【知っ得コラム】タイヤの交換時期とは?スリップサインってなに? | 自動車・バイク専門情報サイト『クルマ・バイクのアドバイザーPRO』のブログ

【知っ得コラム】タイヤの交換時期とは?スリップサインってなに?

【知っ得コラム】タイヤの交換時期とは?

スリップサインってなに?


「おおよそタイヤの交換周期は約3万km、

年間1万km走るとして3年が交換の目安である。」と言われています。


しかし・・・。


イマイチ自分ではタイヤの交換時期が分からないものです。


そこでタイヤの「スリップサイン」をチェックすることで

かんたんにタイヤの磨り減り方を知ることが出来るのです。



◆スリップサインをチェックしよう!


もし、タイヤに溝がなければ、

濡れた路面ではツルリと滑ってしまいます。


溝は、タイヤと路面の間に溜まる水を吐き出す、

いわば排水溝の役割を果たしているのです。


このようにとても大事な溝ですが、

使っていくうちに少しずつ擦り減って浅くなってきます。


一般的に、新品のタイヤでは7~9ミリ程度の深さがある溝ですが、

擦り減って1.6ミリになると、

スリップサインと呼ばれる目印がタイヤに現れます。


タイヤの溝


※スリップサインが出たタイヤを使うことは、法律で禁止されています。

たとえ、一部分だけスリップサインが現れた場合でも同じです。

新品のときと比べて7割以上、溝が減る前にタイヤ交換を考えましょう。




◆スリップサインはどこにあるの?


タイヤのサイド部には、スリップサインの位置を示す矢印が、

周上6箇所に表示されています。


注意点としては、

この△マークはスリップサインの位置を示すもので

スリップサインそのものは、溝の奥に隠れています。


タイヤをよく見ると、太い溝の間に

一段高くなっている部分がある事に気づきます。



スリップサイン


これが、スリップサインです。


その一段高くなっている所が、1.6ミリ。


法令で定められた残り溝の最低ラインです。



◆スリップサインが出てきたら?


スリップサインの出た(残り溝が1.6ミリをきった)タイヤで走ることは、

法令(道路運送車両の保安基準)で禁止されています。


スリップサイン


もし、1ヶ所でも1.6ミリまですり減ってしまったら、

そのタイヤを使ってはいけません。


※タイヤの残り溝が1.6ミリ未満のクルマは、
「道路運送車両の保安基準」の定めで、
「整備不良として使用禁止」

または 「車検不合格」 になります。


スリップサインが出る前に、

新しいタイヤに交換しましょう。


【参考】

トーヨータイヤ

http://toyotires.jp




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