まずはその1 をご覧ください。

 

「今年総選挙があったら」について

  • (番組ナレイション)当選1回の衆院議員のうち、小選挙区支部長104人が対象になった民主党による選挙区情勢調査によると、「挽回不可能」または「落選確実」なのが104人中約40人もいることが判明
    • その中には石原新党に入り東京から出馬したいといっている者や関西は第2の故郷。維新の会から出たいといっている者もいる

 

  • 時間の都合上、優先順位の低い政局の話はカット

 

蛇足

  • とりあえず利権ズブズブ政党はカンベン。TPPの条件が決まる前からTPPに反対したり、交渉に参加することに反対する政党はどうかと思う

 

 

地震について

  • (番組ナレイション)読売新聞は1/2/2012に「首都直下地震4年内70%と東京大学地震研究所が試算」と報じる
    • 加熱した地震報道を受け、東京大学地震研究所は「このサイトに掲載されたからと言って地震研究所の見解となるわけではまったくありません。4年で70%といった数字そのものにはあまり意味がないと考えてください。政府公表の「今後30年で70%」とは、評価や試算の対象の違いで単純に比較することは適切ではないと考えられます」とコメント
    • それに対し、政府の地震調査委員会は「南関東M7地震発生の確率は30年以内で70%
    • ゲラー氏は東京大学理学部教授だが、「予知偏重の地震研究は国家予算のムダ遣い」と断言する反主流派。氏いわく「「4年以内70%」はいろんな意味でインチキっぽいもの。いい加減な手法を使って、いい加減な試算を出して、大きな誤差があるほとんど無意味なもの」
    • 海洋地質学の専門家である木村政昭氏は3/112日前に3/9/2011に自身のブログで「30年ほど前からいわゆる「地震の目」が発生していたとみられます。被害の発生しないことを願います」とコメント

 

  • (宮崎氏)東京大学地震研究所は再計算して「4年以内に起こる可能性は50%以下」といっている
    • (勝谷氏)平田教授予知は20119月時点のデイタによるもの。週刊文春がおかしいでしょといって問い詰めたら、平田氏は「ヤマカンだヤマカン」といった(注)「4年で70%」は東京大学地震研究所の平田直教授による20119月時点の試算。これによると、南関東M7クラス地震発生の確率は4年以内で70%
    • (三宅氏)私は1930年生まれで、生まれるちょっと前(1923年)に関東大震災が起きたが、そのときの学者は69年周期説を唱えた。関東大震災から89-90年すでに経っている。毎日新聞時代、静岡に赴任したときに「もうまもなく東南海大地震が起り、6編成の新幹線がひっくり返るから報道体制を最新のものにせよ」といわれたが、未だにきていない
    • ようするにいつかはくるが、「○年以内」というのはウソだと思っていい。だからといって油断してよいものでもないし、心構えや準備は必要
    • (飯島氏)日本列島の海洋海底調査をやっているが、桜島周辺の海溝ではマグマの活動が活発になっているのが心配
    • (勝谷氏)桜島は2011年に過去最多の爆発回数を記録した。20121月は史上最多の月間爆発回数を記録した。対象噴火のときと非常によく似ている。火山噴火と地震をつなげるプルームテクトニクスという理論があるが、それによると桜島や新燃岳のマグマだまりが半分ぐらいたまっている。さらに富士山の直下型地震が増えているので関連付けて考えてもいいかも

 

  • (木村氏)桜島、新燃岳、富士山で起きている現象は東日本大震災による影響だと思う。日本列島の北のほうでストレスが抜け、南のほうでプレッシャーがかかった。そうなると、マグマだまりの中にマグマがたまっていれば、ぐっと押され噴火する
    • (ゲラー氏)多少ニュアンスが異なる点があるが、木村氏の考えにそこまで反対しているわけではない。上述の木村氏の説明はちょっと単純すぎると思うが、まったく間違っているわけではないし、影響があったのは事実
    • (勝谷氏)琵琶湖底が沸いており、熱水に近いものがある
    • (木村氏)琵琶湖で火山噴火が起こることは考えにくいが、温泉が出る可能性はある。ただし、これが大地震の兆候だとは思わない

 

