ミツバチの生態 | 喪われた和音を求めて〜プロデューサー日記〜

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今は直接文章書いておらずですが、同期した投稿のみになります。

映画「ミツバチの大地」を見て、非常にユニークなミツバチの生態について、面白いと思った点などをまとめてみた。

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・一つの巣(コロニー)に、一匹の女王バチと数千匹の働きバチ、そして数百匹のオスバチが住んでいる。

・卵を産むのは女王蜂のみであり、一日に1000個~2000個ほどの卵を産む。それは同時に、数十日(時期によって違う)しかない寿命を終えた2000匹の蜂が死んでいくということでもある。

・女王蜂の寿命は、働きバチの40倍(4年)ほどある。女王蜂が死んだら、自然に新たな女王蜂が生まれ育てられる。

・働きバチの頭部から分泌されるローヤルゼリーのみで育てられたメスは交尾産卵能力を有する女王バチとなる。

・受精卵はメスの蜂(働きバチ)になり、未受精卵は雄バチになる。

・雄バチは「結婚飛行」と呼ばれる女王蜂との交尾のためだけに生まれ、無事に受精できれば交尾中に死に(交尾器が女王バチにとられてしまう為)、一定期間受精できなければ巣で役立たずとして殺される。

・当然、全くの会話なしにミツバチ達は巣作りなど全ての作業を絶妙に分担する。触覚によってコミュニケーションしていると言われている。

・偵察バチが、どこかに食べ物であるミツや花粉を見つけた時には、巣に戻り「ミツバチのダンス」という行動で仲間にその場所を伝えている。

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数千匹から多いと数万匹で構成される一つの巣(コロニー)はまさに「家族」であり、また「超個体」と言われるように、それ自体が一つの生き物のようである。

その意味では、毎日2000匹が生まれては死ぬというのは、細胞が生まれ変わるようでもある。

ミツバチの生態は、それ自体が、生物的、あるいは社会的な構造の縮図的な一面があり、色々な意味で示唆に富む。

ちなみに、シャーロック・ホームズは探偵引退後の仕事として養蜂家となったらしい。