ザ・シューター/極大射程 2006年  | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

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監督 アントワーン・フークア

 

キャスト
ボブ・リー・スワガー      マーク・ウォールバーグ
ニック・メンフィス捜査官    マイケル・ペーニャ
アイザック・ジョンソン大佐   ダニー・グローヴァー
サラ・フェン            ケイト・マーラ
アローデス・ガリンドー     ローナ・ミトラ
ジャック・ペイン         イライアス・コティーズ
ルイス・ドプラー         ジョナサン・ウォーカー
マイケル・サンダー       ラデ・シェルベッジア
チャールズ・ミーチャム上院議員   ネッド・ビーティ


 

予告編
https://www.youtube.com/watch?v=r92HX58sQsA

 

解説
元アメリカ海兵隊の凄腕スナイパーがライフルを手に国家的陰謀へ立ち向かう迫力のアクション・サスペンス。原作は『このミステリーがすごい!』で1位に輝くなど日本でも大きな話題を集めたスティーヴン・ハンターの傑作スナイパー小説『極大射程』。監督は「トレーニング デイ」のアントワーン・フークア。主演は「ディパーテッド」のマーク・ウォールバーグ。

アフリカの小国エリトリアで相棒のドニーと偵察任務に就いていた米海兵隊の敏腕狙撃手ボブ・リー・スワガー。しかし、両軍の衝突が拡大、不測の事態に司令部は敵陣に取り残された2人を見捨てて撤収、混乱の中でドニーは命を落とす。3年後、スワガーは一線を退き、愛犬サムとワイオミングの山中で隠遁生活を送っていた。

そんなある日、彼の元に退役したアイザック・ジョンソン大佐とその部下たちが訪ねてくる。そして、遊説を予定している大統領の暗殺が企てられていると語り、スワガーの経験から犯人が狙撃を計画している都市を特定してほしい、と要請してくるのだった。やがて、その都市をフィラデルフィアに絞り、演説の当日、現場で監視にあたるスワガーだったが…。

 

感想
最初は、狙撃手として非凡な才能を持つ男が、政府の要請で大統領暗殺を阻止するのに協力するという筋立て。
それが、殺されたのは司教で、その直後男も撃たれ、その司教殺しの犯人として追われる。撃たれたスワガーが傷を治す過程では、軍に従事していた者のサバイバル技術に感心。

 

死んだ元相棒の妻サラや、事情を知らずスワガーを逃がしてしまったニックを巻き込んで真相に迫って行く姿もなかなか小気味良い。ホームセンターで手に入る様なもので武器を作って、ハデなドンパチ。戦闘には全くのシロウトだったニックも、スワガーの指導でどんどん「使えるヤツ」になって行く。

 

事件の真相に、映画冒頭にあったアフリカでの狙撃が絡んでいたという伏線は、キチンとした原作があればこそ。
ただ雪山で人質のサラと証拠を交換する場面は、唐突でちょっとヘン(なんでそんなとんでもないところに行かなくちゃならんの?結局雪山の中で白くカモフラージュした狙撃兵をバンバンやっつけるという絵がほしかっただけか・・・・)。
最後で、黒幕の集まっているところへ乗り込んで、全員皆殺し~、はさすがに雑な感じではあるが、まともなルールで裁けないヤツを抹殺するのは「必殺仕事人」ではお約束だし、まあいいか。

 

主役とも言える大口径対物ライフル「ARES チェイタックM200」。この名前でググるとたくさん出て来る。