勇者という職業 | 安田貴広のDARADAWRITE

安田貴広のDARADAWRITE

ロックバンドAo(アオ)のVo.ヤスダが日々思ったことを書くかもしれないし、全く書かないかもしれない。

得意だと思っていた事で、自分より得意な誰かに出会う。

「大丈夫。俺にはまだ○○がある。」
その別の分野でも、また自分より得意な誰かに出会う。
「いやいやまだだ。俺は××もできるはず。」
でもその先には、やっぱりそれを極めた人がいる。
そんなとき、あなたはどうしますか?
僕は、スペシャリストになりたかった。ギタリストだったり、社会福祉士だったり、精神保健福祉士だったり。なんでもいい。何かを極めた人間になりたかった。でも僕には根性と情熱が足りなかった。
そうやって生きてきた僕は、いろんなことをある程度ずつできるようになった。いや、ある程度しかできるようになってないのと言うべきなのかもしれないけど。
作曲家、作詞家、ボーカリスト、編曲家。
今でも、スペシャリストへの憧れは少なからずある。でも、もしかしたらこれで良かったのかもしれないなとも思うのです。
例えが合っているかはわからないが、僕は、ドラクエで言うならば勇者なんだ。剣を使った戦いなら戦士の方が上。強力な魔法を使いたいなら魔法使いの方が上。回復や援護をするなら僧侶。武器が何もない状態なら武闘家。その専門分野では彼らには勝てない。でも、じゃあなんでドラクエには勇者がいるんだろう?勇者って、いらない存在なんかじゃないのかもしれない。
勇者というジャンルのスペシャリストになれればどんなにいいかと、そう思います。