吉原裏同心 (NHK木曜ドラマ) 2014年 | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

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原作 佐伯泰英
脚本 尾崎将也

神守幹次郎 …小出恵介
汀女  …貫地谷しほり
四郎兵衛  …近藤正臣
薄墨太夫  …野々すみ花
仙右衛門 …山内圭哉
玉藻  …京野ことみ
柴田相庵  …林隆三
お芳  …平田薫

藤村壮五郎 …皆川猿時



 

番組紹介はコチラ
http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/yoshiwara/html_yoshiwara_cast.html

 

「NHK木曜時代劇」として、気に入ったものは観る様にしている。今回のドラマの原作者 佐伯泰英の「陽炎の辻 」にハマり、以来この時間ワクを楽しみにしている。

理不尽な夫のもとで苦しんでいた幼なじみの汀女を救い出し、女敵討ちとして追って来る壮五郎から三年もの間逃げていた神守幹次郎。
縁あって吉原の用心棒となり、様々な事件を解決して行く。全12回。
幹次郎は、ちょっと垢抜けないタイプだが、その朴訥なところがなかなかイイ。相方の汀女もこれまた美人というほどではないが、しっかりと芯の強い女性を演じている。

町医者役の林隆三。つい最近亡くなってしまったが、飄々として、時に重厚な演技。何とも惜しい。

 

最終回のあらすじ
神守に越中山岡藩への仕官の話が舞い込む。吉原内ではスリや暴行事件が頻発して不穏な状況だったが、頭取の四郎兵衛は仕官を勧めた。
汀女と共に出発した道すがらでスリを捕まえた時、持っていた財布の中に、吉原の遊女から盗んだものがあった。
四郎兵衛を狙う浪人どもが襲撃する寸前に神守が間に合い、何とか収拾する。
これらの事が無事に済んだ後、四郎兵衛は、女敵討ちとして狙っている壮五郎の事は大丈夫だと言う。吉原は徳川藩との繋がりがあり、壮五郎の属する岡藩の江戸詰め家老の元に、徳川家からの書状が送られていた。

 

感想
辻褄合わせ的な雰囲気が強いが、このテの話はハッピーエンドがお約束だから、まあいいか。
でも四郎兵衛さん、こんな隠し球があるなら、もっと早く出せば。
かくして薄墨太夫の苦悩は今後も続くのであった。