監督: ブライアン・シンガー
出演
ヒュー・ジャックマン ウルヴァリン
ジェームズ・マカヴォイ チャールズ・エグゼビア(若年期)
マイケル・ファスベンダー マグニートー(若年期)
ジェニファー・ローレンス ミスティーク
ハル・ベリー ストーム
ニコラス・ホルト ビースト(若年期)
エレン・ペイジ キティ・プライド
エヴァン・ピーターズ クイックシルバー
ピーター・ディンクレイジ ボリバー・トラスク
イアン・マッケラン マグニートー(老年期)
パトリック・スチュワート プロフェッサーX(老年期)
解説(allcinemaより)
X-MEN誕生秘話を描いた「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」の続編。暗黒の未来を変えるため、未来と過去の2つの時間を股にかけたミュータントたちの壮絶な戦いが繰り広げられていく。
キャストにはウルヴァリン役のヒュー・ジャックマンのほか、前作「ファースト・ジェネレーション」のジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンスらの続投に加え、パトリック・スチュワート、イアン・マッケラン、ハル・ベリーらオリジナル三部作のメンバーも再結集。監督は前作のマシュー・ヴォーンに代わり、前作ではプロデューサーを務めていたブライアン・シンガーが「X-MEN2」以来のシリーズ再登板となった。
2023年、地球はバイオメカニカル・ロボット“センチネル”の暴走によって滅亡へと向かっていた。それは、ミュータントに不信を抱くボリバー・トラスクがその抹殺のために開発した最強兵器だった。
しかしいまや、センチネルはミュータントばかりか人類にも牙をむき始める。そこでプロフェッサーXは宿敵のマグニートーと手を組み、トラスクが開発を始める1973年に遡って危機の根源を絶つことを決断する。そのためにウルヴァリンの魂を50年前へと送り込む。やがて地球滅亡のカウントダウンが刻まれていく中、2つの時代で壮絶な戦いが繰り広げられていくのだったが…。
感想
これが公開される前週にTVで「ファースト・ジェネレーション」をやっていたので録画していたが、それを観る前に映画館に来てしまった(しまったー・・・・)
そんなわけで、通常ルートでのX-MENしか観ていないから、うろ覚えのストーリーをなんとかトレースしながら付いていった次第。
未来の世界でロボットと戦う場面は「ターミネーターかよ」とつっこみを入れたくなる感じ。過去に戻って現在の窮地を変えるアイデアも、これまたターミネーターと類似(まあお約束として許そう)。
「ファースト・ジェネレーション」でエグゼビアとマグニートーの関係が語られているが、この時点ではそんな事知らないから、どうしてもところどころ意味が通じない。
この時期のマグニートーはペンタゴンの地下に金属を遮断されて投獄されており、それを助けるためにクイックシルバーを仲間に引き入れる。
このクイックシルバーがすごい。とんでもなく早い速度で移動が出来る能力を持っており、その速さというのが、銃弾のスピードが、秒速10cmで飛んでいる程度にしか見えないほど。マグニートーを救い出す時に警官から集中的に銃撃を受けた時、シルバーがその速度で銃弾の方向を次々と変えて行く。
その時バックに流れる音楽がジム・クロウチの「Time In a Bottle」
http://www.youtube.com/watch?v=dO1rMeYnOmM
あざといけど、これがまたすごくピッタリで思わず拍手!(はしてません)。
トラスク博士。胸から上は普通の大人だが、身長が極端に低い。最初に見た時はちょっとショッキングで、今ハヤリのCGかとも思ったが、まぎれもない実写。ピーター・ディンクレイジ。軟骨発育不全による小人症で、身長135cm詳細はココ 。
この人間を採用した意図にやや戸惑う。
この映画で一番カッコ良かったのはマグニートー。脱獄後、セレモニー用として列車で搬送されるミュータント捕獲用ロボットを強奪。このロボットはポリマー製でマグニートーには操る事が出来ない筈だが、レールが剥ぎ取られ、それの先が細かく分かれてロボットの体に入り込み、操縦系にも侵食して自由に操れる様に改造。それらをしもべとしてスタジアムを浮上させ、ホワイトハウスを隔離。
トラスク博士の暗殺は回避され、ミュータントが人類と敵対する者であるという誤解も解かれた(これにはマグニートーが貢献)。
その結果、未来での大量のロボット攻撃が消滅。世界は変わった。
しかし、今回のウルヴァリンはほとんど何の活躍もしないままだったなー。
以前「アイアンマン」の時にエンドクレジットの途中で出て、オマケ映像を見逃したので、ガマンして座っていたら、案の定映像が。
製造されつつある巨大ピラミッド。後ろ姿の王(女王?)。映像が次第に横へ回り込み、その者の横顔へ。誰?
ネット確認によると「アポカリプス」。男性だという説もある。いずれにしても次作に向けてのタネ蒔き的位置付け、かな?
ただ、歴史が変わったことで、戦いにより命を落としたストームはどうなるの?(復活するんかい?)。
バイオハザードでも、前作で死んだキャラがあちこちへ理屈つけてまた出てくるし、どうせ映画だけど、ある程度の節操は欲しいネ。
ところで、この映画のスタート時、上映の内容が間違っていて「ポンペイ」の映像が。数分たって入口のあたりでドタバタ。その後場内が明るくなって担当者がお詫び。
映画が終わって部屋から出る時、係員が客の全員に招待券を配ってくれた。こんなトラブルなら毎回歓迎よ♪