私は海外の方と接する機会が多いこともあり、
前から興味はあったのですが…。
…読んでみると、なかなかマトモな本。
韓国という国がどういう国なのか、チョット分かると思います。
いろんな衝撃の事実が書いてありますよ。
「ヨン様好き」や、「韓流最高!」とか言ってるようなドラマ好きの方々や、
ワイドショーや、ニュースでしか韓国を知らない人は
すごくビックリするんじゃないかな。
ただ、この本を鵜呑みにして、
「韓国人はこれだから信用できない!!」
「韓国も韓国人も嫌いだ!!」
って安直にいう人が増えそうなのは、少々心配。
そもそも日本人は、外国や、外国人について批評をする前に、
「どの外国の人も、同じ人間である」事を、
もっとみんな考えて発言しないといけないと思う。
今の日本では、たまにテレビのコメンテーターですら、
「外国人にはそれぞれ
異なる文化、異なる宗教、
異なる価値観、異なる善悪の判断基準がある」
ことを無視し、日本人の価値観で判断する人がいる。
今回読んだこの本が、
そういう人達の「韓国や韓国人への認識」が、
歪む方向ではなく、価値観を理解する材料として、使われて欲しいと思う。
…これは余談になるが、
おそらくこの本は、ちゃんと読み込まないと、
一方的に韓国に嫌悪感を抱く結果になりかねない。
もし皆さんがこれから読むのだとしたら
「日韓問題については色々な問題があるが、
それは人にではなく、国や文化に問題があるのだ」
ということを、ぜひ心に留めて、読んでいただきたいものだと私は思う。