母という字の傾き……折々のことば | 近江の物語を君に捧ぐ

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近江を舞台に、近江に生きる人を主人公にした小説をひたすら書き続けている近江人、木村泰崇のブログ。

朝日新聞の一面の連載記事。
「折々のことば」が
毎日
ホントに
素敵だ❗

あまりに素敵な
ことばと出会うと、
その新聞の
その折々のことばを
スマホで
撮影してしまう。

かなり前、
こんなのが
あった。

「母と舟は一族」
…………
詩人の吉野弘さんの
言葉。

母も舟も
荷を運ぶ。

母も舟も
海。

海は
産み。

いつも
絶えず
荷を運ぶ
母と舟。

母は
愛という
重い荷を
持ち続ける。

だから、
「母」という文字は
少し
傾いている………

母。

この世界の
誰しもに
とっても
母は
絶対の存在。

私は、
なぜか、
母という言葉を耳にすると、
あの田中角栄が
「かあさんの歌」
あの
かあさんが夜なべして
手袋編んでくれた……
の歌を
聞いて
号泣していた姿を
思い出す。

田中角栄にとっても
かあさん、
母は
絶対だった。

おそらく
あのトランプも
「かあさんの歌」を
聞いたら
泣くんじゃないかと
私は
思う。

母の愛は
無償の愛
である。

それにしても、
亡くなられた
吉野弘さんは
素晴らしい詩人だ。

吉野弘といえば、
あのテレビドラマの
金八先生の
中でも
名作
「夕焼け」が
金八先生によって
朗読されていた。

私は、
吉野弘の詩「夕焼け」の
ファンの一人だ。