監督:リチャード・ロンクレイン
出演:ハリソン・フォード、バージニア・マドセン、ポール・ベタニー
あらすじ
シアトルの銀行で、コンピューター・セキュリティのスペシャリストとして働くジャック(ハリソン・フォード)は、ある日、銀行の資産を狙う強盗グループにより、家族を人質にとられてしまう。犯人の目的は、ジャック自身に自ら構築した盗難防止システムへ侵入させること。
愛する妻と子供たちは自宅に監禁され、監視下に置かれている。ジャックは完璧に作られたシステムへ入り込む方法を探し出すとともに、犯人たちの隙を見て家族を助け出そうとするが…。
ハリソン・フォードってんで、観に行ったけど、さすがに「寄る年波には…・」てなとこでしょうか(62歳だって)。
やっぱ、先日の「フライトプラン」でも思ったけど、電子マネーで振り込ませるというアイデアは、どう考えても現金化する時の方法が確立しない限り使えないネタ。個人口座に1億ドル振り込ませても、全く意味ないんです。
やっぱり、強盗稼業の基本は「現金商売」ですよね。
それに会社のシステム使って仕事をするのに、自宅占拠してあんなに大げさなPC機材入れたり、TVカメラをセットしたりする意味があったのか?
あと、PC画面をスキャニングするのにFAXの読み取り装置使うって、大体からして処理スピードが違いすぎるだろう。そのうえアイポッドと組合わせるなんざ、これまた何も知らないヤツのボケネタ。画像処理と音楽処理とはそんなに簡単に融合しないんですヨ。
プロフェッショナルは何でも出来るという安易な発想。まあ「M・I」なんかでも相当あやしいメカが出てくるから、片目つぶって見てろよという事なんだろうけど・・・・
これも、どう考えても「ダメ脚本」の典型です。
ただ、キャストとしては母親役のバージニア・マドセンが、年齢の割りには可愛らしくて良かった。