⚫️ 足は最高の芸術作品、と言った天才がいます。
「靴は売らない靴屋」東京・新宿
シューフィット・神戸屋の西村泰紀です。
足に合わない靴と身体の危険な関係についてご存知ですか?
足に合わない靴を履いて歩くと、使わなくても良い筋肉を使って歩くことになります。
どういうことか?
人間は裸足で歩くことを前提に身体の仕組みが作られています。
裸足で歩くとき、足の指は、地面を押すように使います。
後ろ足で地面をけるとき、指が反り地面を押すのです。
この指が反る動きは、一歩踏み出すときにも使います。
足の指は歩くとき、2回反る動作をします。
そのときの動きで起きる連動作用をウィンドラス機構と呼び、足の骨格を固める動作になるのです。
足の骨格を固めることで、着地するときの衝撃を吸収し、蹴り出すときの支えを作るのです。
歩くだけで、足の骨格を使って衝撃吸収ができるようになっています。
その時動く筋肉が、第二の心臓というふくらはぎのインナーマッスルであり、その筋肉群を働かせることで循環・体温生成が自動的に起こるようにできています。
さて、この親指が反るウィンドラス機構が、重要な動作とご理解いただけたでしょうか?
ところで、今日のテーマ、「足は最高の芸術作品」と言った天才は誰でしょうか?
答えは、名画モナリザの作者である、天才レオナルド・ダ・ヴィンチです。
彼は、解剖学の研究者でもありました。
膨大で詳細な観察やスケッチを残しており、人体の各部分がどのように相互に作用し、機能するかを研究しました。
中でも、筋肉の動きと関節の働きについての研究は、のちの生理学や解剖学に大きな影響を与えました。
そのダ・ヴィンチが足について、「足は人間工学上、最大の傑作であり、そしてまた最高の芸術作品である」と書き残しています。
人体解剖についての膨大な研究のなかで、特に足についてここまで高く評価しているのです。
天才レオナルド・ダ・ヴィンチが最高の芸術作品とまで評した足について、それに関わる仕事をする者として、その内容を理解し、実証することは義務だと思うのです。
中でも足の構造を活かすこと、正しく使えるようにすることは靴屋の責任であり、人類に対する義務だと思うのです。
今の日本で、靴に関わる、身体にまつわる仕事するうえで、「最高の芸術作品」を取り扱っている意識をしている人がどれだけいるのでしょうか?
「広い靴は足に優しい靴」と言っているようでは、理解できていないと思うのです。
もっと、足について、身体について学ぶ必要があると思うのです。
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