第２話

中国東方航空機内編

平成29年6月20日

中国東方航空の飛行機は初めてのる飛行機です。日本人の悪い癖は中国製をなんでも、悪いと決めつけることです。少なからず、私もそのうちの1人なのですが。笑

本当に上海まで行くのか？落ちないのか？機内では日本人のキャビンアテンダントは極々少なく、ほとんどが中国人でした。聞きなれない言葉が機内に蔓延する中、私は落ち着いたふりをして座席に着くのでした。午前中の出発しかも、2時間半ほどのフライト。以外と上海って近いんだな。なんて、思いながら私はすぐに寝てしまった。緊張と朝のドタバタで、疲労困ぱいといった感じだ。しかし、すぐに目覚めてしまう。目覚めた時はもう、空の上。ふと思った。離陸を起きてなくてよかった。そんな、信用できない航空会社の離陸を起きて過ごすなんて、バーの固定されていないジェットコースターに乗るようなものだから！しかし！これからが本番。ちゃんと落ちずに上海についてよね！と思いながら窓の外を見つめていると、隣の中国人が話掛けてきた。焦った。何を話すつもりなの？たった2時間半隣にいる、ただそれだけなのに、何を俺に話すことがあるの？俺にはないよ。てか、何を聴いてるの？わからないよ！私は、話し終えた中国人の顔を見つめること3秒。長い。長かった。そして、出した言葉が。アイドンノー。中国人は察してくれた。察したのか、諦めたのかはわからないが、話しかけることはしなくなった。今振り返ると、たわいもない日常会話だったのかもしれない。あー、狭くないですか？とか、あついですねー、とか。私は、そんな日常会話に真剣な眼差しで答えようとしていてかと思うと、こらまた恥ずかしくなった。機内では、2時間半という短いフライトにもかかわらず昼食がきた。これも、会話をしなければならない、嫌な時間だ。何となく食事は自分の希望を伝えないといけないことはわかっていた。しかし、二択だ、その二択だか、決めていた。私はもう既に決めていた。選ぶということではない。初めからそれしか伝える気がない。そう、表向きはどっちが食べたいかなあ！なんて、悠長に選んでみたいが、私には、そのコミュニケーションが拷問なのだ。だから二択の内決めていた。フィッシュと。私の前の座席の人のところまできている。次は私だ。私は窓側の席。基本注文は窓側からするというのは、テレビ番組で知っていた。間も無く私の番。中国人のキャビンアテンダントと目が合った。私はすかさずフィッシ...と言い掛けたところで、先程私に話しかけてきた中国人が先に注文したではないか！なんか、俺がフライングしたみたいじゃん！いや、いや、俺は正しい！それは俺が正しい。そう言い聞かせながら、注文しようとすると、間髪入れずキャビンアテンダントはしつもんをしてきたのだ！しまった！質問がわからない。なんていったの？英語もこんなに早くいったらわかんないよー、と思った時、私に寒気が走ることを思いついてしまった！私は今の今まで、決め打ちでフィッシュと決めていたが、二択にも色々あることに気づいた。ビーフorフィッシュ？ビーフorチキン？チキンorフィッシュ？どれだ？どれだ？どの組み合わせだ？なんと、なんの組み合わせだ？わからない！おい、今なんて言ってんだ！フィッシュなんて選択肢初めからなかったんじゃないのか？えー、その時、隣の中国人のテーブルの上に牛肉と書いてある皿があることに気づいた！おー！おー！ビーフ！ビーフはある！確実にある！これは、絶好の注文チャンス！すかさず私は言ってやった！ビーフ！

戦争は終わった。私の初めてのコミュニケーション戦争が。引き分け。と自分には言い聞かせた。安堵したものの、食欲はあまりなく。ビーフカリーを少しすすり、蓋を閉じた。決して緑色の食パンには手を出すことはなかった。→上海トランジット編へ

なんかいわれたから。

たかせ、おおみやなんかいいやつ。

カンボジア滞在記

旅立ち編

平成29年6月20日

今回カンボジア日本技術大学の視察の為、単身で乗り込んだカンボジア！私にとって忘れることのできない、旅となった！これは、私がこの事業に関わり、初めての一歩を踏み出した、ドキュメントである。

