$オーストラリア メルボルンへお引越し


私、小さいときはお風呂屋さんでした(正確には、祖父母がやっていたのですが)。6歳までお風呂屋さんで暮らしていましたので、今でも風呂は、特にお風呂屋さんは大好き。なので、お風呂は常に恋しいのです。(でも、海外暮らしをするようになって、それはそれでなんとかうまく折り合いをつけているみたいで、なかなか大きなお風呂には入れなくても、それほど恋しくはないのが現実です。)

先日、本当に久しぶりにお風呂屋さんに行ってきました。このお風呂屋さんは、両国にある、もう50年以上もやっているお風呂屋さん。ここは、私の母が中学卒業後に東京に出てきて働いていた、というお風呂屋さん。なので、小さいころからずーっと可愛がってもらいました。お正月にはお年玉もらったりして。ここのおじちゃんもおばちゃんもお姉ちゃんもみんな、私にとっては本当の家族のようなもの。

日本に帰ってきたからには挨拶に行かないと、と娘を連れて行ってきました。
おばちゃんに会うのは、祖母の葬式以来だから、もう8年くらい会っていません。会った瞬間に涙が出そうになるくらい懐かしく、「今年84歳になるのよー。もうやんなっちゃうわよ。」なんて言っていましたが、まだまだ元気そうで、今回会えて本当にうれしかった。

昔ながらのお風呂屋さんで、ジェットバスだの、うたせ湯だの、そんな格好のいい設備もなく、今風のお風呂屋さんじゃないですけれど、体だけじゃなく心も温まる本当のお風呂屋さん。いつまでも元気でお店続けてくれたら嬉しいです。