皆様、こんにちはYayoi.です。
今回は2会場とも利用した
そして大好評だったウエディングツリーをご紹介しましょう。

Yayoi.はカリグラフィを長年していたので
友人知人の結婚式の受付に飾るウエルカムボードを描いていました。
カリグラフィで描いた文字の周りに
水彩絵の具でお花の絵を描いたり
造花をつけてボリュームを出したりしていました。
その割には自分の結婚式のときは
「●●家 ○○家」
と日本語で表示したい!などと話していたので
ウエルカムボードは描く気持ちはぜんぜんありませんでした

そんな中
別府湾ロイヤルホテルの担当者さんと
結婚式の当日に何をしようかとお話ししているときに
ウエディングツリーを提案していただきました。

「ウエディングツリーは
列席者の方々がスタンプを押していくのです。
他のお客様の結婚式の時に行いましたが
とてもよかったですよ。
Yayoi.さんなら作れるかも」

Yayoi.はウエディングツリーの存在を知りませんでした
さっそく「ウエディングツリー」をネット検索
ウエディングツリーは
別名「スタンプツリー」とも言われ
紙に印刷された木の絵の周りに用意されたスタンプを
列席の方々が押していくというものでした。

スタンプツリーとしてひっかかったものは下記の通りでした。
・自分がスタンプした上に名前を署名している
・スタンプの色に意味を添えて列席者に選んで押してもらう
・スタンプの形はほとんどがお花だが中には葉っぱもある
・木ではなく「風船」をつかんでいるお二人の絵の周りに風船スタンプを押す

お~これは面白い
ましてや「芳名帳」がいらないわ~。
2会場とも従来の結婚式で行う受付の芳名は行わず
「ウエディングツリー」でのYayoi.たちの結婚への承認印も含めた
列席スタンプとして行うことに決定

別府湾ロイヤルホテルでの結婚式では
約20人の少人数の身内だけのため
スムーズにできるはず。
そして
THE BLUE RIVERWALKでの結婚パーティでは
会員制のため
受付で会費をいただく際に
お名前チェックするので
芳名の必要はなし

そのかわり
ウエディングツリーに列席者がスタンプを押していただくよう誘導する
専門の受付嬢が必要だわ

ということから
ウエディングツリーをすることを決めたが
デザインはどうする?
検索結果のウエディングツリーはどれも印刷ものでしたので
Yayoi.はやはり自分でデザインし手描きすることにしました。

まずは紙です。
紙は家にあったF10号サイズの水彩紙「クレスター」を使用。
カリグラフィーペンやGペンにて文字を描くためひっかかりが少なく
色は真っ白ではなくすこし生成りが入っていて
厚みある丈夫な紙として選びました。


額裏を撮影
下の紙がクレスター水彩紙
ほんのり色が違うのがわかるかな

寸法はどのくらいだったら部屋に飾れるかなと想像・・・。
主人と相談した結果
手持ちの額の寸法の「四つ切(よつぎり)」サイズがベストと判明
よって
額は四つ切サイズを後日購入するとして
紙のサイズはその四つ切サイズ額の裏板(ガラス)寸法と
同じ寸法の347×422mmに切りました。

普通は仕上げた絵の紙の大きさから額を決めるのですが
家のインテリアになれるようなサイズでと
額から計算し計画的に進めました。

ウエディングツリーを描く場所を決めます。
紙の上下左右の余白を45mmずつとりました。
下記のこの余白は仮にコピー用紙で作っていますが
最後には額装時に使うマットが入ります。

描いた後にコピー用紙でマット分の寸法を再確認したとき

描く準備ができたら
下書きを何枚か描きました。
ウエディングツリーのデザインやカリグラフィの文字や誓いの言葉を
コピー用紙に描いて切り取り
本番用のクレスター水彩紙の上で配置を決め
軽くトレースしました。


さあ
これからが本番です
今まではカリグラフィは
カリグラフィ専用ペンに水彩絵の具をつけて描いていましたが
今回は部屋に飾るので
退色性を考えて
退色しずらいそれでいてマットな不透明感を表現できる
ホルベインアクリラガッシュを使いました。
色はローシェンナとバーントシェンナと
煌めきをだしたいのでゴールドも混ぜました。
画像ではゴールドがわからないのが残念。

デザインとしては
ウエディングツリーの上に
カリグラフィで「Our Happy Wedding Tree」を描きました。
この文字にもゴールドが混ざっています。



Our Happy Wedding Tree


「誓いの言葉」をいつも見ることができるようにと
当日人前式で
このウエディングツリーを手に「誓いの言葉」を読むということもふまえ
描いたウエディングツリーの下に
結婚式の日と会場名と誓いの言葉をGペンで描きました。

ちなみに
誓いの言葉はネットで検索し

よろしげな文章に
主人と少々味付けしたぐらいのものです。
ここにはあまり力がはいっていなかったなあ(笑)

そうそう
誓いの言葉を描くのに使ったGペンは
漫画家さんが黒いインクをつけて
漫画を描くときに使います。
最近は電子化されて使う人も減ったようです。

最後に
面相筆で署名欄をひきました。
左には主人の名前
右にはYayoi.の名前がフルネームで
別府湾ロイヤルホテルの人前式のときに署名されます。

また
THE BLUE RIVERWALKでは
署名はせず
人前式のときに
列席者と同じスタンプを木の中に押すことにしました。



これで
ウエディングツリー
別名スタンプツリーの土台が完成です。
スタンプも手づくりしたいところですが
ここはラカシェットフムフムの手づくりハンコの作家さんである
松尾さんにお願いすることにしました。

それでは次回は
ウエディングツリーに使うスタンプと額装のお話です。

お楽しみに

◎参考サイト◎
・別府湾ロイヤルホテル http://www.daiwaresort.jp/beppu/
・THE BLUE RIVERWALK(ザブルーリバーウォーク)https://www.the-blue-riverwalk.com/
La Cachette FumuFumu(ラカシェットフムフム)http://fumufumu0alpha.blog.fc2.com/
・九州画材(額寸法表あり) 
http://www.qgazai.shop-site.jp/

今回のオリジナルウエディングの内容が
皆様のお役に立つことができたならば幸いです
*心に花を咲かせます* やよいのものづくり Yayoi.