96時間/リベンジ 2012年 | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

日々接した情報の保管場所として・・・・基本ネタバレです(陳謝)

監督  オリヴィエ・メガトン

脚本  リュック・ベッソン

 

キャスト
ブライアン・ミルズ   リーアム・ニーソン
キム・ミルズ      マギー・グレイス
レノーア         ファムケ・ヤンセン
ムラド          ラデ・シェルベッジア
サム           リーランド・オーサー
ジェイミー        ルーク・グライムス
ジャン=クロード   オリヴィエ・ラブルダン

 

予告編
https://www.youtube.com/watch?v=YSvPd3iLA-g



 

あらすじ
前作でブライアンから拷問を受けて殺されたトロポヤのマルコの葬儀。父親のムラドは復讐に燃え、ブライアンの生け捕りを部下に指示する。

 

ロサンゼルスでのブライアン。娘に免許取得のための運転指導をしていたが、キムは彼氏と逢うことを優先。彼氏ジェイミーの家へ押しかけるブライアン。ブライアンはジェイミーが出す握手にも応じなかった。閉口するキム。
一方レノーアの方は現在の夫スチュアートとの冷えた関係に悩んでいた。

 

イスタンブールでの用心警護の仕事が終わったら一緒に観光をしようと提案していたブライアンだったが、半分諦めていた。そこへ現れるキムとレノーア。

ムラドの手下はジャン=クロードを拷問にかけてブライアンの動向を知り、陸路をパリからイスタンブールに向かう。

街のバザールに家族で行く提案をするブライアンだが、キムが遠慮してレノーアと二人で行く事に。バザールに着いたところでブライアンが尾行に気付き、必死で逃げる。一旦敵をやり過ごした所でレノーアに指示してホテルへ帰る道順を教え、車から出す。敵に見つかり再びカーチェイス。車で挟み撃ちにされ、車の外で数人の敵と戦っている時、捕らえられたレノーアを手下が連れて来た。

やむなく捕まるブライアン。その前にキムに連絡を入れた。
二人は布袋を頭に被せられ、車で運ばれる。道順、手掛かりとなる街の音を記憶するブライアン。

 

キムはプールで泳いでいた。一段落して父親からの電話に気付く。指示を受けて父の部屋のクローゼットに逃げ込む。その直後部屋に向かう手下たち。ホテルのセキュリティが気がついて、辛くも手下たちに捕まらなかったキム。

 

敵のアジト。ブライアンは吊るされた状態ながらも、靴下に仕込んでいた小さな携帯を何とか取り出し、キムに電話を入れる。
ブライアンが米国大使館に逃げ込め、と言うのを拒否して、どうしても手助けすると言う。
キムにアルミのケースを開けさせ、中の地図を出してホテルとバザール、各地点から、ある距離で円を描かせる。その円は交わらなかった。キムに手榴弾の操作を教え、人のいない屋上へ投げさせた。その爆発音が届くまでの秒数(4秒)から再び円を描かせ、点の交わる2点のいずれかに居ると伝える。風向きを確認した上で、東向きの場所へ手榴弾2個と銃を持って向かい、そこで次の電話を待つ様指示。タクシーでその場所に向かうキム。

 

キムに指示を伝えて携帯を地面に隠した後、ムラドが現れる。マルコが死んだ時の状況を話すムラド。
レノーアを逆さづりにし、首に切り傷を付けて袋を被せた。そのままだと30分ほどで自分の出血によりレノーアは溺死する。ムラドらは二人を放置してキムを捕らえに行った。

 

何とか拘束を解いたブライアンは、土に埋めた携帯を再び取り出し、近くまで着いたキムに屋根に登って手榴弾を爆破させる様指示。同時に部屋のボイラー管を壊して屋根から蒸気が出る様にした。爆発音から、さらに移動して再び手榴弾の爆破、蒸気の見える煙突へ銃を落とす事を指示した。それをやり遂げるキム。だが手下の追っ手が迫っていた。
レノーアに「必ず助ける」と言い残してキム救出に向かうブライアン。
キムを救い、タクシーを奪って舞い戻り、5分経って戻らなければ米大使館に逃げ込む様に指示してレノーアを助けに行くが、ムラドら一味が僅かの差で連れ去ってしまった。

 

車に戻り、キムの運転で大使館に向かう。すさまじいカーチェイスの末、警護の兵から銃撃されながらも何とか大使館に滑り込む車。ブライアンはサムに電話して一連の善処を依頼する。「任せておけ」とサム。

ブライアンは連れ去られた時の記憶を辿りながら、敵のアジトを突き止める。見張りに始まり、次々に手下どもを倒しながらレノーアの元に近づく。
最強の手下との激闘。何とかレノーアを見つけた時、人の気配に気付く。隣の部屋にムラドが隠れていた。
ブライアンはムラドに、もし今後の復讐を止めると誓えばこのまま銃を置いて去ると言った。頷くムラド。だが銃を置いて去ろうとするブライアンにその銃を取って向ける。だがそれには弾が入っていなかった。
ムラドを殺すブライアン。

 

3週間後、キムは運転免許試験を満点で合格する。
海岸のカフェでスイーツを注文する3人。だがそれは4個来た。そこへキムの彼氏のジェイミーが。今度はブライアンが握手に応じた。

 

感想
3作目がもう公開しているので、あわてて視聴(でも新作観に行くかどうか迷ってる・・・・・)。

 

前作で殺した男の父親が復讐するという話で、判り易いけど、その分構成の深みはあまりない。
ただパターンとして違うのが、娘のキムが父母の救出に尽力するという点。指示通りと言えばそうだが、迷いがなくすごい度胸。車の運転も、免許試験2回も落ちており、最初はキャー!とか言っていたのがどんどんスキルアップし、あげくはバックからテールスライドさせて方向転換なーんて事までやってのける。

 

結局ハッピーエンドが判っているから、まあこのスピード感を愉しめという事ですね。
ただこの「96時間/リベンジ」という題、初作が娘を96時間以内に救わなければならない、というところから付けられたが、元々原題は「TAKEN」奪われる、拉致されるという意味で、今回の原題も「TAKEN2」。シリーズ作という事で「しゃーない」という事かも知れないが、96時間とは関係ないし。

以前あったエディ・マーフィーの「48時間」の流れとは思うが、今回の3作目が「96時間/レクイエム」ナンだかな~・・・・。