pickles探偵デカゲロくん 第九話~連続放火事件~ | 怜菜のブログ

怜菜のブログ

pickles探偵デカゲロくん見てね!

1 警察からのお願い


プルルルル

電話が鳴っている。誰も気づかない。

プルルルル

「ん?」

デカゲロが起きた。

「あ、電話だ。」

「もしもし。デカゲロ探偵事務所長デカゲロです。」

『ピクルス第一交番です!助けてください!隣の家が、燃えてます!』

「今から後輩を起こしてから来ます。」

『よろしくお願いします!!』

「起きろ~!」

「先輩、驚かさないでくださいよ。」

「ぼく、びっくりしたよ。」

「デカゲロくん、クレープ買って。」

「火事になっている家があるんだ!」

「い、今すぐ行かなきゃ。」

「早く!」

「デカゲロくん・・・・・・クレープは・・・・・・」

「今はそういう時間はない!死者が出たら困るんだぞ!」


2 事件現場


「こんにちは。前、助けてもらったうたゲロです。家の中にいたちびゲロさんは無事保護しました。」

「良かった。」

「そして、デカゲロさんに事件を解決してほしいなと・・・・・・もちろん、解決料はデカゲロさんにあげますよ。」

「分かった。で、いつから燃えてた?」

「多分、六時ちょっと前ですね。」

「じゃあ、その時間の防犯カメラ、見せてください。」

「いいですよ。」

二人で防犯カメラを見てみると・・・・・・

「誰も映っていませんね。」

「くそっ。反対側から燃やされたか。」

「先輩、メガゲロがいない。」

「うそ。」

「いないよ。どこ探してもいないの。」

メガゲロはクレープを買いにかえる商店街へ。

「メガゲロ!くん!

デカゲロとなかゲロの「メガゲロ!」ととくゲロの「メガゲロくん!」の声が重なった。

「あ、このシュガーバターと、チョコアイスと、いちごクリーム。」

「メガゲロ!何でここにいるの?」

「クレープ美味しいから。」

「あそこで火事が起こってたんですよ!」

「あそこでも起こってるよ。」

「え?」


3 事故現場②


メガゲロが言っていた「あそこ」に行く。そこはピクルス商店街の中華料理店「蛙将」だった。ずっと前、紅とかきゲロがデートした場所。

「大丈夫ですか!?」

「わぁ~」

みんな一斉に逃げてくる。

「とにかく、火を消さなきゃ。」

「水を下さい!」

デカゲロたちは水がいっぱいありそうなフルーツジュース店へ。

水が入ったバケツが来た。デカゲロは火事の所へバシャーン。

「先輩、消防車。」

ウィ~~~~~~チリンチリン

そして消防車の水はブシャー火の所へ。燃え上がる蛙将。

やっと火がおさまる。

「まさか!」

「あ、生きてる。」

「ううっ。」

そしてこのシェフも保護。

「まさかって思いましたよ。シェフが倒れている時。」

「今日は事務所に戻ろう。」


4 これが本当の「まさか!」


びっくりしましたよ。

「ねえ、何か、焦げ臭い。」

「あそこ、燃えてる!」

「まさか!」

そう、遂にデカゲロ探偵事務所も。しかも、玄関ドア近く。

「くそっ。逃げられないなんて。」

「先輩、ぼくたち、死にますよ。」

「電話!119番!」

『デカゲロ探偵事務所も火事ですか?で、今四人いるんですね。』

ウィ~~~~~~~~チリンチリン

辺り一面が焼き尽くす炎。

「水!」

「キッチンの水をおもいっきり玄関へやってください!」

ブシュ~~~~~~

消防隊の水で何とか炎は消えた。しかし、玄関のドアが無くなった。

「まさか!嘘・・・・・・あの百万円のドア・・・・・・」

そのドアはデカゲロ探偵事務所一周年の時、まだメガゲロが入ってない時になかゲロと二人で買ったもの。

「嘘・・・・・・」

デカゲロは泣きながら叫ぶ。

「絶対に、絶対に犯人を捕まえてやる!絶対に百万円を取り返してやる!」


5 絶対に・・・・・・


「先輩、あのドア、絶対に取り返しましょう。」

「テレビ見よお!」

のんきなメガゲロはリモコンを持っている。

「こら!メガゲロ!」

『かえる県ピクルス市で連続放火事件が起こったそうです。ピクルス市の民家、frogホテルの蛙将、あの有名探偵デカゲロさんの事務所、デカゲロ探偵事務所が燃えたそうです。

民家にいたちびゲロさんに話を聞いてみます。

「なんか、突然焦げ臭い匂いがして、気がついたら辺り一面炎だらけだったんです。」

とのことです。警察はまた起きないようにピクルス市周辺をパトロールしています。』

「ぼ、ぼくって有名探偵なの?」

「先輩、今から手がかりを見つけましょう。」

「張り紙をつくろう。」

「はい!」


6 誰か知っている人はいるか


「出来た!」

「貼りに行きましょう。」

デカゲロたちはピクルス市のいろいろな所にペタペタ。

「誰か、知っている人、いるといいね。」

プルルルル

「はい。」

『誰かが、家を燃やしている所、見たんですよ。』

これはミニゲロの声。

「ミニゲロくん、本当?」

『うん。何か、水色で、前にも事件起こした人。えっと、メガゲロくんの殺人未遂事件起こした人』

(まさか、またマリン!?)

「わかった。ミニゲロくん、ありがと。」

『じゃあね。』

「先輩、犯人、誰ですか?」

「マリンだよ前、殺人未遂事件起こした。」

「じゃあ、逮捕しに行きましょう。」

そして、マリンは再び逮捕。禁錮二十年の刑。



デカゲロくん ←読者登録できます!