麦麹を作ろう① | くじらぐもびより

麦麹を作ろう①


くじらぐもびより

 昨夜から浸水させていた大麦たち。


くじらぐもびより  

 365分の1の知恵*手作り広場の講師、さっちゃんの後姿を

パチリ☆ さっちゃんの愛情とセンスとスピリットに感謝!


 外のかまどを2つとガスと。 蒸し器を3ヶ所、フル回転で

大麦を蒸していきます。 20分くらい。

火加減などで変わってきます。 食べるともちっとするくらい。


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 蒸しあがったら、人肌に冷まして、麹菌をまぶします。


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今回は8ラウンド。


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 くじらぐもにある大きな竹のせいろ。 せいろは蒸し物をする時には

ふたも竹なので日本の蒸し器よりも蒸気がほどよく抜けて

ふんわり仕上がるのだけれど。 こういう強い蒸気で蒸す時は

ステンレス製で木の蓋とかの方が向いているのかな、ということを

感じました。

これも経験を重ねて分かってきたことだな。

蓋も蒸し器にぴったりあっているもの。かまどの大きさに合っているもの。


 今くじらぐもの煮炊きは、あるものを組み合わせたり、誰かに

貸していただいたりなので、なかなかぴったり!という風にいっていません。


 最初の頃はあるものを使って、と考えてはじめたけれど。

やっぱり道具って大切で、それぞれぴったり用途に合ったものが

ある、ということを経験で感じてきたので、これから少しずつそろえて

いきたい、と思っています。


 誰か、使っていない味噌仕込みの道具や蒸し器、かまどなど

譲っていただける方いませんか?


 眠っているもので私たちの用途に合って、生かせるものが

あれば、生かせたら、と思っているし、もしもなければ、少しづつ

新しいものをそろえて、大切に使っていこうとも考えています。


 今年の味噌仕込みは『五味醤油店』からお借りするので

来年の味噌仕込みまでにそろえることを目標にしていきたい、と

考えています。


 それに伴って、今まで365分の1の知恵は材料費のみで行って

いましたが、少しずつ負担にならない程度で道具代を積立金のように

加算して、参加費を設定していこうと思っています。

だからといって、びゅーんと参加費が上がるわけではないので

ご安心を。

私たちの先輩たちが手の中に持っていた文化をきちんとバトンを

受け取って、次世代にバトンタッチしていけるように。

長く続けていけるように、考えています。

また皆さんに報告いたします!



くじらぐもびより

くじらぐもびより

 蒸しあがったかどうかは、見たり、食べたり。 五感で。


 麹菌をまぶした大麦はこうじぶた(麹を作るための木の箱)に

布を敷いて、大麦を平らに入れ、おくるみでくるむみたいに

包み込んで、ホットカーペットと机と毛布で作った室に入れて

3日間30度くらいに保ちながら加温します。


 麦は発熱しやすいので米の時のようになまこ型にせず、

平らにしてこうじぶたに入れること。


 手作り広場やくじらぐも市場をいつも支えてくれている核に

なるメンバーで久しぶりにゆっくりといろいろな想いを話し合うことが

できました。

それぞれ、思うところがあり、最初の状況とそれぞれ、変わってきたり。

答えが出てないこと、もしかしたら出ないこともあるかもしれないけれど。

お互いの気持ちを大切に、今を大切に積み重ねていけたらいいな。


 みんな支えてもらってここまで歩いてこれていること。

感謝いたします。    ありがとう!