受け継いだ古瀬戸の杯遠い親戚が、瀬戸に窯を持っているんだ。尾張徳川家御用達の窯だったかね。で、母方の祖母が「そろそろ整理しなきゃねぇ」と、巡り巡ってやってきた杯。飲み口が非常に繊細で薄くてね、唇をつけると、なんだか気持ちいいというかすっとなじむというか。茶碗と同じ作り方で杯を作っているらしく、確かに、こういう意匠のものってないなぁって。貴重やなぁ、ちとこれは大事にせんとね。というわけで、東京には持っていかず、ただ今実家で眠ってます。