話は遡ること3日前6月20日朝は9時45分発の上海経由カンボジア行きの飛行機に乗るところから全てが始まりました！まず、行ったことは、チェックインだ。海外の航空会社に1人で乗るのは初めてだ。しかも、 中国人ばかりなので、それも緊張を煽った。基本はフライト時間の2時間前からチェックインができるが、時間前にもかかわらず、人数の多い便だと長蛇の列ができているので気をつけよう。福岡では、経由地の上海から、カンボジアまでのチケットももらえた。しかし、カウンターの女性から、とんでもない一言を言われたのを私は忘れない！ビザは現地で取得されますか？？？？俺が？？？確かネットでは90日以内の滞在はカンボジアではビザは必要ないと書いてあったと思った。(これは完全にデマでした。)ような気がしていたため、驚きまくった。というより、一気に動揺した。声に詰まった。どう切り返せば良いのかわからなかった。何となく、1人で海外に、しかも大の大人が行くのだから、そのぐらい知っていて当然だろうと、思われているだろうなあと、思ったら、動揺を悟られてはいけない。そのため、出た言葉が、あー、ビザがやっぱり必要なんですね。カンボジアは。と私には最高の切り返しができたと思った！すると写真はお持ちですか？とのこと！これも完全に不意を突かれた質問だった！えっ？ビザの申請には写真が必要なの？とこればかりは動揺を隠せなかった。私は素直に持ってないんですがと言うと。国内線には証明写真が撮れると教えてもらったが、なにせ国際線にいるので、時間がかかる。しかし、カウンターの女性は私に、まだ時間がありますから行かれた方がよろしいかと思いますって、言いやがった。そうですか。と腹をくくって国内線までいってくるか！と思ったとき、また信じられないことを女性が口にするのです！スマホでとって、一階のセブンイレブンでプリントアウトをする方法もありますよ！？？？俺。？？？

？？

はぁー？初めから言えよ！策は国内線しかない！見たいな口調だったよ！？俺に行け！とまでは言わなくても、もう、そんな感じは漏れてたよ！なのに、そんな簡単な方法があるなら初めから言えよ！でも、そこは大人。私も動揺を隠しながら、あー、助かりました！と答えチェックインを終えました。しかし、まだ出国できるわけではありません。次に両替です。両替はお手の物です。カンボジアの通貨はリエルですが、米ドルの方が信用がある為基本はドルです。ですから、ドルへ両替をしました。そしてすかさず、写真を撮ってもらい、セブンイレブンへと急ぎます！プリントの機械の前。時間に追われながら操作をするのですが、なかなかうまく送信できません。セブンの店員へ声をかけようとしても、忙しくてそれどころではありません。私も慌てます。時間が迫っているのに、写真をプリントすることができないのですから。そして、ようやく店員が捕まり、操作を進めていると新たな問題発生！なんと、各国別にビザで使用する写真の大きさが違うと言うのです！一気に動揺します。しるか！そんなん！写真は写真だろ！大きさなんてよかろーもん！と心では思いながら、ネットで検索します。、カンボジア、ビザ、写真、大きさ。すると、一発で検索に引っかかり、ことなきを得ました！ネットって本当に素晴らしいですね！この、ネットで全て検索して、答えが出てくることのすばらしさ！ありがたさ！心強さ！といったら！この気持ちをどう例えたらいいのかわからないぐらい、幸せな気持ちになりました！因みにカンボジアのビザでは4.5×3.5で二枚必要とのことです。(しかし、実際はいちまいでしたけど。)しかし、この幸せな気持ちが、のちのち私を恐怖のどん底に陥れることになるとは、この時は夢にも思いませんでした。こちらは、トランジット上海編でお話しいたします！

話を戻しまして、やっとの思いで、写真をゲットし、これで、安心とは、いきません！それから、イモトのWiFiのレンタルの手続きです！何にしろ、ゆっくり空港にきて、ゆっくり、優雅に朝食を食べながら！と思っていたのですが、なんのことはありません！ギリギリになってしまい。バタバタと出国して行くのでした！言い忘れましたが、WiFiを借りる際、係の人から、出国前に携帯の設定を変えてくださいね！と言われたのをすっかりわすれてしまい、これが、後々私を恐怖のどん底に突き落とすのでした！→中国東方航空機内編へ続く！