監督 マーティン・スコセッシ
キャスト
ビリー・コスティガン レオナルド・ディカプリオ
コリン・サリバン マット・デイモン
フランク・コステロ ジャック・ニコルソン
クイーナン警部 マーティン・シーン（特別捜査課別組織のボス）
ディグナム巡査部長 マーク・ウォルバーグ（クイーナンの部下）
マドリン ヴェラ・ファーミガ （セラピスト）
ミスター・フレンチ レイ・ウィンストン （コステロの一番の手下）
エーラビー警部 アレック・ボールドウィン（SIUの統率者）
あらすじ
警察とギャングをバックに、おのおののスパイとして組織に潜入した男の生き様を描く。
環境の悪い家系に育ったコスティガン。刑事になった時、その境遇を見込まれてギャング組織への潜入捜査を指示される。警察内でもその秘密を知るのはクイーナン警部とディグナム巡査部長のみ。現在の経歴を消し、じっくり時間をかけて組織の人間になって行く。
一方のサリバン。幼い時に父親をなくしてからギャングのボス、コステロに支援を受けながら警察学校に入り、特別捜査課（SIU）に配属される。
お互いに組織内で信用を高めて行くが、数々の事件の経緯から双方の組織で内通者が居る事が判明。
大きな取引の現場でサリバンは混乱の中で恩人のコステロを射殺。コスティガンはクイーナン警部が殺された経緯からサリバンの存在に気付き、最終的にサリバンの正体を知るが、策略のため殺される。
だが、結局サリバンの悪事は公共に晒され、クイーナン警部の部下、ディグナムに射殺される。
感想
最初は、ディカプリオとマット・デイモンの顔のイメージが似ているので、誰がどっちの話か混乱。中盤辺りからようやく事態を理解。ただ話の組み立てが少し複雑で、１回観ただけでは何となく消化不良。
サリバンの恋人、マドリンがドラマのキーになっている。警察内の医師としてメンタル面のケアを行っており、サリバンも彼女には心を許している。またコスティガンも潜入捜査という特殊任務の中でマドリンのケアを頼りにしており、彼女もまたコスティガンに惹かれる面も持っていた。
コスティガンが死ぬ前に、サリバンの正体に関わる資料をマドリンに送っていたため、それが公開された。
ディグナムがサリバンを殺すのは、辻褄合わせ的な感も否めないが、やっぱここは捕まるだけでは不十分だろう。このティグナム、コスティガンが潜入捜査員になる時、生い立ちについてとことんキツい事を言って、メチャクチャ嫌っているオーラ満点だったが、最後に仇を討つ役割りで、ラストを飾る痛快さだった。