夢の条件 | 喪われた和音を求めて〜プロデューサー日記〜

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今は直接文章書いておらずですが、同期した投稿のみになります。

『オー!マイ・ジャンプ』にひっかけて、今週は「夢」の話について。

 

以前、とある取材に立ちあったときに「夢」を聞かれて答えられずに困っている俳優さんがいてすごく印象的だったことがある。

 

曰く「全ては”目標”だったりするので、あまり”夢”とか考えたことがない」というのだが、夢を叶えていく人はこういう考え方をするのだなとその時に思った。

 

言葉遊びと言われるかもしれないが、確かに「夢」である限り届かないというか、叶えるためにはいつか「目標」にしなければいけないのかもしれない。

 

絶対に叶うと心底思えれば、それは「夢」ではなく「現実」とすら言えてしまうのだろう。

 

一方で「夢」の良いところは、「目標」という言葉にはない、どこか「憧れ」的な純粋さがあるところではないかとも思う。

 

「目標」は現実だからこそ、そこには打算や欲目も入ってくるような気がする。自然と「費用対効果」みたいなもので計り直してしまったり。

 

そして「目標」は顕在意識、表層意識にあるものだが、「夢」はもう少し自分の深いところ、潜在意識、深層意識にあって、捉えきれない「余白」に、新しい可能性も含まれている気がするのだ。

 

その意味で「夢」を「夢」として頭の中で転がしておける(醸造できる)というのはとても大切なことではないかと思うし、その距離感含めて、色んな「夢」をモテるというのはやはり素晴らしいことではないかと思うに至った。

 

それはきっと、自分のこと、周りのことをよく分かっていて、しかもしっかり繋がっていないとできないことだと思う。

 

そんな状態で毎日を生きれたら、なんと幸せなことか。

 

今年のテーマは「夢中」にしようと思う。