HAPPY FOR OTHERS | グローバルに波乱万丈

以前の私は自尊心がかなり低く、人のことをひがんだり、妬んだりすることがよくありました。

できのいい近所の同級生の女の子達やいとこと比べられ、非を指摘され叱られてばかりで褒められることなどなく育ったからでしょうか。 

到底、“HAPPY FOR OTHERS”(他人のことを喜ぶ)などできる人間ではありませんでした。 


そんな私も母となり、子供達にとって私が尊敬できる親であるということが一番のギフトではないかと思うようになり、そんな自分を変えようと努力しました。


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“人の幸福を喜ぶことは、人の不幸を悲しむことより難しいことである。”

“真の友は喜びを倍にし、悲しみを半分にする人。”


この言葉を自分に言い聞かせながら、息子達には常に「良き友でありなさい。」と教え、息子達の友達がなにかを上手くできたとかいう話には「うわー、それはよかったねー! GOOD FOR HIM!」と心から言い、息子達に喜びの笑顔を見せてきました。 


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そのせいでしょうか。私が子供だった頃のように人を妬むようなところは、息子達には一切ありません。


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総合大学の四年生の長男は現在二年コースの3Dアニメーションの二年目で、卒業の来年五月を目指して二年がかりで3Dショートアニメーションを13人のチームで制作しています。 

毎晩、夜遅くまで学校に残って作業をし、できるだけいい作品を作ろうとかなり気合が入っているようです。


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そして、二年コースですから、今年の8月に入ってきた下級生はアニメーションのストーリーを計画しているところです。 


昨日、ふと息子が言った言葉に私はどきっとし、自分を恥ずかしく思いました。 

息子は、「下級生達のチームに僕達よりいい作品を作ってほしい。」と言ったのです。 


私なら、自分達が一生懸命作っているものがどの年のどのチームよりも優れていることを願い、他のチームが自分達よりもいいものを作れるよう手助けることなど考えもしないと思います。


息子は自分達のアニメーション制作で忙しいのにも関わらず、下級生に制作のアドバイスをしていて、週に一度、下級生が上達できるようにと教授のアシスタントとしてコンセプト・アート(イマジネーションをPCのスクリーン上でペイントだけでイメージ化したもの)を教えています。 もちろん無料でです。 

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また、思うに、息子は親の無償の愛情を得ながら、褒められ励まされて育った子ですから、“人から認められたい!”など必要以上に思うことはなく、周りの者に優しくできているような気がします。



日本では運動会のかけっこなどで一等賞、二等賞とはしない学校が増えていると聞きます。 

確かに順位より努力の方が大事だと思います。 

でも、親にとって子供に“HAPPY FOR OTHERS”を教えるいい機会じゃあないのでしょうか。 

「お友達の○○ちゃん、よく頑張ったねー。よかったねー。」と、喜びの笑顔を見せてあげたらいいのにと思います。 



子供の自尊心を育ててあげるには、子供を程よく褒めて励ましてあげ、そして人の幸福を心から喜ぶことを親が見本になって教えてあげることが大切なんじゃないでしょうか。