僕のブログの最初のくだりを楽しみにしてくださる、全世界のみなさまこんばんは!
そう、齋藤です
1人でも楽しみにしてくださるなら幸いです。
念のため言っておきますが、私はサッカー選手です。
さて、今日はちょっと昔話を
基本的に過去に振り返る事は、前進のさまたげになるような気がして、好まないのですが
たまにフッと思い出したり昔見た風景を目にしたり、思いでの曲を聞いて昔へプレイバックする事はごくごく自然なことだと思います。
僕が好まないと言ってるのは過去の良かった事も悪かった事もこだわりすぎないってことです。
そこでちょっと昔話をさせていただくと、グルージャ盛岡にくる前のチームであったFC町田ゼルビアに在籍していたころ
大学を卒業する直前、当時僕はJリーグでプレーしたいと思っていたがいよいよそれが難しいという状況の中、高校時代の湘南ベルマーレユースの時、トップチームで活躍していた、酒〇さんから
『町田に本気で、J リーグのチームをつくりたい、力にならないか』
と声をかけていただいた。
今、思えば『是非やらせてください!』と即答すべきな気がしますが
当時の僕は本当に身の程知らずで、
『2.3日お時間いただけますか?』
と答えてたと思う(苦笑)
その後は決断したわけですが
当時、関東二部リーグのゼルビアは
自分の想像をはるかに越える、難しい環境でした。
練習は夜8時から、正規のサッカーコートの半分から3分の2の広さのガッタガタ、日によってはカッチカチの土のグランド。
おまけにナイターが足りなく角度によっては、ボールが真っ黒になってシュートが飛んできました。
もちろん、サッカーでの報酬はなく、チームが就職斡旋してくれた企業で昼間は正社員として仕事をしていました。
主に現場作業が仕事内容で、肉体的にもメンタル的にもいっぱいいっぱいで食らいついてました。
入社して1週間くらいの時、現場で親方に『うちの会社は、おまえのチームにいくら払ってんだ~』
とどやされたり
疲労のあまり、お客さんの床下現場で寝てしまったりと(笑)
そこで僕は無い知恵を絞り、早く仕事を覚えて1人で仕事を任されるようにならなくては、サッカーどころか人の家の床下で死んでしまう
チームのスポンサーであった企業なので絶対に仕事でミスしたらいかん!迷惑はかけられない。(実際には相当迷惑かけました。)
でも、オレはサッカーをしに町田にいる、サッカーを1番に考えるべきだろ!
そのバランスが非常に難しかった。
そこで僕が選んだのは両方120%
できるできないじゃなくてやってみる!
今だから思うけど、やっぱりサッカーが好きだったんでしょう(笑)
試合会場に足を運んでくれるサポーター達、せっかくの休みを僕達の試合の応援にあててくれてる姿を見た時、目頭が熱くなったのを覚えてる
自分の夢や目標を応援してもらえるありがたさ、幸せなことなんだと、
一つ深く理解する事ができたきがした。
夢や目標は人を強くしますね!
徐々に会社でも、信頼を勝ちとり、どやされ続けた上司にもキツメの突っ込みで笑いをとれたり、3年目くらいには社長に『洋平ちゃん!今日もサッカーかよ!?』
『はい!!』と答えると
『くだらねー!』
周りは大爆笑。
僕はしめしめ
チームのほうも着々とカテゴリーを上げていき、環境も午前練習になったり読売ランドで練習になったり。
Jのチームとトレーニングマッチが増えたりと!
それでも、いいこと続きではなかった…
チームがJFL 昇格を決めた年に人生初の戦力外通告を受けた。
正直いうと薄々は感じていた。チームが満足するパフォーマンスまで自分がもっていけてなかったのを自分で気付いていた。
今までの僕のブログで偉そうな事を載せてますが、当時はそこで自分の
中で変化しきれなかった。
会社に残るという選択肢もあったが、悔しさとまだ挑戦したい!気持ちが上回っていた。
そして、グルージャに移籍してきたわけです。
町田で過ごした3年間、多くの人に支えられてきた。中でも思いが強いのは会社の店長。
会社の経営をほぼ任されていて、次期社長になるだろう人だが
僕が町田にいた時間、常に応援してくれた、というより、失礼な言い方だが常に味方をしてくれたと言った方がニュンアンスは近い。
退社する日、店長から別室に呼びだされ、そこで小さな正方形の箱を渡された
箱を開けてみると、
『おれも、おんなじの買っちゃったよ~!お揃いだな!』
女子か!?
でわなく、3年間やって来たことがフラッシュバックしてきた。
自分のやって来たことが正解ではなくとも、間違いではなかったと思えた。
今年、FC 町田ゼルビアはJ リーグ参入が決まっています。
素直に応援したい!
だが、いつか対戦して負かせてやりたい。
たぶんですけど、店長はグルージャ盛岡を応援すると思います。
この時計をみると、そんなことを思い出すのです。
大切にしたい物が、詰まってるんです。
そして、明日も寒かろうが、外でトレーニングできなくとも、闘うのです!
きっと、岩手のサッカー施設も人の心も動かせる!!
根拠のない自信と大切にしたい物が、僕の背中を押し続けます。
でわ、また
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