RED/レッド 2010年 | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

日々接した情報の保管場所として・・・・基本ネタバレです(陳謝)

 

監督 ロベルト・シュヴェンケ

キャスト
ブルース・ウィリス         フランク・モーゼズ
モーガン・フリーマン      ジョー・マシス
ジョン・マルコヴィッチ     マーヴィン・ボッグス
ヘレン・ミレン               ヴィクトリア
カール・アーバン           ウィリアム・クーパー
メアリー=ルイーズ・パーカー   サラ・ロス
ブライアン・コックス        イヴァン・シモノフ
ジュリアン・マクマホン     ロバート
リチャード・ドレイファス    アレクサンダー
レベッカ・ピジョン       ウィルクス

 

予告編

 

感想
DVDの再鑑賞。
副題としての「チョー危険な年金生活者」がけっこうツボに嵌ってしまった(Retired Extremely Dangerous)。
映画なので、情報がテンコ盛りになるのは止むを得ないが、エピソードはもう少し絞り込んで、じっくり表現した方が良かったと思う。

 

相変わらず良く出るモーガン・フリーマン。ちょっと出ただけで殺されてしまった・・・・と見せかけて、実は死んでいなかったが、アレクサンダーのところから逃げ出す時に「自分がおとりになる」と言って正面から出て、何のひねりもなく撃たれてサヨナラ。

ただ、副大統領を誘拐する場面でチャッカリ復活。食えんジジィだ。
政治に絡む暗部を描くなら、もう少し練ると良かったが、「ダイハード」のノリで引退した連中を活躍させる話だから、まあいいか。

結構面白かった。

 

アレクサンダー役のリチャード・ドレイファス、「精神分析医J」ではけっこういい役者だと思って見ていた。

旧くは「ジョーズ」のちょっと頼りない海洋学者フーパーを好演。歳とったせいか、何か印象薄いなぁ。

注、「RED」とは、「引退した超危険人物(Retired Extremely Dangerous)」を意味する

 

あらすじ
CIAを引退して年金生活をしているフランク。唯一の楽しみは役所の年金係のサラと電話で話をする事だった。

 

ある日フランクはプロの男たちに襲撃される。撃退するも、電話をしていた事で自分だけでなくサラも巻き込まれると察知し、サラを保護するため会いに行く。

だがサラは信用しない。実際に追っ手が現れ、二人は脱出。
フランクはモーテルにサラを縛り付けて、元上司だったジョーに会いに老人ホームを訪れる。ジョーは80歳過ぎで肝臓ガンを患っていた。

フランクが持って来た殺し屋の指から身元を割り出し、彼らが最近NYタイムスの女性記者を殺していた事を知る。

 

上司ウィルクスからの密命でフランクを追っているクーパー。モーテルから通報したサラを確保しに行くが、寸前でフランクが奪い返した。

 

殺された女性記者の実家を訪れるフランクとサラ。

母親に宛てたハガキの暗号(コロンビア大学図書館の蔵書番号)から、本の間に挟んだメモを発見。フランク他9名の暗殺リストだった。
かつての同僚マーヴィン(敵対していた)にリストの謎を解いてもらいに行ったフランク。

リストの者が関わっていたのは、かつてグアテマラで原住民集落を皆殺しにした事件だった。

だがその先が分からず、知るためにはCIA本部に潜入しなくてはならない。

フランクはかつて敵同士で闘ったシモノフに会いにロシア大使館を訪れる。奇妙な友情で手助けをするシモノフ。

フランクとサラはCIA内部に潜入し、グアテマラの事件の資料を入手。クーパーとの乱闘の際に撃たれるが、ジョーの助けで脱出。上からの指示に疑問を持ち始めるクーパー。

治療のため、これまたかつての仲間で今は引退しているヴィクトリアを訪れる。
ヴィクトリアは治療を施し、チームに合流。資料にあった武器商人のアレクサンダーを訪れて縛り上げる。

事件の発端は現副大統領のロバートが若い時にムチャをして起きたものだと判った。そこへCIAの急襲。何とか脱出するが、サラが捕まった。

 

副大統領の資金パーティーに潜入してロバートを誘拐する作戦を決行するメンバー。

成功するが、ヴィクトリアが撃たれる。

彼女を助けたのはシモノフだった。
ロバートとサラの交換をクーパーに告げるフランク。

 

人質交換の場。そこへ武器商人のアレクサンダーと、クーパーの上司ウィルクスが登場。結局ロバートを大統領にして自分の利権を確実にするため、全てアレクサンダーが仕組んだのが今回の事件だった。
クーパーに対し、フランクに手錠をかける様指示するウィルクス。だがクーパーは手錠をすると同時に、フランクに手錠のカギを握らせた。
アレクサンダーに撃たれてロバートは倒れ(死んではいない)、フランクはアレクサンダー、クーパーはウィルクスを撃って事件解決。