藍の生葉染め2
去年くじらぐもの庭に移植した苗やこぼれ種で出てきた藍。その種をとって5月に数回に分けて植えました。
空梅雨でなかなか発芽せず、やきもきしたけれどしっかり育ってくれました。せっせと水タンクと一輪車で水遣りをした甲斐がありました。
自然の力はたくましい。笹と草だらけの場所を開墾して植えています。
草も虫もいろいろな存在に出会えます
どんな色に染まるのかわくわく
朝、藍を刈って、一日染物屋さんに変身です。薬品は苛性ソーダのかわりに
炭酸カリウムと灰ドロサルファイトを使いました。藍の液を強いアルカリの中で還元(分子の一部を化学反応させ溶かす)するとインディゴが水の中で溶けやすくなり布地に入っていきます。それを空気や水に触れさせ、酸化させると生地が染まります。うーん、化学です。
服や布巾、シーツなどなかなか均一に染めるのは難しいけれど愛着が生まれます。
残った藍の葉で泥藍にチャレンジすることに。藍の葉っぱの重量の12倍の水につけ一晩おいて石灰を入れて成分を沈殿させ、上澄みをどんどん捨てていくみたいです。どうなるか、わくわくします。
くじらぐものシンボルツリーの渋柿の実で柿渋も作りたいし、やってみたいことが尽きないです。