ようとしている。梅雨が明けようとしているように、博多の街全体が山笠へと向けてヒートアップしている。
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