通訳案内士試験(中国語)まとめ その2 | 中国語と海外ドラマの日記

通訳案内士試験(中国語)まとめ その2

その1からの続き、具体多的な勉強についてです。


【口述試験の勉強】


1.中国語筋トレの音読&シャドウイング

まず、5月から始めた中国語筋トレ、音読会形式でみんなの前で発表するので練習も必死です。
でも、今振り返るとこの練習がその後の勉強の全ての始まりでした。

ピンインをひたすら読む訓練。

リスニングと会話が苦手な大きな要因は、声調や発音がきっちり身についていないことでした。
簡単な単語でも、声調があいまいだったり、有気音無気音ができていなかったり。
そうすると発音に自信が持てず、はっきり話せない。

初学者のようにピンインをひたすら読み、聞くことで、明確に発音を区別する習慣ができたと思います。
そして、1つのトピックスを100回も読んでいれば自然と暗記でき、リズムもそれっぽくなってきました。

中国語筋トレ100読練習法/東方書店

2.エビ先生との出会い

100読を続けていて感じた疑問。
私の発音正しいんだろうか?

せっかく100回も読むのに、変な発音じゃもったいない。

そこで発音矯正に特化した指導をお願いしました。
使用するテキストも音読した100読です。

100回練習後に見ていただいたので、相当なめらかなはずですが、無意識に適当な発音になっているものをことごとく指摘され直していただきました。


1ヶ月ちょっとという短い期間でしたが、密度の濃い授業で、もの凄い衝撃でした。
指導の前と後では明らかに私の発音違うと思います。

ほとんどお金をかけていない私の勉強ですが、このタイミングでプロに指導をお願いしたのはあたりでした。

発音が直れば音読していても自信が持てます。
あとは口述試験向けの練習をどんどんしていくだけです。



3.天天中文

久々にオンラインレッスン再会。
その前の年も口述試験前にレッスン受けていました。当時は私の作ったプレゼン資料を直してもらうのが目的。


しかし今回は懸案の逐次通訳の特訓。
どんどん訳す瞬間トレーニングを受けました。

天天中文は悪くないのですが、やはり学生講師が多いからか質問に対して知りたい答えが返ってこないことも多く、毎回新しい講師に自己紹介したり、時候の挨拶、フリートークする時間が無駄に感じてしまい、試験直前は受講しませんでした。


天天中文の会員になると、無料で使えるテキストをダウンロードすることができます。インバウンド中国語シリーズ、京都や大阪など名所の紹介も参考にしました。ただ、語彙が若干難しく、口語ではなく文章語だと感じました。



4.ハローで情報収集&動画視聴



試験の情報はすべてハロー通訳アカデミーのメルマガとブログから。


口述試験対策セミナーの動画や資料が無料で公開されています。
本番試験の流れもよくわかります。

前年の合格者の勉強法や、試験の様子、模擬試験の訓練の様子が動画になっていて、とてもありがたかったです。

英語の受験者がメインですが、中国語に置き換えながら視聴していました。

とくに活用したのが、テーマ別予想問題の資料。

どれが最重要事項かよくわかります。


あと、ハローと別の英語の通訳案内士スクールもyoutube動画公開していて、模擬訓練で逐次通訳問題読み上げてくれるので、メモをとる練習と中国語に訳す練習に使いました。




5.日本に関する資料音読

口述試験のメインの勉強はこれです。

以下の4つの資料をひたすら音読しました。

100読の音読練習と、エビ先生の発音矯正を通して痛感したことは、


音読するなら正しい発音で!

発音が正しいと、暗記もよりスムーズに頭に入ってきました。


これを実践するために全ての文章にピンイン変換ソフトを使ってピンインを振りました。
私は『中国語よめ~る君』というフリーソフトを利用しました。



使った資料


・一昨年受験の際に自分で作成した、プレゼン資料

今から見直すとやたら長い上に小難しい単語を挟んだりしてあまり実用的でない・・・。
これでは全然覚えられないし、応用も効かない。

昨年は改めてプレゼン資料の作文はしませんでした。

作成して、レッスンでネイティブに添削してもらって・・・と時間も労力もかかるので。

その分の時間をすべて音読&暗記に費やしました。


全面的に優しい口語に直して活用しました。
全部で20のトピックスですが、わりとボリュームがあります。
1つのトピックス、日本の文化体験として茶道、華道、着物を紹介したりしています。




『相撲』作っていたのが出題されたのはラッキーでした。

スポーツのテーマでは、他に柔道、剣道、合気道、空手を準備しました。



テーマ:新幹線

リニアモーターカーの説明も入れたのが我ながらよくできたかと。



・世田谷のはち公さんから頂いたハローの逐次通訳予想問題集の中国語訳



すべてピンイン付きで作成されていて、とても読みやすかったのが、ピンイン音読をする大きなヒントになりました。


・既に合格されてる、えじぱんさんが作成されていたハローの逐次予想問題の中国語訳と、プレゼン資料


一昨年いただいたものですが、私の作ったプレゼン資料と比べて、格段に読みやすくこなれた中国語で覚えやすかったです。
最終的に自分のより、えじぱんさんの作る文章を一番読み込みました。


・日本の世界遺産は一応全部抑えておきました


ハローの植山先生が絶対でる、と言っていたので覚えるまで音読しました。


web-Japanのサイトをコピーしてワードに貼りつけ、こちらもやぱりピンイン変換。
http://web-japan.org/factsheet/ch/pdf/ch35_heritage.pdf



家じゅう、そしてバッグの中いたるところに音読用資料を配置し、


クリアファイルに挟んでお風呂で音読、
レンジフードに磁石で貼り付け調理中に音読、
スマホで写真を撮ったのをどこでも音読

など、スキマ時間フル活用。


ここでの音読の目的は、見ないでも2分間そのトピックスについて喋れるレベルの暗唱または自分の言葉で語れることが目的です。

ある程度音読を積み重ねたら、何も見ずに言えるか試しました。
時間を意識して、不自然にならない程度にゆっくりはっきりを心掛けました。



その3に続きます。