渋谷神泉・イルチッチョーネの媚びないイタリアン | 20年3月までの野郎飯・前サイト(記事置き場)

20年3月までの野郎飯・前サイト(記事置き場)

2020年4月1日より野郎飯は、こちらのサイトで新たに運営を行ってまいります。https://yaromeshi.com/

ここ、旨いから。絶対気に入るからと、連れていってもらった、
神泉にある、イルチッチョーネ。冨士氷室っていう氷屋さんの近くにあってね、
ちっちゃな店なんですけれど、これがまぁ、わくわくが止まらないお店でして。

何せ、メニュー数が多い!よくこれだけ出来るなぁという感じなのと、
アプローチ方法がなかなかマニアックなものも多いし、
食材の組み合わせが面白かったりするので、しっかり楽しめそうです。

イタリアでも古い醸造元であるモレッティのビールで乾杯しつつ、

前菜の盛り合わせ。
パテ、ぎゅうぎゅうと詰め込んだ感じじゃなくって、ふわっとした食感で、
だけれども、肉感の強い、旨いパテでした。
ゼリー寄せは穴子。野趣強めですね。

蒸しただけのシンプルな珍しい根菜類を頂きつつ、

変わったアプローチのボロネーゼ、これも肉感凄いですが、
芳醇な香りとチーズの、単純じゃない旨さがまた秀逸。

メインの1つ、子羊は、これまた癖の強いチーズと合わさっており、
食べる人を選ぶけれども、はまったら最強な組み合わせの1皿になっており、
非常に挑戦的。

もう1つのメイン、川魚をイカスミのソースで食べさせるアプローチ。
これはこれでまた珍しい。こういうアプローチもあったんだと思わせる、秀逸な1皿。

ドルチェは、カッサータと、なんか黒いケーキ。木の実やらいろいろ詰まってるけど、香りやら味わいやらもの凄く独特。これも食べる人を選ぶ系。

食後酒として、珍しい薔薇のリキュールで締めました。


旨い!確かに旨いし雰囲気もいい。
ただ、好き嫌いの激しい方には、ちょっと向かないお店かも知れませんね。
万人受けするお店ではないけれど、僕はかなり好きです。
ぶれない、媚びない、そんな男らしい~いや、野郎らしいイタリアンです。