母方の祖母やら何やらがクルーズを終えて横浜に帰港し、
何か皆でお食事しましょう、フレンチでどこかいい所ある?
というわけで・・・数あるフレンチの中から、
時間的スケジュール的制約の中、選んだのが
パンパシフィックホテル3Fのクイーン・アリス。
平日でもほぼ満席。人気なのね。
しかし、この店のラブリー感はまた・・・俺には似合わない(笑)
でもまぁ、それも一興かなと。
で、食べたのはこちら。
(好きなもんを選んで食べさせてくれるから、有り難いね。)
さて、今回は・・・
前菜
多彩な食材のファルシーとラム酒のアクセント
セザンヌの静物画をモチーフにして
(横浜美術館“ポーラ美術館コレクション展”タイアップメニュー)
トリュフゼリーと、ほうれん草を混ぜ込んだ卵焼きで土台を作り、
小たまねぎ×雲丹、トマト×海老カクテル、茄子×チーズ&オリーブ
洋梨コンポート×フォアグラ、黄色いトマト×蟹肉
クラスの中には、パイナップルとオリーブののラム酒漬けレモングラス添え。
因みに、モチーフは、これ。
ポール・セザンヌ 《ラム酒の瓶のある静物》
和食で言う八寸的な感覚で楽しい。
温前菜は、クイーンアリス名物。
フォアグラのソテー大根添え
フォアグラ大根。鴨のフォンが効いてて、やっぱ旨い。
スープは、とうもろこしのポタージュ(冷製)
実は、生で食べられる最近よく出てる「味来」という品種で作られたスープ。
これは絶品でした。
魚系は、オマール海老のフリカッセ
ゴージャスです。
この間に、御口直しのピンクグレープフルーツシャーベットが入って・・・
肉は、骨付き仔羊肉の網焼き バジリコ風味
旨かったけど、バジルの風味ぶっとんでました。
デザートは、ココナッツ風味のブランマンジェ
ってな品数でのディナーでした。
さて、総評。
普通に旨いです。それ以上でもそれ以下でもなく。
只、確実に安牌だという事は言えますし、間違いが無い。
あとは、一応完全入れ替え制ですけれども、ある程度融通は聞いてもらえたりしますし、
老人が多いとか、いろいろな条件制約がある中でも受け入れてくれる所はいいかなと思います。
あと、食事満足度がかなり高いフレンチです。
フレンチのコースだとお腹いっぱいにならないや~!な方にはいいかもしれません。
余談ですが・・・
中部国際空港が出来た当時のクイーン・アリスに行った事があり、かなり旨かったんですが、
しばらくして行ってみたら、がっかりした事があるとスタッフさんに言ってみたら・・・
「当店は、石鍋シェフがたまに見にきてますが、基本は直系の弟子がしっかりやってます」との事。
だから手堅く旨かったのだろうか?