  • (ゲラー氏)[読売新聞が報じた「4年以内M7以上70%予測」は]東大地震研による予測ではなく、平田氏個人による見解で、学問的根拠はほぼ皆無。研究者は研究の成果をまず読売新聞ではなく、学術雑誌に論文を投稿し、専門家のチェックを受けて採択された後で、読売新聞に話をすべき。地震研の中でも問題になった
    • (宮崎氏)「4年以内M7以上70%予測」を地震研によるものと報じた読売新聞に問題がある
    • (ゲラー氏)読売新聞には言論自由があるが、正しく報道したのか否かについては各々が判断すべき

 

  • (木村氏)地震の予知ができるのかできないのかの問いについては、がん治療が進歩するのと同じように、地震予知もそろそろできるようになっていい時期に入ったと考えている
    • (ゲラー氏)これまで木村先生と僕はほぼ同じ意見だったが、これは1つの分岐点。がん治療と地震予知はまったく別の科学的問題。「Aが進んでいるからBも進むべき」という考えには同意できない
    • (木村氏)それは一理ある

 

  • (ゲラー氏)緊急地震速報は地震が起きてから地震の波が遠いところに届く前に送られるので予知ではないし、科学的なものであるからある程度は役に立つし、さらに改善もできるが、予知は発生する前に発生すると予言するもの
    • (三宅氏)日本の地震学者は楽。イタリアでは2009年に群発地震があったが、予知できなかったことで7人の学者が過失致死傷罪で裁判にかけられている

 

  • (木村氏)日本で近々、地震は起こるのかと聞かれれば、東京や東南海、東海、南海で30年以内にまず起こることはないと思う
    • 地震が起こりそうなのは三陸沖の北のほうで日本海寄りの青森でアウターライズ地震と呼ばれるタイプの地震が起きる可能性がある。スマトラのときにも同様の例があった
    • 三陸沖で起こったということは日本海溝のプレイト境界で起きたわけだが、そこから南にいったところに伊豆半島や房総半島に近いところでM8以下の地震が起こるのではないかと思う

 

  • (三宅氏)数分前でもいいから予知することはできないのか
    • (ゲラー氏)JRは緊急地震速報と同じ原理を利用している。大地震が起きても新幹線が脱線しなかったのは地震が起きた後ですぐに新幹線を止めたから。だから、新幹線の例は予知ではない
    • 直下型地震の場合、発生後に新幹線を止める時間がない。阪神・淡路大震災のときは直下型だったが、発生時に新幹線が動いていなかったので惨事にならずにすんだだけ
    • (志方氏)予知は物理学の世界。工学部は起こったらどうするかについて研究する。たとえば、新潟の地震は直下型で、関越新幹線が脱線したが、1人もけが人を出さずにブレイキをかけることができた。要するにP/S波に関係なくちゃんと止まったということ。地震をなくすことはできないので、工学系の「起こったらどうする」についてしっかりやったほうがよい
    • (木村氏)どこが危ないか警告を出すのは物理学がベイスの学者が多い。私のベイスは地質学で1-2万年前というのは昨日のような時間的感覚。地殻の変形率から判断すると、少なくとも向こう30年は首都に大地震はないし、東海・東南海・南海でもないと思う
    • (宮崎氏)房総半島や伊豆半島の近辺が危ないと木村氏はいっていたが、となると首都圏も影響を受けるのか
    • (木村氏)八丈や小笠原の場合は太平洋プレイトの境界がそのままストレイトに接しているためで、首都が影響を受けるという意味ではない

 

  • (ゲラー氏)予知研究で予算をもらっている人はまじめに研究をやっていると思うべきではない。地震予知は一部の研究者の「打ち出の小槌」でスローガンに過ぎない。その人たちの特権で予算が出され、好きな研究をやっている
    • (木村氏)私はもらってません
    • (勝谷氏)原発村と同じで彼らは「地震村」
    • (ゲラー氏)原発村と地震予知村は手を組んでおり、原発村はビジネスモデルとして「原発は安全」という
    • (勝谷氏)地質学者はかつて貧乏だったが、地震予知で予算が下りるようになった

 

蛇足

  • 地震予知で血税をつぎ込む余裕があるならば、借金の返済に回したほうがよいということかw
  • 元自衛官の志方氏はP波とかS波とかよく勉強している印象。それに比べてわが国の現役防衛大臣は..。こんなところにも制服組と背広組の差がw