ご挨拶

益々のご健勝をお慶び申し上げます。

この一年間を振り返りますと「光陰矢の如し」でございます。政令都市となって三歳になりますので、「這えば立て、立てば歩めの親心」と申しますが、いよいよ蒲原地区・清水地区・静岡地区はオール静岡市として大きく歩み出さんとしております。

国政が進める地方の時代は「小さな政府の創造であります」から、市民と行政と市議会が協働の精神で、富士山静岡空港建設と新東名建設の進む中「県下に輝ける都市づくり」に励まなくてはなりません。

何処に住んでいても豊かさを感じ安心安全な生活を体感できるまちづくりが大切です。中山間地域、都市部市街地、海岸地域の特性・地の利を得た農林水産業と商工業の発展のために経済振興策をより熱く模索研究しなくてはなりません。経済産業の根幹を成す「衣食住」の全てに共通するキーワードは「地産地消」であると考えます。

少子高齢化が益々進む時代に「子供の教育行政と高齢弱者の介護行政」は地域を越えて取り組まなくてはなりません。『静政会だより』掲載のとおり、会派において政策マニフェストを作成して小嶋市政に政策提言しつつ議会活動に勤めてまいりました。

今年度、私は企業教育常任委員会の委員でありましたから、「図書館と学校図書の司書配置の充実」と、「簡易水道の普及に合わせた消火器具配置と初期消化訓練の必要性」を市議会質問で提案と要望をいたしました。

また、総合治水及び海岸保全対策特別委員会の委員としては、市街地の局地的な豪雨による浸水被害対策を念頭に埼玉県の江戸川支流域と神奈川県の鶴見川支流域の治水事業を視察いたしました。本市では市街地の降雨が全て巴川流域に集まりますので、市街地の雨水の保留施設や雨水浸透路面改良などが重要課題であることを提案いたしました。

来年も元気の良い活動が出来ますよう心掛けますので、さらなるご指導と叱咤激励をお願い申上げます。どうぞ寒さ厳しい折、ご自愛下さいまして新年を迎えられますことを祈念申し上げご挨拶と致します。   敬具

静岡市議会議員 安竹信男

平成19年12月末日