ゼロ・グラビティ(2013年) | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

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監督 アルフォンソ・キュアロン  音楽 スティーヴン・プライス

 

キャスト
サンドラ・ブロック (ライアン・ストーン)
ジョージ・クルーニー(マット・コワルスキー)

 

あらすじ
地表から600キロメートルも離れた宇宙で、ミッションを遂行していたメディカルエンジニアのライアン・ストーン博士(サンドラ・ブロック)とベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)。すると、スペースシャトルが大破するという想定外の事故が発生し、二人は一本のロープでつながれたまま漆黒の無重力空間へと放り出される。地球に戻る交通手段であったスペースシャトルを失い、残された酸素も2時間分しかない絶望的な状況で、彼らは懸命に生還する方法を探っていく。

 

感想
宇宙からの生還という非常にシンプルな筋立てだがハラハラ、ドキドキの繰り返しでけっこう楽しめた。
しかし、事故の原因が、ロシアの行った自国衛星の爆破が近隣に連鎖した結果とは、以前の米ソ対立の頃のお約束(ソ連を悪役に仕立てたボンドシリーズとか)でもあり、やや芸がないか。
宇宙空間や、船内での無重力の表現は、非常に自然で驚いた。

ISS(宇宙ステーション)にたどり着いた後、船内火災でソユーズに避難。
分離して中国の宇宙ステーション「天宮」に向かう場面でロケットが点火せず、ライアンが諦めて酸素止めて死のうとした時、宇宙に投げ出された筈のマットが窓をドンドン叩く。
船内に乗り込んで来た場面では目がテン。バッファーの空間もないのに開放して入って来れるわけないじゃん!
しかし話の流れで、後になってそれはライアンの幻想だったというタネ明かし。

中国船に乗り移っての大気圏突入は、ここまで来れば生還だとは判っていたが、まあお約束の結末。
単純に映画を楽しむという点で、エンタメとしては十分堪能した。