ガラパゴスと呼ばれた日本でもその認知度が増してきた
LCC(ローコストキャリア)格安航空会社
アジアだと、エアアジア、ジェットスター、ピーチ、タイガーエアなどの航空会社がそうですね。
企業コストを徹底的に削り、簡素化したサービスの代わりに、圧倒的な低価格を実現する航空会社です。
一方でキャセイパシフィック、シンガポール航空、カンタス空港など
ビジネス、ファーストクラスの売上げが40%を占める大手航空会社も混在しています。
これらのクラスの利益はエコノミーの4~5倍。
ファーストクラスのサービスが良いのも当然と言えますし、富裕層獲得へしのぎを削っています。
アジア太平洋の航空会社は世界の航空業界の中で一番、利益を上げてますし、
2階建て構造のA380(エーサンハチマル)など、新しいものを試してみたい人も多く、航空会社は設備投資を惜しみません。
『シンガポールガール』と呼ばれる民族衣装を着たCAを擁するシンガポール航空
エミレーツ航空はA380にシャワー設備を取り入れ、オープンバー付きのラウンジを導入
マレーシア航空は機内食にキャビアやロブスターを提供するなど
どの航空会社も富裕層獲得に向けて、力を注いでいます。
それもそのはず。
私が現在住んでいるここフィリピンも含めて、今アジア圏はバブルの真っ只中。
富裕層と呼ばれる人の人口は北米と変わりなく
富裕層人口が前年から10%増と景気の良さが表れていますね。
そして、香港やシンガポールの税金の低さによって
一代で成り上がり、築き上げた資産はその末裔まで受け継がれる。
金持ちも三代で潰れると言われる日本とは違いますね。
相続税で50%も取られたら当然と言えば当然です。
1億円の資産も三代目には4分の1の2,500万円になってしまいますから。
富裕層と貧困層
なにかと二極化と世間では騒がれていますが、航空業界も同じようです。
アジア全体で見たら
日本人はアジアで唯一成り下がっていく民族なのかもしれませんね。
日本の航空会社はアジアの富裕層を取り囲むことができるのか。
もしできなければ、経営は非常に厳しくなっていくでしょうね。
参考記事:富裕層獲得へ競争激化