まだ「歴史人物大事典」を買う前の話

息子が見ている「バトルスピリッツ」というカードゲームのアニメの主人公の名前が『ユキムラ』だそうな。
「じゃあ、この人の名前は『カネツグ』かな?」と「愛」のモチーフを持つキャラクターを指して聞くと、

「なんでお母さんわかるん!?」とこっちがびっくりするくらいの驚きよう。

「そりゃあ、かくかくしかじか」と根拠を説明すると、「お母さん、すごい!」という息子からの尊敬の眼差しは気持ちがいい。

また別の日には、天照大神やスサノオノミコトの話題が出ると、「僕知ってるーー!バトスピのカードにある!なんでぇ?」
...いやいや、神話が先だし(^_^;)


私は、マンガやアニメに対しては、むしろ積極的な肯定派。
それらから得る知識って侮れない。
現に息子もこうやって名前を憶えていってるしね。
かくいう私自身もマンガやアニメから得た知識は多い。

子どもの頃に見たアニメ「アーサー王物語」(タイトル忘れた!)であの頃のイギリスを想像し、
  後に「トリスタンとイゾルデ」という曲を知ってこの世界に引き込まれる。「アーサー王物語」の本を読んだけれども、これは少し後悔。アニメではひたすらカッコよかった主人公たちが...(T_T)

「あさきゆめみし」で源氏物語を捉え、
  ほら古文って主語が省かれていることがあるでしょ?ビジュアルで確認できて理解できたところは大きい。それに、しつらえや時代背景などが目に入ることで源氏物語に限らず、話のニュアンスを捉えることができるし。

「三国志」(アニメ)はもちろん、「ベルサイユのばら」ではフランス革命を、「天は赤い河のほとり」ではヒッタイト帝国をはじめとした古代オリエントを知る。
そこから他の本でその地域や時代を補完することしばしば。

勉強!ではないけれど「有閑倶楽部」ではお酒の名前を知る。(飲めないけれど)

他にも影響を受けたものはたくさんあるけれど、やはり最大最強は「宇宙戦艦ヤマト」!
いやぁ、このアニメのお蔭で本当に理科は助かった!

高校の理科の選択を地学にしたのも「ヤマト」の影響。
力を入れて勉強しなくても、そこそこ点は取れていたもんね。
今でも特に天文分野は、子どもに教えられるっ。


それにマンガやアニメのセリフって心を打つものがたくさんあるんですよ。

「あきらめたらそこで試合終了ですよ」by安西先生@スラムダンク
受験シーズン真っ只中の娘にそう声をかけたら、「何なん!?学校の先生からも同じこと言われたわ (`×´)」
くそぅ、娘はスラムダンクを知らなかった。(こうなったら大学受験の時は「がけっぷち」と貼り紙してやる!)

「しっかりしろォ!!流れは自分たちでもってくるもんだろうがよ!!」by宮城リョータ@スラダン
「おめーらバスケかぶれの常識はオレには通用しねえ!!シロートだからよ!!」by桜木花道@スラダン

これらは手帳に書いてあります。
仕事で気持ちが入ってこない時は、これらの言葉を思い出すようにしています。

マンガやアニメはホント「...侮り難し」ですよ。
(これも何かの誰かのセリフです)



少し前に読んだもの。ワクワクしました!

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