朝のブログの続きだよ。
セミナー
HN=ドン小平
ご職業 会社員
金融専門の商社で部長職に就いております。
ここ数年で部下の数も職務領域も広がってきましたので、自己成長の機会として人事・労務管理のセミナーに参加することが多くなりました。
しかし、特段目新しい内容でないことも多いですし、お金の無駄なので今後は行くのを控えようかなと思いました。
社長様も良く講演やセミナーを開かれていると存じ上げますが、講演者の立場からするとどんなことに思慮されているのですか?
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そりゃ、講演する側もわざわざ貴重な時間を削り、身銭を払って来てくれる方全てに満足してもらいたいと思ってるよ。
自分が経験してきたことが、受講者の方の何かきっかけやお手伝いに少しでもなればという想いで実体験を誇張することなくありのまま且つわかりやすく一生懸命に話してるつもり。
でもね、毎回どんなに自分がうまくいったと思っても、講演後のアンケートを取ると数人は必ず「全くためにならなかった」という辛辣なコメントをもらいます。
もちろん、自分の内容自体がわかりづらく魅力的ではないのかもしれないけど、敢えてそういう人達に言いたいのは「あなた達は何をしに来てるんですか?」と。
そもそも新しい知識やノウハウが欲しくて、何かのきっかけにしたくて、経験者の智恵を借りたくて、みんなそれぞれ目的があって来てるんじゃないのかな。
まぁ、そういう人に限って講演中に居眠りや携帯いじってたりするんだけどね(笑)
少なくとも講演する立場にある人は受講者よりそれなりの経験とノウハウを蓄えているし、人への伝え方にも長けている。
そうじゃなきゃ講演の依頼も来ないし、御代も頂戴できないからね(笑)
だから、聞く側のモチベーションや姿勢で如何様にも自分に還元できると思うんだ。
「そんなのわかりきってるよ」とか「うちではそのやり方は通用しないよ」と斜に構えているのと、何か少しでもヒントを摑もうと必死になっているのとではどちらの吸収度が違うかは言うまでもないよね。
厳しいことを言うようだけど、あなたも自分の中にどこか奢りがあるんじゃないのかな。
どんなに偉くなっても常に学ぼうという姿勢は大事だし、そういう自分の姿に周りも共鳴するものだよ。
自分の学びたいと思う分野ではなかったということもあるかもしれないけど、それは明らかにその人の選択ミスであると思うし、基本的にはその人の気持ち一つではないかなと思う。
熱心に聴いて下さる方は講演後に必ず感想を述べてくれたり名刺交換を求めてくれたりする。
そういう人はやってるこっちも気持ちが良いし、何かを摑もうという姿勢からして違うよね。
ビジネスの場ではよくWin-Winな関係と言われたもんだけど、講演だってセミナーだってお互いがWin-Winにならなきゃ損だよね。
そのためには講演者も鍛錬を重ねなければいけないとは思うけど、聞く側の姿勢も問われていることを忘れてはいけないんじゃないかな。
偉そうなこと言って申し訳ないけど、せっかくお金を出して行っているのだから何かを摑んで帰って来て下さい。