非常用ラジオ ICF-B7 レビュー | yawattaの雑学と自転車と・・・

非常用ラジオ ICF-B7 レビュー

先日の記事、夏休みの自由研究ネタ「ラジオで雷を知る」 を書きながら衝動買いしたラジオが今日届きました。

到着した商品は一部難アリでしたが、それをふまえても\1,980+送料はお買い得です。
価格.comの最安が\3,380です。
防災用に手ごろなラジオが無い人は、急いでポチりましょう。残り2点でした。私が買った時に残り3点になり、他で一つ売れたようです。

どこがお買い得かというと、これの元になったラジオはICF-8。モデルチェンジしたICF-9はテレビチャンネルの表示を消しただけのもので、\1,600~\2,200くらいです。
これをオレンジ色に変えてリチウム電池CR2型が使えるように電池ケースを工夫したのがICF-B7で、それに加えて防滴ケースとホイッスルとイヤホンがついて、今なら\1,980なのです。
ICF-8、ICF-9、他パナソニックの安いラジオではリチウム電池CR2型は使えません。この差は大きいです。

なぜリチウム電池がいいか → 普通の単3電池に比べて長期保管(約10年)ができ寒さに強いので、イザという時に使えない可能性が低いのです。


と、宣伝をしたところで、届いたICF-B7について記事を書きたいと思います。

◆一部難アリ

生産完了品だし、売れない時はとことん売れないラジオだからこういうこともあろうかと覚悟はしていましたが、長期店頭展示在庫だったようで、日に当たるほうが色褪せていました。ケースだから別にいいんですけど・・・
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ケースを開けるとこんなかんじで、目が痛くなるような防災オレンジです。
これを持っているだけで、「この人よほど生き延びたいんだね」とわかってもらえます。
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SONYのロゴが入ったホイッスルです。うれしいです。
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ケースにセットされたリチウム電池は使用期限が近いです。8年前に製造されたラジオですね。
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ちなみに、このCR2という電池は、\200くらいで普通に売っています。

リチウム電池は専用の電池ボックスになっておらず、単3電池と兼用になっており、灰色のスペーサーと一緒にセットします。このスペーサーも丈夫そうなので、脱出時に窓ガラスを叩き割るくらいはできそうです。
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応急手当のしおりがついています。多量の出血、骨折、人工呼吸や心肺蘇生法が書いてあり、自分の連絡先、血液型等のメモができるようになっています。
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では、お馴染み、分解して中を見てみましょう!

#1ドライバー(小さいドライバー)でネジ3本を取れば開きます。
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まあ、普通のダイアル式のラジオですね。AM用のバーアンテナは6cmあります。

裏側についているICは、CXA1019Mです。
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ふと思ったのが、あの電池アダプターさえあれば、普通のラジオでもリチウム電池が使えるのではないかと・・・
やってみました。
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だめです。電池がやや太いので収まりません。接点はなんとか当たるので、鳴らすことはできますが・・・

◆受信性能チェック

夕方5時ごろテストしてみました。
比較は同じくソニーのICF-B200です。
これもマヌケなラジオで、手回し発電なのですが、内蔵のNiCd電池が経年劣化して5分と持ちません。イザという時にはもう役に立たない手回し発電です。
低いほうから順に受信していき、差があるか確認したところ、ほぼ同じ受信状況で、地元局はもちろん、周辺の局も普通に受信できました。性能に何も問題ありません。さすがソニー。しかもICF-B200よりスピーカーが大きいせいか、聞きやすい音です。

◆操作性チェック

選局が大変です。普通に持つと人差し指でダイアルを回すことになり、微調整がやりにくいです。こういう微調整は、やっぱり親指が一番。左手で持つか、へんな格好で右手の親指を使うか、ちょっと工夫が必要ですね。
災害時には、NHK第一ばかり聞くでしょうから操作性は問題ではないですが・・・

結論:やっぱり\1,980で手に入るなら「買い」です!

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