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2018年02月12日 17時55分31秒

中国語原書45冊目《呐喊》鲁迅

テーマ: ・中国語原書

 

やっと読み終えることができました。

 

全部で14の短編と中編。

 

私の持っている原書で全150ページと薄めなのですが、

 

とにかく中身が凝縮されていて濃くて時間がかかりました。

 

 

 

 

 

辮髪、科挙制度、革命等、時代背景も知らないとわけわからなくなります。注釈が丁寧に解説してくれるので助かりました。

 

 

 

その中からいくつかお気に入りや心に刺さった作品をピックアップします。

 

 

 

まず、

 

 

 

・自序

 

やけに長い自序だなあと、飛ばして本文から読みはじめたのですが、あとから読んだら自序面白い。魯迅が小説を書くに至った経緯と気持ちの変化が書かれていて、自序というか、自叙という感じです。医学を学んでいた魯迅が、人が死ぬことは大した不幸ではない、それより人の精神を変えることが大事だと文学に転向するきっかけが書かれています。これは最初に読むべきでした。

 

 

 

・狂人日記

 

すごいタイトルだし、話の設定もとんでもない問題作です。原書会で、これ好きな人いるのかな?って話がでていたけれど、たしかにとても奇妙な話です。でも何かひっかかるところがあり印象的です。

 

 

 

明天

 

この作品が読んでいて一番辛い作品でした。貧しく無智な女性の子供が病気になり、なすすべもなく夜明けを待つ話。他の話とくらべても、少しだけ周囲の人が暖かいのが唯一の救い。

 

 

 

一件小事

 

原文はたった三ページ、なのにとても存在感があり考えさせられる作品です。道徳の教科書にでてきそうな感じはします。

 

 

 

・故郷

 

中学の教科書に載っていたこともあり、なじみ深い作品。田舎の風景、身分制度、貧富の差、幼少期の思い出との対比、寂寥感。ラスト主人公が船の中で横たわりながら考える“希望“とは、のフレーズは印象的で、寒々とした雰囲気を少しだけ明るくしてくれます。

 

 

 

・阿Q正伝

 

唯一の中編です。読むのが苦痛で、最後にまわしましたが、かなり時間がかかってしまいました。主人公の阿Qの魅力がゼロ。いや、マイナスです。いい人が一人も出てこない。農村の最下層の人間がさらに弱いものを見つけて叩く。頭のなかで、ずっとブルーハーツのトレイントレインが流れていました。処刑される人間を見物しにくる野次馬ってよく中国文学ででてくるけど、いつもその描写が耐えられない。

 

 

 

・兔和猫

 

うさぎのかわいらしさと、弱肉強食の残酷さ、が描かれている。ラストの主人公の行動がちょっと怖い。

 

 

 

 

少年時代の村芝居を見に行くというちょっとした冒険が、生き生きとしています。大人になった主人公の回想という形で描かれています。ここにもところどころ貧富や身分の違いが挟まれています。

 

 

 

全体を通して、一人称で書かれる主人公は周りより少し身分が高く魯迅の経験そのものを反映しているのでしょうか。3人称で書かれる主人公はことごとく不幸のどん底ですが。

かなり年季の入った原書は、20年前に南开大学に留学中に校内の書店で購入。

当時6元。

魯迅くらい読まなくちゃ・・・と買ったものが、やっと日の目をみることができました。




 
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2018年02月08日 23時04分45秒

陳浩基『1367』を入手

テーマ: ・中国語原書

オンラン原書会、2月3月の課題


陳浩基『1367』を


台湾のネット書店、博客来で手に入れました(*^^*)

思ったより分厚い。





簡体字版は出ていないようなので、1年ぶりの繁体字。


2月3日に注文して、7日に届きました。

決済もスムーズで、メールで配送状況も逐一連絡くれるし

安心と信頼の博客来だわー。


これから入手予定の方もいらっしゃるかもなので、

お値段はりつけておきます。



本代が277NT$

送料が230NT$

合計で507NT$


日本円にして1900円ちょっと。


日本の書店で手に入れるよりは割安かも。


偶然にも日本語翻訳版と同じくらいになりました。

複数冊だと送料どうなるか考える間もなく、今回は1冊だけで試してみました。

 

苦手の繁体字にこのボリューム、流れやオチがつかめないと楽しめないミステリ、ということで

できれば日本語も並走して読みたい。

けど、日本語版も買ったら高くなるしなあ。

中古品もまだまだ新品と同じくらいの価格だし。


本はケチらず買う主義ですが、翻訳版は参考程度に使いたいだけので躊躇しています。



現在、魯迅と格闘中、あともう一冊、今月読んじゃいたい原書もあるので、

この作品に着手するのは3月になりそう。



 

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2018年02月02日 23時27分45秒

魯迅を熱く語る会

テーマ: ・中国語原書

あっと言う間に一週間経ってしまいますが、

日曜日に「魯迅を熱く語る会」参加してきました。


原書をたくさん読まれ博学な、ねずみのチュー太郎さんとushikoさんの主催です。
一人の作家についてひたすら語る原書会は初めてです。

敷居は高そうですが、参加できるとしたら魯迅か余華なので、思い切って参加しました。


事前に4作品が課題作品として提示されていましたので、それだけは原文で読んでいきました。



狂人日記
故郷
孔乙己
一件小事



私が発表したのは《故郷》。


故郷は思い出深い作品。

中学校の教科書に載っていて、
その複雑な寂しいような悲しいような感情は
当時の私の心をざわつかせていました。

ラストの船に乗って感慨にふける部分、何度も読みました。

大学生になって、初めて原文で読んだ作品でもあります。


感想については改めて書きたいと思います。

というのも、これらが収められている《呐喊》、
がんばってあと少しで読み終えるところなのです


これが、薄い小説集のわりに、あと少しが全然進まないんですけど汗



単語集つくりながら読んでるのですが、
見たことも聞いたこともないマニアック語彙がでてきて、
ニヤニヤしちゃいます。
こんな気持ち、わかる方いらっしゃいますよねー?



二度と会えないかもしれない、一期一会の単語を拾っていくのって楽しいですね。


そういえば
原書会で一期一会の考え方の日中比較も話題にでていました。


話は戻りますが、
参加者のみなさんの考察も奥が深くてよく読みこまれているなあと、ひたすら感動していました。
魯迅関連書籍を持ってらっしゃる方も多くて、全部メモしてきました。


今回、ほとんどの方が以前からのおなじみだったので、あまり緊張しませんでした。


そしてお一人だけ初めましての方が、英中の通訳されている方で、英語と中国語の通訳の違いなど、とても興味深いお話をされていて、夢中で聞いていました。


今回、手ぶらで行ってしまったのですが、たくさんお土産をいただきました。
参加特典でチュー太郎さんから原書を、トミモさんからはインドのシナモンと原書を(偶然にも严歌苓つながり)、そしてきょうこさんからは通訳案内士合格のお祝いということで、たくさんのケーキとお花を!


パウンドケーキ3本、全て中身がちがうんです。どれもぎっしり贅沢な味。
ありがとうございます。物もうれしいですが、このために費やしてくれた手間や時間や気持ちは何にも代えがたいです。

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