さっかあ、ちょうく、にゅうようく。答えは何? | グレースケアのとんち介護教室

グレースケアのとんち介護教室

時代の先端にして崖っぷち、ケアのトレンドを脱力レビュー。

子どもの世界は春休みで、年度末にずいぶん呑気だなとは思うのだけど、自分も昔はそうだったのだから仕方がない。


小3のムスコ、宿題もないと浮かれてテレビばっかり見ているものだから、いっしょにドリルなど買ってやらせてみる。


カタカナ語を選び、直す問題。

かばん がちゃん ゆか がらす
さっかあ こくばん ちょうく にゅうようく

ガチャン ガラス
サッカー チョーク ニューヨウク

ニューヨーク間違ってるし。




でも、昭和50年代の国語で「ちょうく」とか出てきた覚えがない。

だいたい、ひらがなって、「ー」(長音)使えなかったのだったっけ?



てぇと、


ジュースは じゅうす


スプレーは すぷれい


グレースは ぐれいす


キューピーは きゅうぴい


マヨネーズは きゅうぴい


マスタードは ますたあど


キッコーマンは しょうゆ


カレーライスは かれいらいす


ガチョーンは がちょうん


プレカリアートは ぷれかりああと


慢性アルコール中毒は 慢性アルコオル中毒


パーソンセンタードケアは ぱあそんせんたあどけあ


ソーシャルワーカーは そうしゃるわあかあかあ?



なんだかヘンだけど、学校がそう教えるなら仕方がない。


「…アルコオルは、本当に、罪悪なんだ。なるべくは、飲まぬほうがいいのだ。」言いながら、私はビイル瓶の栓を抜き、ひとりで自分のコップに注《つ》いで、ぐっと一息で飲みほした。うまかった。「ああ、まずいな」…(太宰治『乞食学生』より)


あれ? ニューヨークがにゅうようくなら、

アルコールは、あるこうるか? 歩こうルカ。


「紐育(ニュウヨオク)あたりのデパアトメント・ストアアはことごとくあのカメレオンの神託の下るのを待った後、シイズンの支度にかかるそうですからね。」 (芥川龍之介『不思議な島』より)


もっと昔はカタカナすら、長音はなかったのか?

芥川の文中、ふりがなはニュウヨオクだよ!?


ガチョーンは、がちょうん、じゃなくてやっぱり、がちょおん。


つづく。がちょん。












人気ブログランキングへ
やっと春がきたかも介護職

NPO法人グレースケア機構